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2014 05-07 日々思うこと「雄勝町の囃子」

GWも終わって一息ついたところ。3日に石巻市の雄勝町にある新山神社で植樹祭が行われて、そこの地区の獅子舞の奉納披露もあったのでそれの見稽古に行ってきた。(気がつけば、その獅子舞の会のメンバーに自分がなっていた)

新山神社のある地域一帯も3.11の津波で壊滅してしまい、神社の社、鎮守の森も津波で流されてしまったところ。住民の手で鎮守の森を復活させようとという神社の催しで、様々な種類の樹の苗3500本が植えられました。この木が森になる頃には、なんとか霞を食っている存在になっているか、お空の上に行っているとは思うけれど、次の世代、次の世代と木々を守っていってほしい。

獅子舞もその地区(味噌作地区)は「雄勝町胴ばやし獅子舞 味噌作(みそさく)愛好連」という獅子舞の保存会があり、獅子舞でも囃子が数種類あり、それもしっかりと継承し守っている。

雄勝町では15の浜(地区)があって、それぞれの地区で獅子舞、祭囃子があり似ているけれど別のものになっていて、その独特の「ノリ」「グルーヴ」感が「俺らの浜のお祭りだー!」と、心の奥底に刻まれている。なんとなく、音楽的にリズムを覚えて叩かせてもらっても周りからは「はぁ?」という感じで見られ、彼らに言わせると僕のそれは全く違うのだ。そりゃ、そうだ。音符はなぞれても、何十年も子供の頃から慣れ親しみ、その地区での空気によって育てられた暗黙のニュアンスは一朝一夕で真似出来ない。

ただ、過疎化が進み、東日本大震災で被災し一気に獅子舞や祭囃子の継承が難しくなってきている今日。僕自身も雄勝の芸能の和太鼓に縁を持てたのでルーツになる祭囃子や獅子舞も覚えたいのと、その継承のお手伝いになれる活動を獅子舞、和太鼓の師匠と一緒にしようと思う。

ただ....生きている間に形になるだろうか。気長に頑張ろう。

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