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タクティカル祓魔師・グロッサリー(用語集)

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タクティカル祓魔師・祭具(ギア)一覧


【重要度:高】

・境界対策課(きょうかいたいさくか)

境界対策課 エンブレム

環境庁神祇じんぎに属する政府機関。
警察・消防に次ぐ、第三の公安系機関と呼ばれる。
かいと相対しその祓滅ふつめつを担う祓魔師ふつましおよびそれらを監督する神祇じんぎで構成された実働部隊を擁し、最前線で境界災害に対処する組織。
しばしばきょうたいとも呼称される。
その活動実態について情報の一般公開はなされていないが、ふつの慢性的不足を受け頻繁に広報活動を実施している。

・境界異常(きょうかいいじょう)

現世うつしよ幽世かくりよを隔てる境界を突破してこちら側に顕現した超常的現象あるいは存在の総称。
かつてれいしょうたたり、あるいはフィクションにおいて"かい"と呼ばれていたそれに近しい。
かいとも。民間では主にこちらの表現が用いられる。
基本的に物質的なアプローチで干渉することはできず、一方的に人類社会に禍をもたらす。対処には祭具ギア儀式技術を用いなければならない。
その存在規模、脅威度ごとに一から五の「号級」で区分される。
(例)一号級かい黒蟲くろむし

・祓魔師(ふつまし)

境界対策課 職員証

かいとの直接戦闘=祓滅ふつめつを担う職員のこと。
日本国内における法的な定義においては「公的機関が有するかい祓滅ふつめつを職務とする人員」を指す。
しかしながら広く一般には境界対策課等に所属しない民間の祓滅ふつめつ事業者もまた同様にふつ師」と呼称されている場合が多い。
現在では祭具ギアの発展により、神祇じんぎとは対照的に特別な資格や才能は不要となった。

【重要度:中】

・祭具(ギア)

境界災害の対処現場で運用される各種装備の総称。
祭具ギアの一覧ついてはこちら

・穢れ(けがれ)

かいが帯びている幽世かくりよ由来の瘴気しょうきの総称。
強力なかいほど濃い穢れを纏う傾向がある。
存在しているだけで現世うつしよの意味を歪曲し、変質させる負のエネルギー要素。
ヒトが穢れによって霊体的・身体的な変質を強く受けた場合(火を消しても火傷が治らないように)その復元は叶わないことが多い。
強く現世うつしよに残留する、また加護と相殺し合う性質がある。
そうとも。

・穢装等級(えそうとうきゅう)

かいが纏う穢れの濃度区分。
Ⅰ~Ⅴの数値で表され、大きいほど穢れが濃い。
加護と相殺し合う性質があるため、かい祓滅ふつめつに際してはこの穢装えそう等級とうきゅうを突破・貫通せしめる威力の儀式技術あるいは祭具ギアが要求される。
わば瘴気しょうきによる装甲。
(例)穢装等級Ⅲ

・神祇官(じんぎかん)

境界災害に際し祓滅ふつめつ以外の各種役割を担う職員のこと。
主に儀式技術に精通し、その国家資格を取得した人員を指す。
境界対策課に限らず、国内の神社仏閣に数多く所属している。
祓滅ふつめつ後の浄化作業やふつ師の現場運用、民間人の避難誘導から保護まで様々な職務を行う。

【重要度:低】

・境界災害(きょうかいさいがい)

かいがもたらす人的・社会的被害のこと。また、その事態。
さいとも。

・呪詛犯罪(じゅそはんざい)

儀式技術祭具ギアを悪用して行われる犯罪の総称。
一般の警察組織では対処が難しく、対応には関係各所との連携が求められる。境界対策課は呪詛犯罪者に対する逮捕権を持つ。

・医霊技術(いりょうぎじゅつ)

穢れによって生じた霊体的・身体的損傷および変質を復元するための技術の総称。
研究途上にあり対応可能な範囲は広くないものの、これの体系化により祓魔ふつまの殉職率は飛躍的に低下した。

・儀式技術(ぎしきぎじゅつ)

加護の力を用いて超常的作用を制御する技術の総称。
祭具ギア発展以前においては、祓滅ふつめつのために用いられるのはこの儀式技術であった。
祭具ギアとは対照的に、加護出力をはじめとする個人の才能や血筋などの先天的な影響により効力が大きく左右される。

・神祇部(じんぎぶ)

環境庁に属する政府機関。
元は神祇じんぎ庁だったものが、その廃止に伴って環境庁に吸収されたもの。
境界対策課ほか、境界災害に関連の各課を擁する。

・ジンギくん(じんぎくん)

神祇部公式webサイトより

環境庁神祇じんぎの公式マスコットキャラクター。
神祇じんぎが主催するイベントなどでその姿を見ることができる。

・加護(かご)

穢れが及ぼす霊体的・身体的な悪影響を中和する正のエネルギー要素。
神祇じんぎでは加護によって穢れを取り除くことを「浄化じょうか」と呼んでいる。
研究によりヒトの霊体は先天的に加護を帯びていることが明らかになってきた。
その出力は個人差が大きく、一般的には一号級界異が持つそう出力の2割程度が平均とされる。
神祇じんぎなど儀式技術を修めた者であればこれを制御することができ、その応用により超常的作用を引き出すことも可能。
現世うつしよを今の形態で維持している境界とは加護そのものであるという説もある。

・霊体(れいたい)

精神活動を行う生命体などが有している非物質的な存在根拠。
精神そのものの依代であり、肉体を駆動させる管理者権限。
魂、国によりアストラル体とも。
またかいは基本的に霊体的存在であるため、物質的なアプローチでの排除が困難とされる。

・縁起(えんぎ)

儀式技術祭具ギアを用いてヒトに従わせたかい
加護によって形成される式神とは異なる。
稀にかいが持ちかけてきた契約に応じることで、儀式技術祭具ギアなどを介さずえんとなる場合も報告されている。
公的機関や祓滅事業者を除く一般人がえんを保有することは法律で固く禁じられている。

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