見出し画像

環境調査から見る「自然との共生」の安っぽさ

どうも。はじめまして。
普段、環境調査をしている者です。
初めてのnoteとなりますので至らない所もあるでしょうが、一読していただけたらと思います。

さて。
みなさまは環境調査についてどれだけご存知でしょうか。
多くの方が、
「環境調査?あ、うん・・・ああ、あんな感じのヤツ・・・多分・・・」
と、ふんわりとしたイメージを思い浮かべることと思います。

世間では
「エコ」だの
「異常気象」だの
いろいろ語られてますけど、まだまだニッチな業種です。実際。

と、思ってたんですけど。
最近、やたらに
「アレはどうなんだ?」「コレはどうなんだ?」
と聞かれることが増えてきたんですよねぇ。
豊洲市場ですか。
あれ以降にホント増えた。
で、
「この前さ。テレビの・・・ニュースで見たんだけどさ・・・」

これ!
コレ!
This!

勢い余ってしまいましたが、ほんとコレなんですよ。
こういうのって伝える側がちゃんとしてないと駄目。
そりゃあ、
まあ、
いろいろ事情はあるんだと思いますよ。時間とか。

(ま、意図的なのも感じることもありますけどね。)

そこで!
環境調査の現場から伝えられることもあるんではなかろうかと。
思ったのです。

で。
ようやく、今回のタイトルの話に入ります。

「自然との共生」

実は、このテーマはかなり奥が(闇も)深いんですよ。
体験談を語るだけでも、数時間欲しいぐらいです。

流石に初回だし。
だらだら長く書き連ねるのも、いきなり専門的なこと言うのもアレだし。
なので、さわりの部分だけサラッと書きます。

まず、結論言っちゃうと、
自然にとって現代の人間は邪魔でしかないんですよ。
正直な話。

これまで、ずっと「環境調査」って書いてきましたけど、
この「環境」という言葉には
自然環境
生活環境
の、2種類の意味があります。

前者は文字通り「自然」の環境を言いますが、
後者は「人間が生活するのに適した空間」の環境を言います。

でも、
世間ではここらへんがごっちゃになってるんですよ。

実際、ほんの数日前のことですが、

「ん?お兄さん。何やってんの?何かの調査?」
「そうですねぇ。環境調査です。河川の。」
「おお、それは頑張って。自然は守って残していかないといけないから。」
「あ、はい。ありがとございまーす。」
「ねぇお兄さん。私らみたいに農業とかもっと大事すべきでしょ?」
「そうですねぇ。農業は大事ですねぇ。」
「ホント、私らみたいのが自然を守ってるんだから。」

いや。
じゃあ、「チッ素」とか「リン」とか、考え無しにばら撒くなよ。
お前らのせいで調査来てんだよ。

勿論、
そこらへんの言葉は飲み込んで、
「あはは」
なんですけどね。

ちゃんとしてる人もいるんですけどねぇ。
でも、
一般的に自然っぽいイメージのある業種の方ってルーズですよ。
農業
畜産業
漁業
とか、この前の太陽光発電関係の人とか酷かった。

人ひとりの
「これくらいなら大丈夫」
なら良いんですけどね。

彼らはそれをha(ヘクタール)単位とかでやってますから。
別に良いけどさ。

当たり前のことですが、
自然に田んぼや畑は出来ません。
動物はあっちこっち行きますし、
植物は好き勝手に生えます。
河川に重金属が流れてくることもあれば、
突然に有毒ガスが出ることもあります。

景色を美しいと思うのは勝手ですが、
その美しい景色のほとんどは人間が破壊した結果なんです。
自然ではありません。
改めて言いますが、「自然環境」と「生活環境」は違います。

自然って言葉は綺麗ですが、その言葉を使って驕って欲しくないですね。
ましてや「自然との共生」とか、そう簡単じゃないぞと。
何を根拠にそんなことが言えるのかと。

環境調査をしていると、そういうのが数字で出てきますから。
怖いですね。

********************************
いかがだったでしょうか。
強めのタイトルの割に内容薄いなぁって思ってるんですけど。
締め方もよく分かんないし。
今後は専門的なことを含めたり、でも難しくするのも嫌だし。
もっと調査自体のことも書きたいですね。
文章ももっと短くして読みやすく。
課題はいっぱいありますね。
あと、基本は無料にして寄付ぐらい貰えれば御の字で。
でも、専門的なことも書きたいのでそっちは有料にしたいなぁ。
コメント頂ければ必ず参考にしますので。
では。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?