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【旧作杯報告】黒白赤ミッドレンジ

初めまして。coyoと申します。MTGに関する文章を投稿するのは初めてですので、見づらい部分等多いかと思いますがご容赦ください。

使用デッキ

デッドガイエール(黒赤白ミッドレンジ)

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記事タイトルにおいてはわかりやすさを重視し「黒赤白(マルドゥ)ミッドレンジ」と記載しましたが、名前がかっこいいので誰がなんと言おうとアーキタイプはデッドガイエールと言い張っていこうと思います。

ちなみに「デッドガイエール」はMTGではオルゾフカラー(白黒)のミッドレンジ〜コントロールデッキのアーキタイプ名として使われる事があり、名前の由来は同名のビールからだそうです。これも何かの縁なので、一度飲んでみたいですね!

おかしい…これはMTGの記事のはずでは…!?


[土地]
4 《Scrubland》
4 《Badlands》
4 《Plateau》
1 《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
1 《イス卿の迷路/Maze of Ith》
2 《真鍮の都/City of Brass》
4 《露天鉱床/Strip Mine》


[クリーチャー]
4 《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》
4 《Sedge Troll》
2 《Juzam Djinn》
2 《セラの天使/Serra Angel》
1 《巨大戦車/Juggernaut》

[スペル]
1 《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
3 《恐怖/Terror》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
4 《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4 《解呪/Disenchant》
1 《火の玉/Fireball》
1 《精神錯乱/Mind Twist》
1 《Wheel of Fortune》
1 《ブラック・ロータス/Black Lotus》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Jet》
1 《Chaos Orb》
3 《暗黒の儀式/Dark Ritual》

[サイドボード]
1 《天秤/Balance》
4 《赤霊破/Red Elemental Blast》
3 《塵は塵に/Dust to Dust》
4 《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》
3 《憂鬱/Gloom》

各色の強力な除去とクリーチャーをいいとこ取りした所謂グッドスタッフ系と呼ばれるデッキです。

デッキの特徴

通常のミッドレンジと同じくアグロ相手には除去で序盤を凌ぎつつ大物で制圧、コントロール相手には手札とライフを攻める早めの展開でプレッシャーを与えていくという戦術になります。

こちらのクリーチャーは相手に早急な対処を要求し、逆にこちらのスペルはきっちり1:1交換が出来そうな、なかなか器用なデッキだと思います。

また、黒が濃いためどんな相手に対しても先手1ターン目のJuzam DjinnやHypnotic Specter召喚を狙える点がワクワクポイントです!

みんな大好きJuzam Djinn

長所/短所

 自分から見たデッキの強みと弱みは下記の通りです。

強み
 ・個々のカードのパワーの高さ
 ・各種除去の豊富さ
 ・ゲームプランの柔軟性

弱み
 ・マナ基盤の不安定さ
 ・アドを取る手段の少なさ

大会振り返り

準備

1月末に大会を知り、エントリーした翌日にはプロキシ入りでデッキを作成し回し始めました。その日は気づけば朝まで一人回しを続け、翌日には足りないJuzam Djinnをポチり、鑑定のケースからMox Rubyを取り出していました。。。

思い立ったが吉日

由緒正しい大会で、沢山の方の参加が見込まれるという話を聞いていましたので精一杯の準備しようと考え、海外のOld Schoolのリストや記事、動画を見て勉強をはじめました。

本来できるだけ実戦経験を積みたかったのですが、身体が空くのが大体深夜だったので毎日25時から寝るまでの30分~1時間で、主要なアーキタイプのリストを見ながら一人回し&イメトレをはじめました。

しかし、流石にPower9や往年の悪魔的カードが跋扈するOld Schoolの世界。イメトレでは毎回ボコられてしまいます(刃牙かな?)

オールドスクールのイメージ:「範馬刃牙」より引用

並行して行ったDiscordでのリアル対戦でもOldの洗礼を浴び続け、体重100キロの蟷螂が輪郭を帯び始めた頃、見かねた神がある一つの天啓を与えてくれました。

 ”負けてる試合、大体色マナ足りてないよね。”

そうだね、Plateauだね。

気づくのが遅すぎましたが、こうして当初3枚だったミシュラの工廠のうち2枚がPlateauと真鍮の都に代わり、さらに海外からやって来る予定だったJuzam Djinnが理不尽な理由でキャンセルにあったことでその枠に巨大戦車が飛び込み、マナ基盤が劇的に改善されました!(しかしのちに分かるのですが、この選択は失敗でした。)

試行錯誤の過程で露天鉱床を削るパターンも試しましたがすぐにLibrary of Alexandriaにわからされ、4枚に戻りました。ずるいぞ!!勝負兄ちゃん!!

禁止カードのはず!なこのカードも使える。そう、Old Schoolならね。

実は元のリストはヨーロッパのどこぞの大会の優勝デッキだったので、乗り手が強く、キープ基準や環境理解を突き詰めるともっと尖ることが出来るようなのですが、自分のプレイスキルを考慮すると安定性を重視したほうが良いと感じられました。

ミシュラの工廠は本当に強い土地ですがこのデッキは他のどのクリーチャーも主力級なので1枚で十分。(つーかこれが限界)

試合当日

<試合結果>

 R1 ○✕○ エイトグ
 R2 ✕✕ URbカウンターバーン
 R3 ○✕- トロールディスコ
 R4 ○○ パワーモノリス
 R5 ○○ ザ・デック
 R6 ○✕○ アーニーゲドン
 SE1 ○○ ノワール(白黒ミッドレンジ)
 SE2 ✕○✕ URwアグロ

<振り返り>
大会全体としてはアグロも多かったようですが、自分に関して言うと有利な相手と多く当たったと思います。苦手なアグロ系とのマッチアップが少なく、天敵のSinkholeも一度も撃たれませんでした。

個別の試合内容については、自分のことで精一杯だったのと、環境や相手のデッキに対する理解が浅い状態でアレコレ語るのは控えたいため書きませんが、デッキをプレイする上で気づいたことを自戒の意味で書き留めたいと思います。

  • 巨大戦車はこのデッキには合わないか

イメトレでは出しやすいフィニッシャーとして縦横無尽に活躍していた巨大戦車でしたが、実戦では稲妻に感電し、解呪で解体され、ミシュラの工廠に突っ込んでは大破してと、「ジャガーノート!!」と叫んで召喚するのが格好いいという以外は殆ど良いところがありませんでした。

タフネス3と4の間には越えられない壁があることを改めて思い知りました。

俺のイメージは何故こいつを優遇していたのか。

唯一、血染めの月をものともせずに爆走する姿は大変、頼もしく感じられました。真紅の荒野を走り抜け、叩き出してくれた10点だけでもこの戦車を起用した意味があったと信じています。

  • 憂鬱/Gloomのサイドは減らしても良いかも

一度もサイドインする場面がありませんでした。一番刺さる白単アグロ相手には、赤を取っていることと、イス卿の迷路という名のお守りもあるのでやや有利です。次回は全て抜かないまでも、減らす事を考えて良さそうです。

  • テンポの病 ~Sedge Trollは大切に~

マナを使い切らないとムズムズするという不治の病に侵されており、受ける展開を選択した以外の殆どの場面で再生マナを残さずにSedge Trollをキャストしていました。薄々気づいていましたが、よわよわムーブだと身を持って思い知りました。(みなまで言うなという感じですが)

再生してあげられなくてごめんね…

僅かな可能性にかけ、1ターン早く3点のライフを削るため再生できない状態で駆けつけたのも束の間、あえなく裏目り、稲妻に落ちるTrollくん。

返しの稲妻で落ちると自らの愚かさを呪います。

このとき僕の心には適応機制が働き、「除去を吐き出させた(キリッ!)」と誰ともなく言い訳をするのですが、これは愚の骨頂。

本デッキのフィニッシャーとTrollくんは有効な除去が被っていない事が多いので本来、相手の死に札になるはずのカードを活躍させただけですね。消えてなくなりたい…

教訓:Sedge Troll を使うときは…
 白/黒/緑 相手:再生マナ残さずキャストしてOK
 赤/青 相手:再生マナを残そう

という2行を無駄に長く書くと上記のようになります。

<デッキの感想>

対応力が非常に高く、だいたいの状況に何かしら解がある。さらに、幾つかのゲームプランを無理なくとれることから、上手い方が使って適切なチューニングすれば更に強くなる可能性を秘めたデッキと感じました。

個人的には泥仕合のトップ勝負が割と好きなのでその意味でも(それが得意な)このデッキにとても愛着がわきました。せっかく足を踏み入れたOld Schoolの世界ですので今後も鍛錬を積み、楽しんでいきたいと思います。

大会3日前から毎日、10連続成功させて就寝していたChaos Orbの投擲は2/4でした。

努力します。:「はじめの一歩」より引用 

おわりに

初参加でしたが本当に楽しかったです。一度も同一アーキタイプのデッキに当たらず、そして何より皆さん紳士で、MTGを楽しんでいるのが伝わり素晴らしい体験となりました。

主催の添削さん、運営スタッフの皆様、対戦していただいた皆様、本当にありがとうございました!


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