ありがたい横断歩道でのお声がけ&嬉しい情報

#視覚障害者が嬉しいと感じた配慮
#白杖 #障害理解

出かける頻度は少ないのに感謝に堪えない。

近くの慣れた横断歩道だったが、信号が変わるのを待っていたら若い女性が「こんにちはー」

え?(私の横にすっと近づいて声をかけてくれた気がするが…こんにちは?誰に?)と思ったらやはり私に声をかけてくださっていたようで、「信号、青になったらよかったら一緒に渡りましょうか」

音響信号であるしいつも慣れている短い横断歩道なのだが、声掛け大変嬉しく、慣れた場所とはいえいずれにせよ大助かりなのでお礼を伝え一緒に渡って頂いた。
家を出た途端、今日は日曜日とはいえ(この出来事があったのは2月11日の土曜日だった)、やけに人が多かった。「今日、何か人多いですね?」と話しかけてみたら、「そうなんですよね。春節が終わったので、中国からの観光客の方が特に多いんです」

へ~そういうことだったのか。家の近くの混雑状況の理由を知った。
ここ周辺は中国の観光客はもともと多いし、すれ違う人の言葉が中国語であったりすることもまったく珍しくはない。視覚情報がないと、街を歩く人たちの割合まではわからない。こういったふとした瞬間にひとのあたたかさ、声から教えていただける情報、本当に嬉しく、ありがたい。


横断歩道を渡り終えた後「今、渡り終えました」と教えて下さり、お礼を言うと「それでは。自転車にお気をつけて!」と言って、小走りに去って行かれた。
声の感じ、話しかけ方受け答え方、去っていくときのささっとした動きなどからも、近くの店の接客従業員だったのかもしれない。
そして溌溂とした若いかわいらしいお声だった。

ちなみに、なぜ最後が「自転車にお気をつけて」だったのかというと。
私の家の近くの歩道は自転車通りが多い。その上、実際今日は自転車の行き来が特に多く、私の白杖に気付きすれすれで避けて下さるような方も、短い道中でも何名かおられたようだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?