私が、十八番(オハコ)料理に、興味がある理由。(初めまして)

初めまして。料理参考家/十八番料理教室主宰のまつしまです。

料理参考家ってなんだよ。十八番(オハコ)料理ってなんだよ?・・・と思っていただき、読んでいただいた方、誠にありがとうございます。どちらも自由気ままに私がやりたいことを話していたら、冴えてる友達がつけてくれたネーミングです。とても気に入ったので、自由に身勝手に、使わせてもらってます。

うっかりすると、非常に文章が長くなる傾向が強いわたしですので、まずは簡単に、ご説明します。


【十八番料理とは】各人、各家庭で、気がつけばよく作ってしまっている料理。もしくは、家族や自分が好きな料理。母の味。父の味。家族の味。その辺とりあえずまとめて全部。「よく作られる」ことを通じて次第に洗練されていくため、筆者は「かならず美味しい」と定義している。(場合によっては、いわゆる美味でなくても、思い出補正により、美味しいとされることもある)
【料理参考家とは】自分でレシピを考案する料理研究家とは違い、「人のレシピを参考」としている料理人。もはや一般人。つまり私。


という感じです。このnoteでは、私の友人や先輩、後輩など知人を「十八番(オハコ)料理教室の先生」としてゲスト的にお招きし、その方の十八番(オハコ)料理を教わる、という料理教室の様子と、お料理と、その方々のエピソードなどを紹介していきたいと思っています。

美味しい料理の傍ら、人生論、恋愛論、家族論、仕事論・・・色々なストーリーがキッチンと食卓を包んでくれて、個人的には、毎回大満足な教室になっているのですが、それをきちんと「伝えられるか」、ひとまず頑張ります。汗


第1回目の投稿は、私まつしまの十八番料理とそれにまつわるエピソードを紹介しつつ、なぜ私が十八番料理に興味があるか、について、書いてみたいと思います。


私が、十八番料理を習いたいと思うに至った一つのターニングポイントがあります。それは、私が「料理って、すごい、楽しいかも」と思ったとき。大学1年か、大学2年の時でした。

当時私は、2人いる兄のうち、上の兄(7つ離れている)と一緒に生活していました。兄は社会人で帰りも遅かったので、そんなに料理はしませんでした。

とある日、兄が体調を崩した、と早めに帰宅。私は、実家で誰かが風邪をひくと必ず母が作っていた「辛くない麻婆豆腐」を作りました。私は、学生時代、部活と勉強と(恋愛)に明け暮れていて、母から料理を習ったことなんて一度もなかった。しかし、その「辛くない麻婆豆腐」を食べた兄が、


「おかあさんといっしょの味がするね」


と言ってくれました。それがあまりに私の中で衝撃すぎて、今でもその時の光景が忘れられません。習ったこともない味を、自分が作れたことにとても驚いたのです。そしてその時に、自分の身体や舌に、長年に渡って家族のためにいつも料理を作り続けてくれた母の料理が染み付いていることを痛感しました。そこから料理が好きになったのです(決して上手ではないんだけど、好き)。


この麻婆豆腐、ことあるごとに、私のターニングポイントに登場します。

社会人4年目。新卒で入社した会社でハードなワークを続けていた私。毎日2時頃タクシーで帰宅しても終わらない仕事。自分の不甲斐なさ、仕事の出来なさに、どんどん自信をなくしてしまって、ついに会社を休職してしまった時期がありました。

そのとき、熊本から母が飛んできてくれて、私のことも会社のことも責めるでもなく、夕飯に「辛くない麻婆豆腐」を出してくれました。

一口食べた瞬間に「おいしい・・・」と言って、なぜか涙が止まらなくて、強がりで勝気で母の前では涙なんて見せたことがない私が、ボロボロ泣きながら、「おかあさん、ごめんね・・・ごめんね・・・」と謝っていました。母もいっしょに泣きながら「なーに謝ってんのよぉ」と言って抱きしめてくれました。(そのあと実家で静養して会社に復帰できました、会社の皆さん、当時はご迷惑をおかけしました)


そしてそれから数年経った今。私は、自分の息子(2歳)が体調を崩すと、この「辛くない麻婆豆腐」を自然に作ってしまいます。きっとこの子が大きくなった時にも、「風邪をひいたら麻婆豆腐」という定番は受け継がれていくのかなぁと。


人の料理には歴史やストーリーがあって、よく作られる「十八番料理」にはきっと誰かの「美味しい」という言葉があったり、弱った時にエネルギーになった経験があったりするんじゃないかなぁと。そしてそれは、何回も作られているうちに、どんどんマイナーチェンジされていて、その人の味、その家庭の味になっていく。はじまりは、普通のレシピ本やクックパッドかもしれないけど、何度も作られるごとに洗練されていく「十八番料理」を習えば、私はきっと料理上手になれる!(美味しいとこ取り)と思ったことから、この料理教室を始めることに至りました。


第二回目以降は、実際に習わせていただいた十八番料理教室の様子を掲載していきたいと思います。良かったら、フォローして読んでいただけたら嬉しいです!


※写真は、「辛くない麻婆豆腐」の写真がなかったので、これも我が実家の十八番料理「大海(だいがい)」を掲載。いつか大海の話も書きたいなと思います。だけど具材が似てるので掲載しました。すいませんした。


#料理

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十八番(オハコ)料理教室主宰、兼、生徒。 「作り継がれた料理は、かならず美味しい」をモットーに、日々、色んな方(一般の方)の“十八番料理”を習う旅に出ています。人の料理の歴史、想い、ストーリー。美味しいレシピ以上の出逢いを紹介しています。

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#フード 記事まとめ

レシピやグルメ情報、料理や食文化に関する考察など、食にまつわる記事をまとめていきます。

コメント7件

この記事読んだだけで、すでに泣きそうになってますよ、私。
フォローさせていただきましたので、ちょくちょく遊びに来ますね^_^
カワノリさん!読んでいただき、ありがとうございます😭嬉しいです😭✨
はい、更新もの〜んびりなのですが、もし良かったらたまに覗いてみてください☺️💕
先ずはTwitterでリフォローありがとうございます。遅ればせながらこちらにもお邪魔しました。
泣きながらゴハンを食べたことのある人、私は大好きです。
ちゃんと自分の人生を、愛しい日々を生きられる大丈夫な人。
十八番料理も凄く楽しみ。お身体大事に楽しんで続けてくださいね。
Takakoさん、お読みいただきありがとうございます☺️「泣きながらご飯を食べたことある人」という表現、とてもステキですね。ありがとうございます😭💕💕
十八番料理。スロウペースなんですが、たまに遊びに来てくださいね☺️💕
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