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チロちゃんが帰らない④

2階の寝室には
わたしの仕事机があります。
現在、火曜と日曜だけ
カフェのホールスタッフとして出勤しますが
ほかは1日中、自宅でデスクワークです。

午後のお散歩タイム

午後2時をすぎると
寝室ねこ2匹(のんゃんとチロちゃん)は
ムクッと起き上がって活動開始。
そのタイミングで外に出してあげると
隣りにある空き地や墓地で
のんびり息抜きできるようになりました。

深夜にニャゴニャゴ夜泣きをしなくなり
お互いとても気持ちのいい感じに。

わたしはお店の閉店時間(18時)に合わせて
16時ごろに車で外出し
翌日の仕入をしたり
レジを閉めたりしてから
自宅に19時〜20時に戻ります。

車の音が聞こえているのか
「私が戻ると玄関先に2匹が帰宅」
そんなルーティンができつつありました。

1階ねこのロクちゃん

2年ほど前
親とはぐれてしまったのか
お店の裏口あたりで
朝から夕方まで鳴き続けてた子猫さん。

さいごは駐車場に停まっていた車の
エンジンルームに入り込み
近所のひとたち、スタッフ、わたしと
大勢の人たちに救出されました。

「で、このあとどうする?」
となると、シーン…
そして視線がわたしの方へ。

仕方なく
一時預かりの気持ちで連れ帰りました。
ロクちゃんという名前も
「我が家に六番目に来たから」という
なるべく愛着を感じないためにです。

早速、里親募集してみましたが
個性的なお顔のせいか貰い手がつかず
でも性格的がとても人懐こくて
我が家にとって初の「扱いやすいネコ」(笑)

とにかく夫がメロメロになり
今に至る、という流れです。

ロクちゃん2

2階ねこ vs ロクちゃん

ロクちゃんはすくすく育ち
現在たぶん2歳くらい。

まだまだ元気なので
ほかのネコを追いかけたり
常に好奇心いっぱいです。

本人に悪気はないので
ひどいケンカにはなりませんが
2階ねこたちはゆったり暮らしてるので
出会うと「シャー!」したりして
難しいかな、と思っていました。

ある日、わたしが帰宅すると
いつもどおりチロちゃんが門の前に。
「おうちに帰ろうねー」と近づくと
わたしの後ろから
ダーッ!とロクちゃんが。

2階ねこが出てる時間は
1階ねこを外に出さないでね

と、何度も夫に言ってるのですが
やはり奴はどうしても忘れんぼうで
うっかりロクちゃんを出したようです。

びっくりしたチロちゃんは
お墓の方へ猛ダッシュ!
さすがに夜のお墓を捜索できず
でもすぐに戻ってくるだろうと
その日はロクちゃんだけ回収し
チロちゃんの帰りを待つことにしました。

捜索開始

ところが
翌日も、その次の日も帰らず
玄関先に置いたカリカリも減らない。。

これはおかしい…。

ネットで調べて
使っていた猫砂を玄関先に置いて
家の周りを呼びながら歩いてみました。

昼間は寝ていると思って
午後4時くらいから捜索開始。

夫が「少し遠くも探そうか」と言い
車でゆっくり走りながら叫ぶ
「選挙カー方式」もやってみました。

4日めくらいになると不安が強くなり
夜には後悔で泣いたりしてましたが
ふと、地域猫団体の方を思い出し
連絡をしてみました。

この「ねこの伊藤さん」のNPO団体は
お店のある坂戸市と組んで
地域猫のTNR活動をしています。

お店に来る野良猫たちを
次々にさくらねこにしてくれたり
地域猫のおはなし会を開催して
おつきあいが深くなっていました。

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(↑2019年に開催しました)

たくさんのネコトラブルに対応しているので
きっと脱走ネコのことも詳しいはず!

さいごの砦のような気持ちで
LINEを打っていました。

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続く…。

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