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LeicaM9購入から、気がついたら約3年経っていた


LeicaM9。高い買い物だなぁとドキドキしながら購入した。CCDの描写に惹かれ、赤や青など濃い色については潰れるような写真になるところも少し不器用で良いなと思ってM9を選んだ。

一時はM8の繊細な描写が羨ましく、M9の強い絵に気落ちしていたこともあったし、レンジファインダーで撮りたいと思った当初の気持ちは、目でピントを合わせる限界や速さの問題に打ち砕かれて、M9から距離を置いていた時期もあった。
そして、気付けば使い始めて約3年経つ。

恋人に教えてもらったLeicaM(type240)で撮っている方の写真を見て良いなと思い、色の設定やコントラストをstandardからlow変えたりもした。
そうするとM9の色も線も濃く力強い写真から、少し繊細で薄い写真になって楽しかった。

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半年くらいそうやって撮っていた。
コロナ禍となり、思い出した時に家で犬を撮る日々が続いた。いつ撮っても可愛くて可愛くて(笑)デジタルだから枚数を気にせず撮れて良かった。


最近になって、あんなに気に入っていたはずの色の設定を変えて撮ることに少し違和感を覚え始めた。違うカメラの面影をただ追っていただけなんじゃないか、と。他のカメラに寄せた設定は、もしかしたらM9本来の"らしさ"を奪うものだったかもしれない。そう思って最近はまた設定を戻した。

どの設定でも、いつ撮っても、M9の写真は綺麗だなぁと思う。写真自体が下手だから人には言えないけど、いつもそう思う。カメラもレンズ(Carl Zeiss C SonnarT 1.5/50)も個性的だからか、手持ちのNikonで撮る写真とは雰囲気が違う。
良い色で撮れるからと言って、良い写真にならないことは、買ってからずっと写真を見るたびに痛感している。
ピントが合わなくて、シャッターチャンスを逃すことも多々ある。明るい場所で撮ろうとすると、反射で二重像が見えず、そもそもピントを合わせられない時も。
ISOも800以上は使いたくないし(本当は全部200くらいで撮りたい)、不便さはあるし、持ち出す際にも気を遣うカメラだけど、それでもM9で撮りたいなと思う。
だから、買って良かった。良いカメラです。

あとは、50mmでずっと撮っていたので、そろそろ広角レンズが欲しい。
画角を変えたい!!!と強い始めた。
ギターを買ったりしてお金がないので、いつになるか分からないけれど、広角レンズ買いたいなぁ(笑)

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