トークにするには文字数が足りない(amazarashiの新曲を聴いて欲しいだけの話。)



amazarashiの新曲がいいんだ。
みんな聴いてくれ。



忘れない 悔しさも 屈辱も  胸に飾って

とか

断ち切るには眩し過ぎた 未来へ、足掻け

とか

終わらすには失くしすぎた それ故、足掻け

とか ぐっとくるところ たくさんあるんだけど、私の中で ぶわぁぁぁぁって感情が湧き上がったのはここ。

掴んだものはすぐにすり抜けた 信じたものは呆気なく過ぎ去った
それでも、それらが残していった、この温みだけで
この人生は生きるに値する


一行目は「はいはい、またそんな感じね」って使い古されたような言葉なのに、「そうやって欝々とするわけね」って蔑みたくなるような言葉なのに。
それに続く言葉たちで、こんなにも世界が晴れやかになるなんて。
今何もなくたって、それでも駆け続ける理由にしていいなんて。
すごくないですか、もう、すごくないですか!!!!


amazarashiは結構ネガティブな曲が多いと思われているんだけど、鬱屈としたところから這い上がろうと肚の底から叫んでいる曲もいっぱいあって。
私はその両方が好きで。
なんにも言い訳しなくて、自分の現在位置をぐっと見つめて、受け止めている、あるいは受け止めようとしている、そんな気がして、そういうところが好きで。
それって私たちの闘いでもあるから。私たちも同じように、這い上がろうとしているから。だからその姿勢に勇気づけられる。

で、今回、『雨曝し』という名の彼らが、『既にもう 雨は上がっていた』と歌った。
それは もう、ほんとうに ほんとうに、すごいことだと思うのだ。
『僕らは雨曝しだが、それでも』という思いでバンド名を名付けた彼らが。
『土砂降りの雨の中 ずぶ濡れで走って行けるか?』と決意を新たにしていた彼らが。

その雨が上がったのですよ。


だからと言って何かが変わるわけでもなく、この曲だっていつも通り、とてもamazarashiらしい。
最近の自分に感じていた違和感を、ざっと取っ払って否応なしに背中を押してくれた感じ。

有限 有限 残り僅かな未来だ それ故、足掻け


そうだ、足掻こう。
空に届くまで。

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