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かかってこいよ! 春休み、恐怖の私設保育園スタート【25日目】

「いやぁぁぁぁ!! ちないっ!! ちないぃぃ!!」

部屋に響き渡る泣き声。
バタバタと暴れる3歳児を抱き上げて、トイレに連行。

「お客さ〜ん、オムツ濡れてますよ〜〜!! トイレ行くぞ!!」

「いやあぁぁぁ!!」


これを先ほどから10分近く、繰り返している。

久しぶりのトイトレである。
次男以来なので、5年ほどだろうか。

我が子たちはあんまりこうしてゴネることがなかったので、新鮮に思いつつ声をかける。

「はいはい。嫌なのねぇ〜〜わかったよ~~」

大体わたしの答えはこんな感じ。

「わかった」というのは「嫌なのがわかった」という意味であって、「だからやめる」という意味ではない。

よって、手は止めない。


うむうむと頷く私を見て、ようやく「こいつはこの程度では止まってくれないようだ」と気づいた甥っ子(3歳)が泣き止む。

「ブンバンバン、ちた〜いっ!!」

「ブンバンバン?」


説明しよう。

彼の言う「ブンバンバン」とは、今小学生の間で大流行のアニメ「マッシュル」の主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」のことである。

今や幼稚園児や保育園児にも流行し、曲がかかったら意味は分からないけど全力で踊りながら歌うというのが、暗黙の了解となっている。


何度も「見せてくれ」とせがむのでYouTube動画を見せたところ、あのスピードに必死についていきながら踊りまくる彼がかなり可愛かった。

速いんですよね、この曲。



……そうか。
彼はマッシュルが好きなのか。

気づいた私は、彼に交渉を持ちかけた。

「オムツにマッシュ書いてあげるから、君がおまるに座るのとどっちが早いか競争しよう」

「ん!!」


ゴネるかと思いきや、彼は素直に頷いた。

先ほどの泣きっぷりはなんだったのか。
目を疑う速さでおまるに座り(0.1秒だったと思う)、ささっとそばに来てマッシュルを要求する。

……座れるんじゃん。

「じゃあ書くよ〜〜」
言いながら、シュークリームを持ったマッシュくんを書く。

どうやら気に入ってくれたようだ。
素直にマッシュルオムツを履き、彼は堂々とリビングへ戻っていった。


いろいろありすぎて
マッシュルの写真は撮れなかった。
代わりに長男が描いたポポッコを置いておく。


トイトレって時間がかかるし、ゴネられるのでどうしたらいいかわからないママは多いと思う。私もそうだった。

でも、我が子でさほどトイトレに困らなかった理由は、「ゆるさ」と「意思」だと思う。


一朝一夕にできるものではないし体調もあるから、「今日はここまで」の線引きはゆるくすること。(無理強いしない)

オムツを外すと決めたら、布パンツにしちゃうこと。(大人側の意志の強さが大事)


この2つができれば、意外とスッと外れることの方が多い気がします。
大人の気分でオムツにしたりパンツにしたりすると、うまくいかない気がする。
私の場合は、だけど。

楽しんで、オムツに絵を描いたっていいと思う。シールももちろんあり。

そんなゆるゆるで子育てしとります。


このやり方で
3人目のオムツ外しに挑戦します。



こちらの本でブックライターデビューしてます!

今日の投稿は放課後ライティング倶楽部(AWC)の『66日ライティング✖️ランニング』のお題で書いております。

放課後ライティング倶楽部については、こちらをご覧くださいね。


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