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【OTJドラフトクイックガイド】コモン指標ランキングで見るサンダージャンクション環境概説

前略 こんな人向けにクイックガイドを駆け足で書いたぜ!

・今期のリミテに興味はないけど、プロツアー中継を流し見する時にちょっとはフックが欲しい
・ガッツリ勉強する気はないけど友達とドラフトをすることになったのでノー勉は嫌だ


忙しい人向けの乱暴な結論

緑>>白>>>黒>>>(格差の壁)>>>青>赤

2/2スタッツに人権は無い

とりあえずGIHランキングを貼る(左から順に1位~5位)

指標は2024.04.26のプレミアドラフト統計

個別解説

伝えたい内容はほぼ出したのであとは個別の所見を述べつつ、環境全体へのコメントもちょいちょい挟んでいく。

1位 往年の構築カード、ドロモカの命令がコモンに

一方的格闘の最先端。緑がメインカラーであれば概ね確定除去として機能する。サイズアップも見た目通り優秀で、除去しながら追加ダメージを与えているような使用感。緑と白のコモンに高性能な除去避けスペルがあること、マナを使い切るためのギミックが環境に豊富でタップアウトしやすいことも強力な追い風。

2位 持たれてたら負けシリーズ筆頭

戦闘補助と除去打消しの実質2モード搭載。今回は緑の生物サイズが無比のためさらに強く使われる。高い指標を出しているが格闘ほどプレミアムでない(後続の生物2種と僅差)。ピックの際は生物ラインを強く確保することを優先すべきと考える。

3位 マナカーブに優しすぎる

環境によっては4マナ域と5マナ域の生物の性能が違いすぎてマナカーブ整備に頭を悩ませることが多いが、そんな悩みを薙ぎ払う見事な2in1デザイン。3点ゲインが計画キャスト時の立ち遅れをカバーしていて攻守に隙が無い。
マナを浮かせたまま立ち回りやすいので除去避けスペルとタッグで指標を稼いでいると思われる。

4位 解説不要の高性能

ストレートに強力だが現代リミテのスピード感においては砂漠無しだと複数採用時に不安がある。砂漠のピック順はかなりシビアなことだけ注意。

5位 マナカーブの化身その2

土地6以降のキャストが本命だが重いハンドの時は加速側も担当できる。砂漠をサーチすれば悪事にも貢献できるのであまりにも優秀。

GIHランキングの性質上、重い所が上に来ているが実際のピック時は優秀な低マナ域との取捨選択に注意

1位 ある意味環境定義コモン

実質2モード再び。緑の生物にはサイズが追いつかないことがあるので自分で緑を使ってしまうことで環境最強アーキが出来上がる。
火力除去は弾かれるし、ライフを攻めるプランは崩壊するしで貧弱な赤をさらに凋落させている主犯。

2位 無法者じゃないけど犯罪級のコスパ

こいつに+1カウンターを乗せる手段がここまでに3枚も登場していることにお気づきだろうか。2マナ生物はGIH指標が悪くなりがちにもかかわらずこの位置にいることが性能を物語っている。占術1はさすがにやりすぎ。

3位 風のドレイクの査定を緩くする選手権暫定1位

こんだけ書いてて実は指標低いとかは無いので安心してピックしてください。

4位 これが4位なのが環境を物語る

見た目通りの優秀な除去だが環境にはオマケでエンチャントを割ってくるカードが結構あることだけ逆風。

5位 これが5位なのが以下略

乗騎を強化しながら騎乗しちゃってください。

1位 蛇皮のヴェール被害者の会会長

+1カウンターの乗りまくった生物や軽いレアクリーチャーが一番脅威という盤面が多く、美味しく諜報しやすい。黒はロングゲームでリソース勝ちしてねという開発側のメッセージが体現された1枚。

2位 砂漠高騰の主犯格

コンバットトリックとして運用するにはリスキーな環境要因が多いので砂漠を必死に集めて出力を上げていきたい。

3位 相討ちのプロ

黒はロングゲームでリソース勝ちしてねという(以下略

4位 フレーバー的にはサボテンにボコられた後でもこの性能

すぐに戦闘参加できなくなるスタッツだがライフリンクのおかげで介護してあげた時のリターンが大きい。墓地肥やしも悪事もできるCIPなので無駄になりにくい。

5位 グレイブディガーもコモンの時代

黒はロングゲームでリソース勝ちしてねという(以下略

1位 さすがの構築級だが…

実は弱いとかは無いがこれまでの色に比べると出力不足が否めない。1パック目から青をメインカラーに据える判断は慎重に行いたい。

2位 青の除去としては空前のコスパ

上のモードがこの重さならインスタントでもギリ合法に思えるが査定を通らなかったらしい。自ターンに呪文を唱えないギミックと合わせられないのが歯痒い。

3位 見た目より指標が良い選手権優勝候補

1マナでインスタント悪事ができると色々起こるので腕に自信のある人はうまく捏ねてやってください。

4位 無法者だが戦犯ではない

リソースへの貢献は充分だが3/4が出るだけでは戦線有利とはならないので繊細なボード管理が求められる。

5位 無双のスタッツではある、青の生物の中では

騎乗が絡まないとデカブツの着地狩りはできない。それでも青の中では貴重な盤面要員であることが高指標の要因と思われる。

1位 とてもいい出力ではある

見た目通りの優秀さではあるが環境を席巻している緑と白にリスクを負わされている。

2位 こいつらは頑張ってる

見た目通りの優秀さその2。最強サイズを持つ緑のベストデッキが発生しやすいアリーナドラフトでは成果を出せていないが卓ドラでは活躍のシーンが増えると思う。

3位 なんとか起動型能力にしてやれんか?

2tに出しても渋めなのが現環境の赤を象徴しているが、後半引いても許しやすい熊として頑張ってはいる。生物ラインが崩れやすい卓ドラではさらなる活躍を期待したい。

4位 出力が名前負けしてる選手権1位

四天王の中で最弱。後手2tに構えてタフネス3をやれない。4-5tの標準生物に対しても多くの場合で火力不足になるので厳しすぎる。 

5位 数値はあるが今度は重い

これを撃ってリターンを取れる場面が少ない。
緑と白の防護スペルがあまりにもリスク。

終わりに

なんとかPTの前に上げたいという熱意を感じ取ってもらえれば幸いです。
1ミリでも有益さを感じたならスキやフォローをいただけると次投稿のクオリティの糧とさせていただきます!


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