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答えのない答え

「あのさ、それぞれの人間に付いてるガイドたちって、その場しのぎの嘘で誤魔化していることが実際にあると思う。」

「え?」

「例えばだけど、安倍さんを殺した犯人の動機を見えない存在に聞いたとする。
教えられた人間たちは、もちろん、そういう存在の話を信じているし、その人にとっては嘘じゃないから真実。
他から得た情報が自分の聞いたのと合致したら信憑性はあるけどね。
でも私はそれすら疑わしいと感じる最近。
口裏を合わせたら何とでもなる。

それは人間の世界でも同じじゃん?

メディアでも同じことが出来る。
みんな分からないからメディアを頼って信じる。宗教だって似たようなもんだと思う。

それが見えない世界なら尚更、
人間は見えない人が大半で、死んで帰ってくることは出来ない。
宇宙が本当に叡智かどうかなんて、真相は確かめられない。
だから、交流した見えない相手の情報を信じるしかない。」

「でね、私って馬鹿だから信じたんだよね。
相手を信頼していたから。
見えない存在って案外下世話で、人間界と大して変わらないってことがよくわかった。

真実は容易に変えられるんだよ。
でもみんな気づかずに過ごしてる。
きっとそれで良いんだよ。
その方が良いんだよ。
気づいてしまったら、みんな心を失ってしまう。」


「神社に行った方が良い、行かない方が良い、どうしてそこに相違があるんだと思う?」

「どっちも真実だからだと思う。それぞれの人間の相性もあるし、見えない存在たちそれぞれの思惑もあったりする。それに発信者の思想や感情も絶対にある。

見えないところの情報を発信するのは勝手だけど、重要なのは受け取る側だと思う。

受け取った後、それをあえて他者に発信する必要は無いのかもしれないと感じてる。自分の解釈と他者の解釈は確実に違う。

そうそう、SNSみたいに。

自分の解釈を見せびらかす必要性って無いんじゃないかな。」

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