運動習慣の前にきっかけ

長野県箕輪町での健康推進事業「元気センターを活用した現役世代向け健康増進プログラム」がスタートして、本日で4週を終えました。
毎週土曜日に実施をしていますが、4週間を終えてみて少し具体的に見えてきました。
今回の取り組みで、私はパーソナルトレーナーとしての業務となりますが、パーソナルトレーナーという存在は、お客様(クライアント)の状況、環境、生活状態、身体状態、目標などから、最適な方法を探す役割です。
良いプログラムを提案、指導するばかりではなく、「運動をするならば、どのような頻度・時間・場所で行うのか?」などのお一人お一人の生活サイクルなども把握をしてサポートをしていくこととなります。
結果的に、初回のお客様に関してはすぐに最適な方法を探すのが難しいので、2回目、3回目ときていただく中でお客様にとってより良い方法を見つけていけるものです。それは、身体の状態においても同様です。
今回の箕輪町での取り組みは通常行う、身体のアセスメントをきっちり取る時間がないので、運動を進めていきながら動きを見たり、少しお話をしていく中で時間をかけて最適を探すような形式になります。

4週間をやってみて、お越しになる7割くらいの方は「運動不足」の状態です。
日常生活や仕事のみの身体活動ですので、生活習慣が体に出てしまっている状態です。
残り3割くらいの方は、運動は積極的にやっているが「いまひとつ何をしたら良いかわからない」、あるいは「身体に不調を感じる」といった状況だと思います。
想像になりますが、実際「運動不足」の方はかなり多いのだと思います。
ですが、「何をしたら良いのかわからない」、「運動きついなー」といったそんな状況なのかなと。これは、きっかけの問題なのできっかけをどのように作っていくのかが、私たち専門家としては考えなければならない部分だと思います。
そこで、改めて一つ気づいたことがあります。
日頃運動をされないという多くの方が、「運動って気持ちいですね」というようなお言葉を残していってくださいます。
そうそう、まずはその気持ち良さをしっかりと体感してもらうことなのかなと改めて思いました。
自分自身の役割をまた新たなところに作ることができそうで、なんだかとても嬉しい気持ちです。

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