死ぬ気で言葉を紡いでいるか。【63日目】
死ぬ気で言葉を紡いでいるか。
ときどき、そんな言葉がふっと湧いて出てきます。
原稿を書いているときの話です。
自分の言葉を紡ぐのは、ものすっごく苦手です。
自分の思考を深掘りしなきゃならないし、それって過去の楽しいことだけでなくて、嫌なことや「なんでこんな目に……」みたいなことも思い出さなくてはなりません。
それは、しんどい。
メンタルもガタ落ちするので、やらないようにしています。
ふわっとラップをかけておくくらいの心持ちで、いいのです。
だから、先ほどの言葉が出てくるのは、主に取材した記事を書いているとき。
インタビューした(あるいはしてもらった)情報を片手に、ものすごい勢いで思考を回転させます。
見た目にはじっと動かないので、何をしているかわかりません。
だけど、目は取材データを追い、思考は取材させてくださった方の思考を追います。
話し言葉というのは、いろんなものを端折っていることが多い。
雰囲気で伝わるように話す人が多いのです。
だけど、ここはデータでは出てこない。
その場の空気は、文字には載りません。
かといって私見を混ぜてはいけません。
どこまでも、客観的に。
どこまでも、自分を消し切ります。
影だって踏ませてはならぬのです。
気持ちはスパイでござる。
取材現場の空気や「間」を拾い上げるのが、我々のお仕事なのです。
……
かっこよく書きましたが、そんなわけで今日はお休みです。
肩がバキバキになっていて、頭も痛くて左目が痛いです。
……満身創痍(笑)
大変だけど、楽しいお仕事でございます。
自己紹介はこちら。
今日の投稿は放課後ライティング倶楽部(AWC)の『66日ライティング✖️ランニング』のお題で書いております。
放課後ライティング倶楽部については、こちらをご覧くださいね。
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