金継ぎチャレンジ #2
金継ぎチャレンジ第2回です。今回は第2工程、接合です。
第1回はこちら。
第1工程の漆固めで断面部分に透漆を塗り、接着のベースができたので、第2工程では破片どうしを接着します。
材料は小麦粉と透漆と水。これらを練り合わせて麦漆(むぎうるし)という接着剤を作っていきます。
へらで掬ってびょーんと伸びるくらいになったら完成。水飴よりも若干固めくらい?
できた麦漆を断面に塗っていきます。
ちなみに、漆は皮膚に付くとかぶれるおそれがあるので、しっかりと手袋を付けて作業しましょう。この後接着していく作業なんかは、めっちゃ手に付きます。
手に付いてしまったときはすぐに洗油(せんゆ。身も蓋もなく言えばサラダ油)で洗います。体質にもよるかもだけど、僕は何回か手に付いたけど直ぐにしっかり洗っていれば全然大丈夫でした。
この工程が全工程通じてたぶん一番大事。ずれて接着してしまうと後の工程や仕上がりにも影響してくるので、慎重に作業します。麦漆がしっかり固まるには2~3週間かかるので、焦って作業する必要はありません。
一通り綺麗にしたら、しっかり乾燥するまでの間、マスキングテープで仮止めしておきます。
作業時間は片付けまで含めて40分ちょっとくらい。作業が多くてなかなか大変だけど、元の姿が見えてきてテンションが上がります。
終わった後は今回も箱に入れて乾燥させます。しっかり固まるまで3週間ほど。気長に待ちます。
第3回に続きます。
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