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「親が教える、でなくて、親が無関心、でもなくて、親もよくわかってなくて、なら一緒に知ろう」っていう時間のこと

こんにちは。
FABコミュニティ「CO-SAKU谷」です。コーサクダニ、と読みます。
ただいま、下北沢駅徒歩5分のところに「シモキタFABコーサク室」を立ち上げるべく、絶賛準備中であります。
まだ機材も道具もなくて空っぽだけど、連休中にはたくさんの人に来ていただこうと企画をいろいろ考えていたのですが、緊急事態宣言を受けて、すべて開催延期としました。

4月25日(日)に予定していたパソコン解体ワークショップ「パソコン自作への道<解体編>」も延期することに。でも、先日の雑談編に参加して、自分たちの自作への道を先に進めたくてウズウズしている中学生たちと、そんな彼らとワイワイやりたい大人たちは、「それならオンラインで話そう!」となりました。コーサク室とそれぞれの自宅から、パソコン自作談義、スタートです。

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実は、ワークショップ開催延期とオンライン雑談のお誘いをご連絡したら「それなら、私も横で聞けるわ〜」という保護者の声がありました。パソコンの自作は、それなりに費用がかかります。子どもたちから資金援助要請を受けたお父さん、お母さんは、それがどんなものなのかわからず、また子どもたちの本気度もはかりかねて、心配になっていたようなのです。

実施後、参加者のお母さんから、こんなメッセージをいただきました。

参加した他のお母さんたちが、息子のスペックが爆上がりのことに気づいたようで、有意義だったようです。子どもたちはもちろん楽しかったです。
うちの夫も初参加で、息子の考えていることがわかったようです。

うひゃー、嬉しい! 
中学生たちとオンライン談義を楽しんだ大人たちに、この嬉しい声を伝えつつ、「で、どんな感じだった?」と聞いてみました。

・子どもがやりたがっていることに、親が興味を持ってくれている
・子どもたちは、自分の考えていることを、親の前でもさほど臆することなく話せている
・保護者からも「ちょっと聞いていい?」と気軽に質問が投げかけられた
・保護者は「ただ横にいるだけ」ではなく、参加していた

なるほど。
今回、親が教える、でなくて、親が無関心でもなくて、親もよくわかってなくて、一緒に知ろうとしてる、という状況が起きていたようです。

中学生くらいの年齢になると特に、子どもが興味を持つものに対し、親の知識や技術が追いつかなかったり、一緒におもしろがることも難しくなってきます。「子どものやりたいこと」を真ん中において、「子どもと保護者が、一緒になって知ろうとする」ことは、保護者にとっては、子どものやりたいことや考えを知ることになり、子どもにとっては、背景や考えを共有しながらどんな応援が欲しいのかを伝えられる。たとえば子どもたちから資金援助要請があったときも、このプロセスを共に経験していたら、互いの判断に納得できそうです。

年齢を問わず「共に経験し、共に楽しみ、共に学ぶ」こと、めちゃ大事だなあと改めて実感した日でありました。親も「よくわからない、ちょっと聞いていい?」って言っていいんだよ〜(と、ホッとしている、母のひとりごと)。


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