※敬称略

気ぃ狂う勝又です

今週のMリーグでは中田花奈が燃えてましたね
いつかはこうなることは
簡単に予想できた話でしょう

また麻雀界隈全体的な風潮として
批判の批判が強くなっているように感じます

言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンなので筆を執った次第です

また批判は批判だからダメ！！選手を肯定しよう！！
みたいな風潮の中で
最初から全肯定している男がいたんですよ

今週Mリーグで起きたことをまとめて
全肯定男に対する所見を書いていきます

10/23 Mリーグで何があったのか

10/23 第一試合のことです

この4人の卓で事件起こります。

ビースト中田がここから5mをチー

三色赤１を出あがります。
親の2翻ですので2900点ですが

中田は5800点を申告
その後間違いに気が付き2900点を申告しました

場面は変わってオーラス

3着を決めるツモあがり
ツモ・タンヤオの500‐1000ですが…

まず300-500と申告

次に400‐700と修正

最終的に500-1000にたどり着きました

そしてこの表情
さすがに気まずそうですね

各ネット上のリアクション

コメント欄の反応

この件に対するアベマコメント欄の反応まとめです。
※5800間違えの時

※オーラス500‐1000の時

とまぁ、毎度おなじみアベマコメランズでしたとさ

気ぃ狂う勝又の意見

元アイドル中田花奈というだけで
叩かれやすいんでしょうね
まぁその分注目をされるという
圧倒的ストロングポイントもあるんですけどね

個人的には、批判は致し方無いのかなと感じます
前提として人格批判、誹謗中傷はNGですが
（この一行を必要とする風潮がまずおかしい）
今回のケースは批判する人の気持ちも理解できてしまう

なぜなら打牌の内容の段階での批判とは異なり
基本的なルールの段階での間違いであるからです

今回の清一色取らずや、5mチーしての2900
に対する批判とは確実に質が異なると感じます
ましてや500‐1000という汎用的な点数ですので
この傾向は尚更大きいでしょう

私としては批判するというより
ごっとーの点数計算怪しいのかぁという
戸惑いの気持ちの方が大きいです

Twitterの反応

今回のTwitterは中田花奈関連が大変ホットでした

・中田の点数申告への反応

中田擁護派、批判派、批判への批判派など、入り乱れております

・麻雀に意見を発することへの反応

井出プロの反応
かっこいいなぁ
完全に同意します
こういう発信をするプロは応援したくなりますよね

内川プロの反応
現役Mリーガーもこう言っているように
実際コメント欄は特に荒れている現状は
否定しようがないといえます

タケオしゃんの反応
私も普通の感想程度の批評であっても誹謗中傷扱いされる
現在の風潮は感じています

正当な打牌に対する意見に対しても抑圧的ではいけないでしょう

じゃあ全部肯定してしまえ

・選手の麻雀に対する疑問
・選手の選択に否定的な意見
・打牌批判

これらをすべて0にしてしまったらどうなるのだろうか
（現実的には無理であろうが）

それはMリーグの全部を受け入れ
肯定的な意見だけを発信する素晴らしい世界だ

ってそんなのできるわけないじゃん

無理。気ぃ狂うって


解散！！

以上

ん？

いた。

この男、河野直也だ

どんな打牌選択をしても良い点を拾い上げ
ポジティブな解説をすることに定評のある河野直也プロだ

全肯定系解説者河野

それでは全肯定解説を見ていこう

※以下中田の打牌に着目した解説を抜粋
　抜粋箇所は筆者が気になった選択の部分である

まずは東1局
中田は2件リーチを受けて2シャンテン

ここから…

河野：
2人に対してだと打てる牌がこの巡目だと結構ないんで、
今も2s抜いていくかちょっと粘ろうか考えてますね

親の高宮に通っていない片筋6mをプッシュ！

河野：
ああ強気にいきましたねぇ

強気？
確かに2シャンテンから2件リーチで
親に対してプッシュしていくのは
たしかに強気だけどさ…
さすがに無謀な押しにも見える

全肯定解説メソッドその１
無謀な押し➡強気

またこの後、「2sしかなかったんでオリづらかった」とも解説していた

続いて東1局1本場

1mポン3mチーをして

ホンイツドラ１中単騎のテンパイです

上家から8mが打たれます

日吉：
チー！！

河野：
チーするとチンイツですね

まずは上家の8mをスルー！
（チーして78m）

そしてツモってきた4mを…

ツモ切り！

跳満のテンパイを取らず
5200の中単騎続行としました

なお高宮の仕掛けの情報として、
早い巡目にオタ風をポン
ソーズのホンイツをテンパイしています
（河を見ると全然ホンイツには見えませんけど）

では解説です

日吉：
ああ4m5m待ち
※4mツモ切り
なにぃいい！！

河野：
中のほうが拾えるって算段ですかね
あとシンプルに打ちづらいもあると思うんですよ
高宮さんに対して

中田さんのなかではかなり中が高宮さんに
打ちづらい牌だったてことだと思います

ただこれでも危ないんですよソーズのホンイツだと思っていないんで

ん？打ちづらい？？？
一枚切れの中が？
中を切れば5200が12000になるのに？

またその後「ソーズのホンイツだと思っていない」の部分も疑問符が付く
ホンイツだと思っていないなら中切りやすくなりませんかね？

全肯定解説メソッドその２
謎の待ち選択➡打ちづらかった

だいぶ飛んで南2局1本場
中田は3着目
瑞原が大きく沈んだ4着目のためラスのリスクはほとんどない

ここでチャンス手
567三色も見えるが…

河野：
567三色も見えるが難しい。7p2枚見えてる
6p切ると全部保留です
テンパイは逃すが5‐8s引くと高くなって帰ってくる

日吉：
河野さんおすすめお願いします

河野：
おすすめは5p切るのがいいんじゃないかな

日吉：
僕も5p切りたくなってしまう

受け入れ枚数を減らして三色などを追う6s

河野：
6sか。やはり4-7pが弱いって判断だと思います

この手のいいところは北が暗刻も雀頭にもなるので
この選択ができます
6pが雀頭候補じゃないよっていうのもできる

狙い通り7pを引き入れて

とても広い1シャンテン
両面×両面のヘッドレス、かつ暗刻があるため良型が確定する

河野：
うれしい方ですね

日吉：
我々5p7p泣きながら捨ててますね

このチャンス手から5mをチー

だいたい12000以上の1シャンテンを2900のテンパイにします

日吉：
来るぞーすっごいの来るよ

※5mチー

日吉：
鳴ーいたかー

河野：
鳴きましたね

5mまだ1枚目ですけど
この親がながれてしまうのもいやですよね
もう終盤だからっていう最後の選択ですよね

実況日吉が鳴かないものとして
ツモる前からテンパイを煽ってるのも面白いですね

このチーの評価軸としては
・だいたい12000➡2900
・上だけ見ればよい点数状況
・1枚目スルーしてもテンパイだけならできそうな受け入れ枚数
・高宮のカン8mチー
などですかね…

1着2着の割合はかなり下がりそうなチーではあると思いますが
これを解説で伝えるのは難しいんですかね
この選択に関してはよい部分だけ見ると
こういう解説になるんでしょうねといった感じ

全肯定解説メソッドその３
メリットデメリットある選択➡メリットだけを取り上げよう

そして8sを出あがり
5800と点数申告を間違えていたので
チーの判断の段階で勘違いがあるのかもしれないが…

結果あがりになったが
12巡目、トップだけ見ればよい状況でチーはするべきなのだろうか？
解説だけでは全くわからない部分である

全肯定は静かな毒

全肯定解説…
選手のいいところを拾うといえば聞こえはよいが
実態は果たしてどうだっただろう？

麻雀的に大切なものを失っていないだろうか？

そもそも麻雀は選択にメリット、デメリットが必ず起きるゲームである以上
メリットのみを取り上げると歪んだ解説になるのは必然だ

メリットのみを取り上げる実況を選手の意思を汲み取るのがうまいと評価する人もいるが

過剰に選手を尊重しすぎて話のバランスが崩れている

選択に対して明確に「損である」というのは難しいだろうが、打牌の選択のメリットデメリットを示したうえで「わからない」ということは可能だと思う
（実際にそう解説する人もいる）

河野直也の解説を
選手の意思を拾うと捉えるか
謎打牌の擁護と捉えるかは人それぞれなのだろう

ただ麻雀的に不自然なことを言うのはやめてほしいものだ

まとめ

10/23のMリーグでは
・中田花奈が点数計算をミスして燃えてた
・河野直也の全肯定解説ってどうなんだろうって思った

以上です

あとがき

さすが中田花奈というか、このツイートかなり反響がありました。
もちろん肯定、否定的なものもあります

私が面白かったのはこれ

「気ぃ狂う勝又は推し活だった」

以上です

ちなみに好きな麻雀プロはRTDの平賀、内川。Mリーグだと小林、たろう、園田。