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岸田首相 国賓待遇訪米の違和感 ~アーミテージ・ナイ報告書

 岸田首相の訪米直前の4月5日、戦略国際問題研究所(CSIS)は「第6次 アーミテージ・ナイ報告書」を発表しました。この報告書は日本の防衛構想に影響を与えるので、とても重要な内容です。下のURLに解説とダウンロード先の記載があります。 

 アーミテージ・ナイ報告書のブリーフィングをしたC会合の動画が、CSISのチャンネルにアップされています。ジャパン・ハンドラーの本音が聞けるのがおもしろいです。興味があれば下のリンクからどうぞ。
 今回はこの動画で、気になった発言を拾ってみたいと思います。


安倍元首相のエピソード

CSISのシニア・アドバイザーであるマイケル・グリーン氏は、安倍晋三元首相のCSISでの発言に触れています。(17:00~)

「第3次報告書は、日本が『ティア1国家(a tier one nation)』であり続けることを望んでいるのか、それとも『ティア2国家』の格下げを望むかを問いかけるレトリックがあった。2012年8月、リチャード(アーミテージ)は、安倍晋三がCSISの会合に来たことを覚えているだろう。議事堂の地下の陰気な会議室で、安倍が最初に英語で言ったのは、「日本は現在も、そしてこれからも、決して『ティア2国家』にはならない」ということだった。その後8年間、彼はそのことを証明し、私たちは今日に至っている。政治的なリーダーシップの支援を受けて、同盟についてよく考え、日本は『ティア1国家』相応の野心を設定する時期に来ている」

【ティア1国家(a tier one nation)』って何?】
Tier 1(第一階層): 世界的な影響力を持つ国々。経済的、軍事的、外交的な観点から高い地位を占めています。
Tier 2(第二階層): Tier 1には及ばないが、重要な役割を果たす先進国。
Tier 3(第三階層): 開発途上国など。

2012年のアーミテージ・ナイ報告書以降、安倍元首相が憲法9条改正に取り組み、日本が軍事的に積極的な役割を果たす方向性を打ち出すしたわけですが、このような密室体質な圧力があることが、グリーン氏の発言でわかります。しかも、CSISはアメリカの政府機関ではなく、民間のシンクタンクですよ~🤮キッシンジャー

 第6次報告書は日本の軍事的役割をグローバル・リーダーシップへ拡大する方向性を示唆しています。岸田首相が訪米した時に合わせて、フィリピン大統領も渡米して、軍事的協力関係を確認しました。次は、オーストラリアと関係を強化するシナリオが書いてあります~🤮キッシー

アーミテージのメッセージ

 リチャード・アーミテージは、ブッシュ大統領(Jr.)時代の国務副長官を務めた知日派政治家で、現在も東アジア安全保障政策に深く関わっています。彼はこんな発言(28:00~)をしていました。

All the folks are familiar with the phrase "show the flag", all would be familiar with the phrase "boots on the ground". Well, there's a new phrase for the Lexicon and that's what we'd like to see are ”halls in the water".

 「ショー・ザ・フラッグ」というのは、911テロの時にアーミテージが「一緒に闘え」と日本に軍事的連携を求めたメッセージで、国内で対米支援ムードを盛り上げた言葉です。「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」は、イラク戦争開戦時に、多国籍軍として自衛隊派遣を求めたメッセージでした。
 そして今、「ホールズ・イン・ザ・ウォーター」を見たいという新しいメッセージを出してきたのです。これは、紅海の安全保障のために闘っているアメリカとイギリスに対する軍事的支援を、日本と台湾に求めるものです。訪米時に、岸田首相はなんらかの約束をさせられたはず…🤮🤮キッシー

こんな日本に誰がした!

 日本を属国としてアメリカに差し出した政治家たちは誰か。そして、これまでどおり日米同盟に従っていると、日本はどういう危機に陥るのか。国際政治アナリスト 伊藤貫氏の解説がわかりやすいので、おすすめです!

日本のインテリジェンス強化

 日本の情報収集に関して、報告書は総合的な情報部の設立を提案しています。この部署は、ファイブ・アイズ(米英加豪NZ)に匹敵するレベルまでの情報収集レベルを求められています。
 CSISにご指摘を受けるまでもなく、将来的に対米従属を離れ、永世中立国を目指すためには、近未来型情報機関は必要ですね。戦争屋たちに日本を破壊される前に、未来から情報をもらってロードマップを作成しましょう😆

情報機関の祖は聖徳太子

 聖徳太子は、情報収集において画期的な遺産(結界/通信ネットワーク)を残しました。超能力をもった情報部員(修験者)を使う手法や戦略は、近未来の情報機関の参考になり、その遺産は現代においても活用されるてしかるべき🤫

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