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ほとんどの女性が毎日するメイクを「落ちにくく」すればそれは医療行為?

1月29日はツイッターのトレンド5位に「メイクの悩み」が入りました。
 
それだけメイクに悩む人が多いと言う事。うまく描けない、何が似合うか分からないなどもありますが、やはり多いのは「毎日面倒くさい」「時間がかかる」「崩れる」「落ちる」などでしょう。また、「老眼で見えなくなってきた」もポピュラーです。
 
コロナでマスクをしている時間が長くなったものの、では「顔が半分隠れているからメイクはやめる」「リモートワークだから化粧はしなくていい」となったかと言えば、そうではありません。
 
顔を見られる機会が減っても半分顔が隠れてもメイクをするのです。
 
そのためマスクにつきにくいファンデやリップなどが市場を大きく拡大しました。

また、マスクだからこそ「アイメイクに力を入れる」「アイメイクだけでもしていれば何とかなる」と目元のメイクに重点を置く人も増えています。
 
それほどまでに日本では「メイクは身だしなみ」「化粧をしないで人に顔を見せるのはちょっとはばかられる」との意識が浸透しています。
 
日本女性にとって欠かせない日々のルーティンであるメイク、それを保ちつつ時短したいという望みをかなえるのがアートメイクです。受ける人の気持ちのなかでは利便性が優位ですし、受けた感想も「とにかく便利」「楽になった」が圧倒的です。
 
これから団塊ジュニア(1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年)に生まれた世代)の高齢化が待ち受けています。この世代はバブル中で育っており、おしゃれや化粧も「年だから」と止めたりはしないでしょう。この世代はすでに老眼も始まっているでしょうし、今後どんどん進んでいきます。「老眼で見えにくくなったからアートメイクしよう」と言う勢いは高まっていくものと予想できます。しかもそのころには年金暮らし、その年金も減る一方では節約志向も高まります。
 
アートメイクは大きな需要がある産業です。そして今後も成長する伸びしろがまだまだあります。
 
少子高齢化で今後医師や看護師になる人材が減る中で、医療従事者の需要は高まり続けます。
 
医療従事者のアートメイクを否定するのではありません。海外のように一般のアーティストの施術を認めず医療に限定してしまう事で必要で充分な医療が提供できなくなる可能性があるのです。

そして本人が好むかどうかは別として、化粧は「身だしなみ」「毎日するのが当たり前」との意識が強い社会の中で、その延長線上にある「落ちにくいメイク」がアートメイクです。ほとんどの女性が毎日するメイクを「落ちにくく」すればそれは医療行為と解釈するのは、現実に生き生活する女性の意識から大きくかけ離れています。

メイクの悩み