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イヤイヤ期はなぜ起こる?

こんにちは、ことりです!
今回は心理学を勉強していた時に「なるほど!そうやったんか!」と感じた事を書きたいと思います。

分かっちゃいるけど…

仕事で1歳児さんと関わる事が多い私。1歳児さんは、初めは言葉も出なくて泣いてばかり…。

「この子が話し始めると、どんなお話を聞かせてくれるんやろう^ ^」
「どんなことを思ったり、感じているんかな。早く言葉が聴きたいな〜^ ^」

そう思いながら日々子ども達と関わっています。

そして月日が流れ、少しづつ話せる言葉も増えて来た頃。
それは、無情にもやってくる…。

「イヤぁぁぁーーーー〜!!」

そう。イヤイヤ期。
まだ発語も少ないのに、誰が教えたのか「イヤ」「しない」だけははっきりと流暢に話すのである。

「これはイヤー!」「あれはしない‼︎」「とりあえずイヤーーーー!
\\\「ぎゃぁぁぁぁぁぁーーー!」///

『イヤイヤ期は自我の芽生え。成長の証ですよ⭐︎キラキラ』

分かっちゃいるけど、親でなくてもイヤイヤ期の子ども達と関わるのは大変なのです。

イヤイヤ期はなぜ起こる?

人間の赤ちゃんは生理的早産と言う状態で生まれてきます。
早産と言うことは、そう、不完全なのです。

不完全な状態にも関わらずこの世に誕生した赤ちゃんは、まず生き抜く為に行動をしなければなりません。手を使ったり、歩けるようになったり…。脳の中で「行動をしたい」と言うアクセル機能を発達させます。

ブルルン…!
「じぶんで出来る事が増えて来たでぇ!」
「人の指図は受けへんでぇ〜!」
「走り出した自我の芽生えは止められへんでぇぇ〜!」
\\\ブルブルぶるるるん…!///

そう、あれは泣き叫ぶ声ではなく、自我のエンジン音だったのです。

ブレーキ機能のないアクセル全開のエンジン。
毎日が大騒ぎな訳です。

しかし人体は凄いのです。
ノーブレーキはあまりにも危険です。
後先考えずに動き回っていたら、自らを危険に晒す事になります。

3歳頃には脳のブレーキ機能が急発達します。
そこでようやく、親や周りの大人の指示がきけるようになるのです。

このアクセルとブレーキの発達に時差があるために、イヤイヤ期が発生するのです。

アクセル全開期との付き合い方

どれだけ激しいイヤイヤ期の子どももいつかは落ち着きます。
私の経験上でもそうでした。

「何をこの子はこんなに怒ってるの。意味が分からない!」
と思う事があったとして。

でも、きっと本人もまだブレーキ機能が出来上がっていないので、気持ちだけが高ぶってしまい、どうして良いのか分からない状態になっているのだと思います。
誰だってパニックになりますよね。

だから育児書でよく見られる「気持ちを受け取ってあげること」が大切。
「これがやりたかったんだね」「これが不快だったんだね」そして、「こっちはどう?」と選択肢を渡してあげる。

子どもはアクセルを踏みつつ、意識の方向を変える。だからパニックにならない。

なるほど、こう言う理屈だったのか。

そうすれば、そのうちにブレーキ機能も発達してきて自然とイヤイヤ期も抜けていく。
「今はブレーキが無い状態」
と、思うだけで、少し気持ちが楽になる。

うん。理屈ではそう。
でもやっぱり、親だって感情のある人間。

受け止められる日もあれば、そうでない日もあります。

「あぁー、もうダメだ!アクセル踏まれっぱなし、耐えられない!」
と感じたら、家族、友達、周りの大人を頼りましょう^ ^

私もアクセル全開期の子ども達と日々接しています。
保護者の方と共に、この大嵐の時期を一緒に共有していければ、寄り添っていければと思っています^ ^

#イヤイヤ期
#子どもの発達
#note勉強会0222


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