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農福連携の街 藤沢

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藤沢市は農福連携の街になる可能性を秘めているんじゃないか、と言う記事のまとめ。農と福祉から生き方や暮らし方を考え直す。
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記事一覧

最強の就農術? 独立就農VS就職就農 さらには組織規模による違い

最強の就農術? 独立就農VS就職就農 さらには組織規模による違い

昨日、新農業人フェア 農業就職・転職LIVEのセミナーでお話しさせてもらいました。下記なかなか物々しいタイトルです。

「工学部卒自転車トップメーカーから農ある暮らしで得た感動」
~サラリーマン農業3年目の哲学~

↓↓セミナーの様子はこちらから動画でも見られるそうです。↓↓

(※私の出番は1時間~1時間30分あたり)

「非農家、非農学部、非農業系会社からの転職」「サラリーマンで農業をしている

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農キャリアトレーナー育成講座

農キャリアトレーナー育成講座

農キャリアトレーナー育成講座とは、「農を使った就労プログラム」の提供ができる人材を一から育成する講座です。農業の技術・知識、農作業を利用した指導のやり方、さまざまな背景を持つプログラム受講生への接し方を身につけています。農キャリアトレーナーとは当園の独自資格です。

対象福祉職の方、自治体職員の方、
これから農業を仕事にしたい方など

学べる事農業技術

『自然栽培』に特化した栽培を学べます。ある

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医療や福祉と農業。様々な可能性

医療や福祉と農業。様々な可能性

コトモファーム会員 上級者コース7期生
廣部さん 医師

健康の基本は食もともと今の職業の医療と農業とが結びつく必要性を感じていました。健康のもとはやはり「食」ですから。今の医療があまりにも薬とか検査・手術に頼りすぎているので、もっと人間の基本にある自然治癒力を強化する方向にいかなくてはいけないな、それにはやはり、「食」、が基本になるんじゃないかな、とずっと思っておりました。

今の医療は、科学の

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色々な形の農福連携とそれぞれができることのまとめ

色々な形の農福連携とそれぞれができることのまとめ

11月と1月に農福連携に関する講演会を藤沢市と一緒に開催いたしました。

のべ450名ほどの方にご参加いただき、農業と福祉の連携に多くの方が関心を持たれているのだなと感じました。

私は農スクールのスタッフとして農福連携に4年ほど前から携わっていますが、特にこの1年は農福連携に関してとても考えさせられることになりました。

農福連携に携わる中、いつも感じていたことがあります。

それは、農業と福祉

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【終了】1月18日(土)13時〜15時 農福連携についての講演会を行います【参加無料】

【終了】1月18日(土)13時〜15時 農福連携についての講演会を行います【参加無料】

こんにちは。

先日、農福連携の講演会を開催し、250名ほどの方にご参加いただけました。ご参加いただいた方や、紹介をしていただいた方、大変ありがとうございました。

続いて第2弾として、1月18日(土)に、「新しい福祉を農業から考えてみませんか?」をテーマにした講演会を橋本大二郎氏をお招きし開催します。

お話をするのは、前高知県知事の橋本大二郎氏、当団体農スクールの代表である小島希世子となります

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「農で輝く!ホームレスや引きこもりが人生を取り戻す奇跡の農園」をお読みになった方へ

「農で輝く!ホームレスや引きこもりが人生を取り戻す奇跡の農園」をお読みになった方へ

ありがたいことに当農園の代表である小島が著した本「ホームレス農園」の増補版「農で輝く!ホームレスや引きこもりが人生を取り戻す奇跡の農園」が発売されました。(以下略称「奇跡の農園」)

本を読み、こちらのページへたどり着いた方、大変ありがとうございます。当園のことに興味をお持ちいただき、とてもうれしいです。

しかし以前、「ホームレス農園」が発売された際、本の中では「NPO法人農スクール」と「株式会

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自分の人生を変えた本の増補版に、自分が登場する話

自分の人生を変えた本の増補版に、自分が登場する話

「ホームレス農園」を読んで人生が変わった。よく、「この本を読んで人生が変わりました!」なんて言葉を目にすることがあります。

「おいおい、本読んだだけでそんな簡単に人生変わらないだろ」といぶかしむことも多いのですが、よく考えたら自分も本で人生変わっていました。しかも結構、目に見えて分かりやすく。

モテモテになったとか、お金持ちになったとかはないんですが、少なくとも「ホームレス農園」(小島希世子著

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【フォーラム終了いたしました。ありがとうございました。】畑の上から考える、働くことと福祉

【フォーラム終了いたしました。ありがとうございました。】畑の上から考える、働くことと福祉

2020年2月4日追記
11月16日と1月18日どちらのフォーラムも終了いたしました。のべ450名ほどの方にお越しいただけました。ありがとうございました。

0、こんなことに興味がある方農業や、福祉、障害を持たれた方の働き方、引きこもり、女性の働き方、また起業などに興味がある方に以下読んでもらいたいです。

実はこの度、11月16日と1月18日に、弊園えと菜園と提携しているNPO法人農スクールで大

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農福連携入門講座を始めます!

農福連携入門講座を始めます!

これまで「農福連携の街 藤沢」と言ってまいりましたが、えと菜園と提携している団体、NPO法人農スクールが藤沢市と協働で農福連携入門講座を開くことになりました!

・農スクールとは?
生活保護受給者やニートの若者達が、“農”を通じた様々なプログラムを体験を通して『やりがい」や「仕事観」「自己肯定感」を得ながら、基礎的な農業のイロハを学ぶことで、農業界への就労機会を生み出していく取り組みです。

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農福連携についての整理 モデル図など

農福連携についての整理 モデル図など

農福連携について調べていると、多様な連携の仕方があることがわかります。いろいろな連携の形があり、多様であることはとても素晴らしいことだと思います。

一方で多様であるがゆえに「農福連携」という言葉を使うとき、お互いが想定する連携が異なっていることもあるのかなぁ、と思いました。

そこでどんな連携があるか、誰が対象となっているのか、農福連携はどういう良い点があるのか、整理しました。

<目次>
対象

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得意なところを持ち寄り、みんなで野菜づくり

得意なところを持ち寄り、みんなで野菜づくり

団体でコトモファームを利用

代表三橋さん:
私たちは市民団体神奈川オルタナティブ協議会、通称【オルかな】と申します。団体としてコトモファームさんの畑を使わせていただいています。「なるべく医療や薬は最小限に、仲間とつながりセルフケア」を理念として、対話会や講演会、ワークショップなどを開催しています。メンバーは福祉職や看護師、精神科に通院している人、していたけど快復して医療を卒業した人、その家族、一

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農家が福祉の勉強を始めて驚いた5つのこと

農家が福祉の勉強を始めて驚いた5つのこと

上の画像驚きを表したかったのですが、変な顔ですみません。

前置き
私、山田はサラリーマンであり、かつ制度上は農家でもあり、福祉業界の知識はほとんどありません。

そのような中、農福連携に興味を持ち福祉の勉強をする中で「えっ!そうなんだ!」と驚いたことをまとめておくのは、意味があることなんじゃないかと。

というのが、ある業界に入ったり、学生時代専攻していたりすると、いつの間にかその業界での知識が

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農福連携を始める最小のステップ

農福連携を始める最小のステップ

今回は、実際に農福連携を始めてみようと考えておられる方や、
個人として知り合いに、ちょっと引きこもりがちな方や、障害を持った方などがいる方に向けの記事です。

「農福連携をやろう!」と思い立ったとしてもいざ「何をやればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

全国農福連携推進協議会(http://noufuku.jp)という農林水産省と厚生労働省が関わっている協議会では導入にあたっ

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口を出さないのは可能性を信じているからー農スクールが考える「支援」とは?

口を出さないのは可能性を信じているからー農スクールが考える「支援」とは?

目次
・はじめに
・山田が持っていた「福祉のイメージ」 相手が困っていることをやってあげる
・一見講習生への対応が冷たい農スクールプログラム
・代わりにやらない、口を出さない
・「就労させよう」としない
・貼られたラベルで相手と接してしまう
・「支援される人」は「支援される人」のままでいてしまうのでは
・コミュ力が低いからできた、フラットに関わること
・近所のお節介おばちゃんとして接する
・「福祉

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