あきゆきです。

第一回はレースについて、第2回はそのレースへの準備について、書いてきました。
ここまで読んでいただけていれば、もうレースに出るのも怖くない！
今回からは、いよいよ実際のレース対策について書いていきましょう。

大体のレースはレイアウトをツイッターなどで事前に発表してくれます。
当日何も対策せずに行くよりは、事前にレイアウトを見てイメージし、
セットを出してからレースに挑むほうが、当日セットを変更するにしても小変更で済むってもんです。（ちなみにぼくは当日大幅変更はしょっちゅうです。）つまり参考にならないかも知れません。でも読んでね。

上に貼ったレイアウトは、10/14に開催され、僕が優勝すると見せかけて、見事なCOっぷりで3位になり、場を大いに盛り上げたジーペック（G-PEC)のレースのものです。レイアウターはmizo。レイアウト考察への題材協力ありがとう。

では、コースを見ていきましょう。
スタートして、
①左右コーナーを抜けて⇒逆バンク⇒
②ウェーブなどを抜けて⇒270度立体コーナー⇒
③スロープ上り2枚⇒90度コーナー⇒
④スロープ下り1枚はさんで⇒20度バンク（あいだ3枚）⇒
⑤スロープ上り3枚⇒90度コーナーをはさんで⇒
⑥スロープ上り1段下り2段で大ジャンプ！⇒
⑦90度コーナー後レーンチェンジ（LC）⇒180度回って⇒
⑧1枚テーブルトップ（1枚TT）2枚着地⇒
⑨40度バンク⇒1Pドラゴンバック（1PDB）2枚着地⇒
⑩20度バンクからコーナーはさんで⇒2枚テーブルトップ（2枚TT)⇒
⑪30度バンクを抜けて⇒ウェーブ3枚⇒ゴール！！！

これでコース攻略は完璧！っといいたいところですが、そもそもバンクとスロープの差ってなんやねん、逆バンク？1PDB？？2枚TT？？？　わけわかめです。
でもそこは、COBマガジン！解説しましょう！

①スロープ　基本発射台　飛びます。20度バンクよりコース進入角度がきつくストレート形状。下りは宙に浮いているので中を走らないことがほとんど。
②バンク　ざっくりいうと急な坂です、登って下ります、駆け抜けます。20度と30度が存在し、20度バンクはスロープより進入角度がゆるくR形状となっています。
③逆バンク　スロープ上りを利用した特殊セクション。スロープ上り分をストレート数枚で下りてきます。着地は下り坂にすることになります。
④1PDB　本来ドラゴンバック（DB）はスロープ上り下り2枚を一対で使用するジャンプセクションなのですが、それを1枚でこなすスゴイやつ。通常のスロープと角度高さともに違います。
⑤2枚TT　永遠のコース攻略のテーマ！2枚TT！　これの攻略がなんやかんや言うて一番難しい。スロープ上り+ストレート2枚+スロープ下りを組み合わせた一見何の変哲もないセクション。ストレート部分に乗せて安全にいくか、飛び越えて攻めるかここの攻略の仕方で全体のブレーキセットが決まってきます。

ザットこんな感じです。どうです？わかった？

上まで戻ってコース確認しながら解説するのめんどくさいので、コースをもう一回貼ります。
では、このmizoレイアウトでコースアウトの危険性があるセクションはどこでしょう？
①③⑤⑥⑦⑧⑨⑩の8セクションです。ほとんどやないか！ってツッコミが来そうです。でも挙げた8セクションがどれも危険がいっぱいなんです。
攻略を難しくしているのが30度バンクと1PDBの存在です。

が、

攻略ポイントは、実は⑤のスロープ上り3枚が入って、20度バンクをスルーするように速度とブレーキをセットすればいいんです。どうです？簡単でしょ？
では、解説します。エラそうでしょ？
書きながら半信半疑です。
でも進めます。
③のスロープ上りは2枚着地で、⑤の3枚着地より着地できる距離が短いんですが直前に270度カーブがあり減速します。で、3枚着地で入る速度とブレーキで攻略できると見なします。
⑥は上り1枚に対して下りが2枚あるので高低差がある分、見た目派手な大ジャンプになります。でも高低差をあるにしてもレイアウト上スロープ後4枚着地！⑤をクリアできれば問題なし。
⑦のLCは飛ばして⑧の1枚TT。ここもスロープ後4枚とみなせるので、問題なし。
ここから攻略がぐんっと難しくしていきます。⑤の3枚着地ができるようにセットしているのに、⑩の2枚TTでは、飛び越えるのに4枚必要です。合いません・・・
ほら、2枚TTが肝になってきましたでしょ？あと、1PDBと30度バンクの攻略も必要です。この辺は個々の走りのスタイルによって攻略の仕方が変わってきます。
mizoめええええ　考えさせられるレイアウトにしやがるぜ。

今日はここまで。

次回は走らせる前のセットと、実際に走らせてコースにどうアジャストしていったかをボクのマシンを参考にしながら、お話していきたいと思います。
1PDB？30度バンク？それも次回・・・。

それでは。