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PUNKSPRING2023参戦記②

前記事の続き。

反対側のステージで、この日最初の洋楽アーティストThe Interraptersジ・インターラプターズの演奏が始まった。唯一の女性ヴォーカルのバンドだ。とてもかっこいい。
事前に少しだけ予習していたので、何曲かはわかった。歌える曲もあって楽しめた。


The Interraptersでだいぶ体が温まってきたところで、次がいよいよSimple Plan。
待機中のBGMは前日の単独ライブと同じ、往年のパンクロックメドレー。前日と同じようにオーディエンスの大合唱が起こった。
さすがパンスプ。みんな同じようなバンドや曲を聴いて育ったパンクキッズなんだよね。

そしてBGMが止まり、暗転。SPの登場と同時に、後ろから人の波が押し寄せる。実がこれがチャンス。その波に乗って最前列に出ることができた。

コロナの期間で忘れそうだったけど、これが本来のパンクロックのライブ。最前列狙うならライブは戦場!思い出したよ。
友達も、2人分くらい離れた位置ではあったが最前列に出ることができた。

今回は向かって左側、リードギターのジェフの真ん前だった。どこで見てもSPのライブは楽しいことに間違いないのだけど、やっぱり最前列で見るライブは格別だ。

セットリストやMCの内容はほぼ前日通り。前日より持ち時間が短いのでやらなかった曲もあるけれども、ピエとセブが錦鯉の一発ギャグもやったし、ジェフの速弾きギターソロやチャックのダイブもあった。パーティーメドレーもやっていたし「Jet Lag」で前日オープニングアクトを務めたAIR YELちゃんも出てきた。

60分が本当にあっという間だった。今回も楽しかった。
本当は、SUM41のデリックとのコラボ曲「Ruin My Life」での共演も期待していたのだけど、家族の事情でSUMのパンスプ出演がキャンセルになってしまったので実現しなかった……残念。

ところで、この2日間のSPのMCを聞いていて感じたのだけど、わたし、結構MCの内容が聞き取れてる……もちろん全部ではないけれど。話の内容が聞き取れて、笑ってみたり英語でリアクション返したり(当然彼らには聞こえていないと思うけど)ができている自分にちょっとだけ嬉しくなった。
カナダの英語の発音はわりときれいでわかりやすと聞くし、おそらく彼らも比較的聞き取りやすい英語で話してくれているのだろう。(マイケミとかはまだちょっと難しかったので。)
でも、こういう小さな実感のひとつひとつが、英語の勉強を頑張ろうというモチベーションに繋がってくる。これからも頑張りたいと思った。


さて、SPで全力を出し切ったわけだけれども、パンスプはまだ終わらない。
反対側のステージでBad Religionと、トリにマイケミが控えている。

Bad Religionはさすがのステージ。貫禄たっぷり。
そして、GOLDエリアにもどんどん人が増えてくる。規制かかるんじゃないってくらいパンパンだ。

Bad Religionはあんまり予習する時間がなかった。でもかっこいいのはわかる。もっとじっくり聴いておくんだったなぁ。(SUMの予習に時間かけてたのにキャンセルになるんだもんなぁ)


Bad Religionが終わると、いよいよもう一つのお目当て・マイケミの演奏が始まる。
セッティングに少し時間がかかって待たされたけども、その間にこんなメッセージが映し出された。マイケミちゃん……!


そして始まったマイケミのステージ。
本当は、2019年のダウンロードフェスで見られるはずだったのに、ちょうどコロナ禍に突入した時期で中止になってしまった。そこから4年越しのマイケミのライブ……感無量。

SUM41キャンセルの影響でマイケミの持ち時間は90分に延びた。実質ワンマンレベルの長さだ。久しぶりのマイケミのライブを思う存分、たっぷりと堪能できるのはありがたかった。

実はマイケミは1stと2ndアルバムしか聴いていないので、よくわからない曲もいくつかはあったのだけど、好きな曲・懐かしい曲もたくさん聴けてテンションあがりまくり。
そしてやっぱり「Welcome to the Black Parade」や「I'm Not Okay」での会場の盛り上がりはすごい。
個人的には、大好きな「Ghost of You」が聴けたのが幸せだったな。

ステージは遠くて、ほぼモニター越しで見ていたが、ヴォーカルのジェラルドくんの美しさったら。画面越しでも圧倒されるオーラ。……なぜか女装だったけど。
他のメンバーもひっさしぶりに姿を拝めて嬉しかった。みんな元気そうでよかったよ。

ジェラルドくん。衣装のコンセプトがよくわからないが何着ても似合う。
ベースのマイキー。ジェラルドの弟。
昔は陰キャ感つよめのヴィジュアルだったがなんだかすごく逞しくなった。
ギターのレイトロ。髪めっちゃ伸びたね。
昔からレイの指が好きすぎる。(手フェチ)
ギターのフランクアイエロ。
大きくなったね。渋さが増した。

そして何よりステージの世界観。これぞマイケミという神々しい雰囲気。圧巻だった。たまに肉眼でも見えたし、満足。


長いようであっという間に終わってしまったパンクの祭典。
2017年のラストパンスプに仕事の都合で行けなくなってしまって涙を飲んだので、今年復活したのが本当に嬉しかった。
しかもSPとマイケミという、かつてライブに何度も足を運んでいた大好きなバンドが出るのだ。発表されてからずっと楽しみにしていた。
洋楽アーティストの数が増えなかったり、その上でSUMがキャンセルになったり、公式のアナウンスが遅すぎたり、始まるまで色々と不安もあったけれど、無事に開催されてよかった。そして自分も無事に参戦できてよかった。

そして何より。前日のSP単独からずっと一緒に過ごしてくれた友達には、感謝してもし切れない。彼女のおかげで、楽しいライブとパンスプがもっともーっと楽しくなった。
同じ熱量で同じものを好きでいられる友達の存在がこんなにも貴重でありがたいものなんだって、この2日間を通してひしひしと実感した。
学生時代にSimple Planを通して出会った友達。Simple Planを通して再会することができて、一緒に楽しむことができる。なんて貴重な存在なんだろう。この先も本当に大事にしていきたい縁だと思っている。


遠征から帰ってきて2週間。早くもSPロス。しばらく余韻でふわふわしていたけれど、そろそろメンタルがぐらついてきた……ライブ遠征後は毎回この反動が怖いんだよな。
そして、次の予定は未定。この先、何を励みに生きていけば良いのだろう。

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