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サッカーの神様に目をかけられた夏の宮崎。

もう1か月以上経ちました。8・22宮崎都農町は塩月記念館。
なんて言うと昔のプロレスの会場みたいですが(笑)、一般社団法人ツノスポーツコミッションが主催された森保一さんの講演会でした。
代表理事の宮城さんは、ぼくがいま副会長(理事兼強化部長)となっている一般社団法人日本CPサッカー協会の理事をしてくださっています。
会ってすぐに人柄と明晰さに魅かれましたね。この人もすごいです。

そのご縁があったのと、この2冊の本を読んでかなり響いていたので、埼玉から一路宮崎へ。

障害者割引で半額になるやろと思いつつ、定価の半額だったので普通の割引のほうが安かったのは笑い話。往復4万かかりましたが、友人の倉本和昌さんが「移動距離は成長に比例する」みたいに言ってたよな~と自分に言い聞かせつつ(笑)、そういえば彼も広島出身でした。面白いなあ。

宮崎まで飛びましたが、ぼくは主催者の友人の一人にすぎないので、ツーショット写真とか個別の時間などは全く期待していませんでした。それこそ地域のサッカー関係者や有力者の人たちがご挨拶に行くのだろうからと。
シンプルに直に講演を聴くことで何かを感じてきたかったのです。あわよくばサインなんて妄想はしたけどね(笑)

講演中の写真も撮れば良かったかな。
お話しの感想は長くなるので書きませんが、今西さんは良い選手を一発で見抜く観察眼をお持ちなのに、「自分にはサッカーコーチの経験がないからできない」とオフトさんを呼んでくる謙虚さとか、
森保さんがその今西さんやサンフレッチェ広島というクラブから得た教えを本当に大事にしているんだな...などが、もうひしひしと伝わってきました。

宮城さんもFC岐阜で今吉さんの薫陶を受けられた方なので、上記を本気でやろうとしていることは間違いないですね。

さて講演会も終わり、ぼくはこの後は宮崎駅近くに泊まるだけなので(笑)、宮城さんや一緒に働かれている知人のスタッフの方に一言ご挨拶をしてから帰ろうとしていました。
すると「松村さん、Facebookで存じ上げている〇〇です」とご丁寧にご挨拶してくださる方がいらっしゃいましてビックリ!!!
お会いするのは初めてでしたが、ご縁のありがたさに感激でした。

その後もしばらく宮城さんに会ってから、と正面玄関をフラフラしていたら、森保監督の出待ちの方があきらめきれずに10数人はいたのかな。なにせ現役のA代表の監督ですから、そりゃそうだよなと。
ぼくもサインをもらえたらなあなんて思っていたけど、もしそういう機会があったとしてもこういう地元の熱心な方にこそだよな...と今日の話にからめて浮かんでいました。

にしても後片付けで忙しそうだから、じゃあまたと再会したスタッフの方々にご挨拶して、帰りのタクシーを呼んだ直後でした。

森保監督が玄関に来たと思ったら、出待ちの人たちに開口一番「じゃ写真でも撮りましょうか」と笑顔で。

いや~いい人だな~と思っていたら、あれよあれよと写真や色紙で人だかりができて、おっさん完全に出遅れました(笑)。
もちろん時間は押しているらしく、森保監督はもう出発しなければならない様子。しかもアキレス腱が痛くて両方杖をついているから歩くのにも時間がかかる(^^;
そんななか近くにいた知人のスタッフの石原さんが、ご親切にぼくの代わりに森保さんのところにまで行ってくれて、サインをいただいてきてくれました。

間接的でも、望外にもサインをいただけてそれだけで十分満足でした。
サインを書いてくれたのが森保監督がちょうど車に乗られるところでしたし、お忙しい中でと感謝しかなかったです。
石原さんにお礼を言い、雨が降る中、ぼくはタクシーにゆっくり乗り込みました。

『じゃあ運転手さん、都農駅まで。』と言い終わらないうちに、コンコンと窓をたたく音がしたので、運転手さんがドアを少し開けました。
なんだろうと思って振り向くと...

何とそこには車に乗ったはずの森保さんが!!!

『どうも、森保です。今日は本当にありがとうございました!』と言って手を差し出してくださり握手。こちらは恐縮しきりでしたが、ちょっといま起きていることが理解できていない自分もいました。

もちろん森保監督とそれまでに全く面識はなく、後から宮城さんに話したら驚かれていましたから、主催者つながりでもありません。ぼくが杖をついてタクシーに乗り込むところを見ていたのかもしれませんが、

**それにしても、もともとサイン会とかではない中で、まして一度車に乗った人がわざわざ降りて、雨の中を挨拶をしに来てくれるでしょうか?

どういう方なのかが何よりも伝わってきましたし、ここまでする方が実際にいらっしゃるんだなと感動が湧いてきました。**

タクシーの運転手さんが『今の人誰ですか?』って(笑)
誰ですかってあなたね(笑)
天山が蝶野に『ドゥンガって誰ですか?』って聞いた逸話を思い出しちゃいました(笑)

まさにタイミング。
もっと早く会場を後にしていたら、タクシーを呼ぶ時間がずれていたら、起こらなかった事でした。
幸運とご縁としか言いようがありませんが、ふり返ると今までも時々、サッカーの神様がかまってくれているのかな、と思えるような出来事が起こっています。

本当に有り難いことです...とりわけ今回は翌日起きた時に夢だったのかなと思ったくらいでした(笑)。
ぼくなりにサッカーを通してご恩返しをしていきます。

**森保さん、本当にありがとうございました!!!

そして宮城さんありがとう。**

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