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「手漉き和紙のぬくもりあふれる小さな原稿用紙型メモ」

こんにちは、現場の前田です。

日頃からお仕事でお世話になっている、大竹雅俊さまと大竹雄亮さまのデザインユニット、PORTさまが、現在、クラウドファンディングを行なっています。コスモテックは、そのプロトタイプ制作の際にお手伝いをさせていただきました。

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手漉き和紙で作る、俳句からtwitterまで対応の『 140文字原稿用紙 』
クラウドファンディング CAMPFIRE


◎「 MEMO-GEN 」とは?

こちらの商品は、PORTさまが企画・製造されているオリジナル原稿用紙メモ帳です。俳句や川柳の五・七・五、短歌の五・七・五・七・ 七という古来より続く日本の定型詩から、現代文法とも言える「 Twitter 」の制限文字数( 140字 )まで対応しており、一筆箋や詩なとアイデアのメモ書きにも使用できます。印刷は活版印刷で刷られ、一枚一枚味わいのあるメモ帳です。

この度の
クラウドファンディングでは、こちらの「 MEMO-GEN 」をベースに、和紙で製作した『 MEMO-GEN WASHI 』の制作を目指しています。


◎ 量産時は「 西ノ内和紙 」を使用!
大竹雅俊さまと大竹雄亮さまご兄弟の出身県でもある茨城県の西ノ内地域でのみ作られる、とても丈夫で、保存に適し、水につけても破れにくい、「 西ノ内和紙 」という手漉き和紙を使用することで、昔懐かしい「 原稿用紙 」をより強く感じられるデザインとなっています。


◎ 手漉き和紙と箔押しのコラボレーション!

『 MEMO-GEN WASHI 』のプロトタイプ制作の際は、越前の人間国宝による手漉き和紙によるもの、原料となる楮( こうぞ )100%のものを使用し、箔押し加工を施しました。

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写真はプロトタイプ作成時によるもの( 和紙は量産時とは異なります )
手漉き和紙と箔押しの組み合わせが神々しい仕上がりに。


高級感のある和紙に緊張しながらの加工。
手漉き和紙独特の紙の凹凸に対して、均等に綺麗に箔をのせることが難しく、凹凸加減も一枚一枚異なるため、慎重に慎重を重ねながら調整をおこないました。

また、使用される和紙は「 耳付き 」とよばれる、紙の四方に耳( 和紙の繊維が紙の端から飛び出していてる )が付いている和紙で、この耳の毛羽立ちがふわふわとしてなんとも美しいのです。

この耳は、職人の方が手でちぎって加工されています!

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紙の周囲がこのように毛羽立っているので、
箔押しの位置はよく見ると少しずつ違った仕上がりになります。


紙の耳の形が一枚一枚異なるため、箔押し位置を平行に合わせることが、加工する上で難しいポイントでもありました。

出来上がった 『 MEMO-GEN WASHI 』は、「 耳付き 」という和紙独特の風合いと繊細な箔押しによって、とても上品でありながら温かみのあるメモ帳となりました。


PORTさまの『 MEMO-GEN WASHI 』クラウドファンディング、
皆様、応援よろしくお願いいたします!!

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手漉き和紙で作る、俳句からtwitterまで対応の『 140文字原稿用紙 』
クラウドファンディング CAMPFIRE


【 箔押し加工 】
有限会社コスモテック 現場リーダー 前田瑠璃
〒174-0041 東京都板橋区舟渡2-3-9
TEL:03-5916-8360 / FAX:03-5916-8362

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