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3.時短梱包法! 要期限商品の巻

3.5 要期限商品の納品


新納品プランに変わったことで、賞味期限について厳しいルール化がなされています。納品に関しても注意しなくてはならないことがいっぱいで。

厳密に対応していこうとするとめっちゃ大変なのですが、要期限関係の不備は、アカウントヘルスに多大な影響を及ぼすと言われています。どんな点に注意するべきなのか。紛らわしい点について解説加えて記載していきます。パートナーキャリアじゃなくて複数の箱をまとめて1箇所の倉庫に送付する配送契約(飛脚カンガルー便等)を結んでおかないと間違いなく経費が増大します。というか必須ですよ!!

3.5.1 基本的なルール

・倉庫着から60日以上の賞味期限があること
室温で保管できるもの
・消費期限までの期間が45日以下となった在庫は自動的に「廃棄」
期限が確認できる表記があること

この辺りはもうがっちり管理されます。間違って送付するとアカウントに響いてくる恐れがあるので気をつけましょう!
賞味期限が倉庫着から60日以上っていう点も注意です。ギリギリなやつは、倉庫に到着するまでの輸送段階で期限切れちゃうこともあり得るので、余裕をもった発送が必要です。

3.5.2 期限の表記方法

A.表記方法のルール
①日本語で
  ②「年→月→日」または「年→月」の順で表記
  ③ 消費期限 または賞味期限かわかるような記載で
※「年→月」の表記の場合、表記されている月の末日を期限として設定

海外の商品では、日→月→年の表示になっているものがあります。日本語でそのように表記している内容が示されていれば問題ありませんが、これがないと不備になりますのでご注意ください。できることなら手間でもハンドラベラーで日本の表記方法で示していくのが安全です。

実際。日本と海外の賞味期限記載方法を比較すると恐ろしい場合があります。(2023年2月1日を基準として)

日本 年→月→日で、23.10.22
海外 日→月→年で、22.10.23

と記載されることになりますよね。これって、両方とも賞味期限はきれてないわけです。当たり前なんですけど。

ただ、22.10.23 とだけ書かれていたら賞味期限切れてるじゃん!って購入者としては思うわけです。海外製で賞味期限が日→月→年として記載がなければ返品!!って話になってもおかしくないです。

B.同じ商品のセットで、賞味期限が同じ場合
同じ商品で、賞味期限が同じ場合は、全て見えていてOKです。
むしろ全て見える状況にして納品しなくてはいけません。
この場合は隠す必要性はないので、全ての商品の賞味期限が見えるようにして納品します。セット組で見えない状況になってしまうのならば表示が必要です。

C.同じ商品のセットで、賞味期限が異なる場合
一番早く期限を迎える商品の期限を外から見える位置に掲示 ※異なる賞味期限が確認できてはならないので写真のような場合は、一番若い賞味期限以外を隠さなくっちゃダメです。

添付写真のような状況は不備の例です。

Amazon出品大学より添付

セット品の場合、賞味期限を全て見えない状況(不透明袋)で梱包して、ラベラーで「一番早く迎える賞味期限」を表示していくのが時短になりますね。

D. 違う商品のセット品で、賞味期限が異なる場合
いわゆるアソートセットですね。
一番早く期限を迎える商品の期限を外から見えるように表示し、袋の中に入っている商品の賞味期限を見えないように隠します。

違う商品であれば賞味期限が異なるのは当たり前なんですけど、おそらくFBA倉庫のスタッフさんがセットされた商品の賞味期限を全て確認することが困難なので、Bとは矛盾するようなルールになってるんでしょうね。

Amazon出品大学より添付

3.5.3 プラン作成時の注意事項

新納品プランでは。同じ商品で、賞味期限が違うものは同プランでの納品はできなくなってしまいました。これがとても厄介です。

たとえば以下のような商品が到着したとします。
これを把握するだけでも手間なんですけど・・・

商品の到着時

以前までは全て同じプランで賞味期限が違うものについては別のダンボールに梱包したらよかったのですが、新納品プランでは以下のようなプランにする必要があります。

プラン作成例

プラン分けるだけでも手間だし、すべての賞味期限を確認するのも手間ですよね。が、これをやらなくてはなりません。

※もちろん、各商品の期限を揃えてプランを4つ作るでも良いです。
A①、A②、B①、B②で4プラン。ただ、箱数は確実に増加します。

3.5.4 梱包時の注意事項


ダンボールへの梱包は、3.5.3の1プランを3例、表示しておきます。

全て同じダンボールに突っ込む!

パートナーキャリア使っている方はこれが一番です。ただ、商品破損リスクは大きくなります。また、要期限商品以外の通常品を一緒に梱包することは規約違反になりますので気をつけましょう。

続いて

それぞれの商品毎に輸送箱

商品毎にそれぞれのダンボールに収めて納品。これが一番管理しやすく、やりやすいと思います。かつ、アマゾン倉庫についた時もスムーズに受領されやすいです。←倉庫スタッフが一番確認しやすい方法にしておく

電脳でも店舗でも。卸からでも。仕入れた時に、こんな状態で届くことが多いです。ので、ダンボールを購入して入れ替えることなく、商品ラベル等を貼り、再度元に戻す(中身出さずに、ダンボールを開けて、作業できる場合もある。)ことで梱包が完了させられます。パートナーキャリアではなく、複数のダンボールで同じ発送先への輸送料が安い契約を結んでおくほうが良い!と記載している理由はここにあります。

続いて

商品を混載

A商品を詰めていたらダンボールのスペースが余って、B商品を混ぜる。きっちり詰めて、輸送箱2に残りを入れる。これも梱包方法としてはOKです!
結局2箱にはなるわけですが💧

商品が届いた時のダンボール等、ダンボールをリサイクルしていくとこういった状況はあり得ます。が、同じ商品の賞味期限が揃っていれば、混ぜて梱包することも可能になります。わざわざ混ぜる必要性もないですけどね!

3.5.5 新納品プランでの時短納品法

旧プランに比較したら。絶対に時間かかります。けど。使わなきゃならないですしね!

時短をすることを考えると、要期限商品についてはいつまでの期限のものが何個あるのか?を把握しなくてはならず、これはとても時間がかかることになります。ただ、要期限商品を扱う場合の宿命。工夫をしてこの手間を省いていきましょう。

私が考えられる時短方策は3つ。

① 仕入れ時に賞味期限を揃える
電脳でも、店舗でも。仕入れる時には諦めずに同じ商品は賞味期限を揃える努力をしましょう。これが後々大きく響きますから。一番時短する方法と言っても過言ではないですよね。仕入れ時に期限と数を把握して、プラン作成しておけばいいわけです。
やはりケース単位での仕入れが一番揃えやすいと感じます。

②プライスターでプランを作成・梱包を完了させる
プライスターはプランをコピーすることがとても簡単にできます。納品プランの商品数を修正して新しいプランを作成するだけなら数秒で完了しちゃいます。もし賞味期限が揃っていなかったとしても、コピーして数量調整していきましょう。もし倉庫が違ったら再度やり直してみましょう。納品に関しては右に出るものがないと思うぐらい、簡便なシステムですから、利用しない手はないですね!

③セラーセントラルで賞味期限だけ入力する
賞味期限入力については必須になっちゃいます。プライスターさんにこの機能が搭載してくれれば!っとは思いますがw。
今はないので、セラーセントラルでちゃんと入力しておきましょう。
(全力で対応してくれているってことなので期待して待ちましょう♪)

④詳細入力をしない
その後は、どの箱に何を何個入れたのか?を詳細入力する画面になりますが、「Amazonが手動で輸送箱の中身を処理する」を選択することで、入力せずに納品箱の数、大きさ、重さを入力することで完了できます。

3.5.6 まとめ

さて。要期限商品の納品について。
私たちコスモアクトでは、記載した内容で、パートナーさん達と、プラン作成方法、要期限の入力方法、梱包方法についての研修を行いました。

正直みんなで悲鳴をあげました笑
えー!めんどくさーい!という。

でもしょうがないんですよね。こればっかりは。ルールの変更ですし。
文句ばっかり言っててもしょうがないですし。

仕入れ時に賞味期限を揃えること

が何より大切なことだと思います。そのための努力を惜しまないことが後々自分たちを苦しめないことにつながると感じます。

そして、どうしても箱数が増えちゃうので。
パートナーキャリアではないまとめて1箇所に送付するとお安く送付できる契約必須です。

そんなの契約持てない・・・。って方は、私にご相談ください。
別の方法をご案内致します♪

最後に。新納品プランでの対応をフローをまとめたマインドマップをリンクしておきます。こちらからどうぞ♪

何かの役に立ったら嬉しいなと思います!



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