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CP3x3レポート⑤準決勝 四輪駆動vs WAVES 動画あり

CP3x3試合レポート⑤

今日、お届けするのは準決勝Bブロックの四輪駆動 vs WAVESです。
恐らく皆さん一番見たかったカードだったのではないでしょうか。
現場で見れた方はラッキーです。

今大会の台風の目、鳥海連志選手率いる四輪駆動は1回戦でZAHOKUTENを下し、準決勝へ。
対するWAVESは前回大会優勝チーム。敗者復活戦を上がってきたProject-Aを下して激突です。

WAVESは篠田匡世3.5 森谷幸生4.0 古川諒1.0のラインナップ。全員がそれぞれ異なるチームに所属しながら車いすバスケットボールをしているが相性はバッチリ。CP3x3での経験値もあり今大会の優勝候補の一角。

古川諒は普段は埼玉ラインズでプレー
WAVESは現在ランキング1位という事で赤いリーダービブスを着用して出場。
誰がこの日の鳥海選手を止めることが出来るのか注目が集まる一戦となった
一旦停止できないアンストッパブル四輪駆動 鳥海選手


四輪駆動は全メンバーが強化指定選手で、これからの車いすバスケットボール界を牽引するメンバーらで構成。
試合前の要注意チームとして警戒していたWAVESとは準決勝で直接対決となりました。

この試合間違いなく、今大会のベストバウト。

映像編集していてまず皆さんにお伝えしたいのが、この試合は今大会のベストバウトです
特にWAVES、尻上がりで調子を上げてくる森谷選手が奮闘します。
ご注目ください。

準決勝Bブロック 四輪駆動 vs WAVES

森谷幸生 緋田高大
試合前半は緋田が献身的なプレーでWAVESの攻撃を抑えた
高柗義伸選手は高さを活かしたプレーと鳥海選手との絶妙な連携を演出
機動力に定評がある篠田選手は準決勝でもアグレッシブなプレーで四輪駆動に食下がる。
四輪駆動の川上はスクリーンやリバウンドでチームを支えるだけではなく、チャンスがあれば自ら得点できる力を発揮
鳥海選手はこの試合でもゲームを完全に支配
相手チームのファールを誘い込んでのフリースローを獲得
自分たちのペースにゲームを持ち込んだ

試合はWAVES逆転に成功するも、ゲームの主導権を握っていた四輪駆動が勝利

試合は11-9で四輪駆動が前回王者を下し勝利。
決勝のTEAM DAICE戦へと駒を進めた。

一時はリードを許したが、ゲームをコントロールし勝利。
試合後の表情には余裕も伺えた四輪駆動

この試合は今までCP3x3で好試合を繰り広げてきたWAVESがA代表らの四輪駆動に対してどこまでやれるか、主催者目線でもとても楽しみでした。
トーナメントが上がるにつれて点の取り合いや、ゲームの駆け引きとハイレベルな試合が展開され非常に見ごたえのあるゲーム。
私と堀江さんも大興奮。素晴らしい試合でした。

印象的だったのが試合後のWAVESメンバーの表情。
三選手、とても悔しそうな表情。
このゲームに対する熱量も感じさせてくれました。


連覇を逃したWAVES


そりゃそうだよね。こんなに素晴らしい対戦相手と、有観客、会場の雰囲気は力が入るに決まっています。
プレーの内容だけではなく、試合後のそれぞれの感情含めて素晴らしいゲームでした。

WAVESは3位決定戦で5Fingersと対戦に進みます。


つづく