盆に彼岸、月命日。先祖を祀る機会は数々あれど、熱心にお経を唱えることは少なくなった。祖父や祖母、父や夫だったひとに向き合うのに、墓は向いていなかった。胸によぎったその時に記憶の断片たちを噛みしめる方が、今はいないひととのつながりを強く感じる。このとき、流木を積むのはしっくりきた。
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