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2018年7月の記事一覧

7時半25℃が、
1時間移動すれば30℃よ。
もう若いのも年嵩のも、
挨拶は定型化。
今年の野外びとの焦げ具合に、
もはやワシらは
追いつきようがない。
誰もが、水水、塩塩、糖分糖分、
飲め飲め、食え食え、寝ろ寝ろ。
冷房に鈍る野性。
炎天に輝く自然。
越冬ならぬ越夏だの。

山と田んぼの緑の
濃淡の鮮やかさ。
つとレンズ越し、
ほんの10センチ上を見上げれば、
こんな暑さにふんわか七色。

ここに生きれば、
大海のすべて。
泳ぐも溺れるも、
そこから抜けるも、
まったくの自由。

でも、ジタバタせずにはおれぬ、
条件反射的行動。
愛でも恋でも、
執着だろうが、
懸命なことに変わりない。
今晩見かけた一コマ。
G.マクドナルドの『軽い姫』。
何とはなし、
思い出した。

あと6時間足らずで、
皆既月食。
次は2021年5月26日らしい。
欠けてゆくさまを
のんびり眺めたいね。
…起きられたら、ね。

こんな空のある日、
川遊びが盛り上がり過ぎたらしい。
道行く車から
おのれの裸を隠すため、当てた葉っぱが
よりにもよって、ウルシだった。
野山や海川でやんちゃしてた
あの子らももう高校生。
カンカン太陽とアスファルトに
灼かれて通う夏休み。
この日もその日も、
またとない一日。

熱中症のほか、
低カリウム血症・水中毒・夏血栓など。
今年の夏は、
まったく油断ならない。
元気に振舞っていて、軽そうでも、
視界が変、返答が遅れる、おしっこが出ない、
表面の体温低いのに暑がる、頭痛、嘔気…。

まったく油断しちゃいかん。
身体の声、
ひとのことば、
聴こう。

いま、
有り余るほど湧いてくるこの力は、
あなた自身で汲み出しているのだよ。

あなたが
どんなに打ちひしがれ、
窮地に立ち
震えていても、
すべてあなたから
湧き出すのだよ。

おなじ確信を、
わたしはこの手を通して
これから伝えていくのだ。

あの頃のあなたのように。

透かし見て、
わたしが同じ模様になる。
つい眼を奪われるまで、
全くつまらない事で、
光の粒々にも
味わい深い濃淡の影にも、
心は固まってしまうこともある。
世の中に色々様々があることの
しあわせ。

この夜も屋根で涼む。
背中に感じる彼ら。
もう松もソテツも離れがたく、
あるのだなぁ。
このちょっと不細工な様子が、
なんともいとおしい。
午後に見つけるまで知らなかった。
ああ、月が少し膨らんだ。
さて、一緒にこれからも暮らそうな。

やけに明るい。
流れ星4つ。
あわてて引っ張り出してきたレンズ越しに、
灼かれるほど輝く月。
もう一度、この眼で確かめる。
そこから空全体へ目を移すと、
星をたくさん捕まえられる。
そこから出て、上を見るだけ。

ひと月経って、
岩場を駆けずる夜景が浮かんだ。
本気で潜んでいるのだな。
こういう懸命さに
銀河が背負われてるのが、いい。


星々はあるのに、見えない。
三角屋根の上で、火星が重たく灯ってる。
安心のための光が、
本当に見たい夜空を衝立てる。
それでも、
昼間の熱が静まった。
せせらぎの二重奏。
奥まで届く微風。
なにも求めなくても満たされる。
いくつか深呼吸して、眠ろう。
おやすみ。

水位下がった。
とりあえず寝ながら、待機。
誰もが誰かのそばにいますように。