夢を見るのが好きです

夢って本当に面白い。

忘れられないのは、小学生の時、マイケルジャクソンにダンスレッスンをしてもらった夢。実家の倉庫の中で、私も英語を使って会話をしてた。あの日は起きたあと、学校でもみんなに自慢して
「いまやってみたら出来ちゃったりしてな?」
って、からかってくる男子の言葉を本気にしたら、ムーンウォークもどきの動きがほんとにできるようになっていた。
いちばん最近でいうと、ある美術館で日本語を話すリンダペリーと少しだけお喋りをしていた。
「あなたのアルバムの2曲目が好きなの!」と言うと、彼女はスーッと湯気がのぼるみたいに薄ーく消えてしまって、そこでびっくりして目が覚めた。もしあそこで「3曲目が特にいいわね」なんて言ってたら、もっと色々お話しできてたんでしょうか…

他にも、忘れられない夢はもっともっとたくさんある。毎日、『夢日記』をつけてた時期もあったけど、だんだん日常との区別がつかなくなって、どれだけ寝ても、寝た気がしなくなってきたのでやめた。
楽しい夢ってアイロンみたいなヤツだよなぁ、ってメモ帳にも書いてあった。”ヤツ”って言い方があってるかどうかはわからないけど、たとえ、どんなにたくさん泣いてふやけた皺々の顔でも、一晩寝たらすっきりさせてくれる。涙も汗もすぐ乾いちゃうくらい心がカラッとしてるのもおかしな話。「寝たら忘れる」、まさにその通り。
その逆で怖い夢も見たりもしますが、そういうのも含めて全部現実ではありえないことだから忘れられるわけがない。自分が絵本作家にでもなれたような気分にしてくれます。

本当に夢って面白い。だから、私、寝るのは大好き。

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