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AKI KASARA 竹廣泰介

ブローチのこと

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銀彩のブローチは一見金属の様に見えますが、硬質磁器に3回以上焼成し銀を焼き付けたものです。ヤキモノですから軽く、多様な表現も可能です。
ブローチを作る上での私のコンセプトはシンプル、プリミティブ、フラット、そしてシルバー。

ブローチは胸元を飾る小さなオブジェ。洋服をプライベートな画廊空間に見立てて、心の中で移りゆく自由なイメージを、ゆっくりとカタチとして提案していきたいと思います。

はじめまして

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静岡県掛川市の山里で「銀彩」という伝統技法を用いたアクセサリーを作っています。静岡の気候は温暖で季節も優しく、工房の周りにはカモシカ、キツネ、フクロウなどの野生動物も出没します。

この地に工房を構えて30年。工房ではガス窯や電気窯、そして穴窯などで食器や花器からオブジェまで、多様な作品を作っています。

アクセサリーを作るきっかけは「ポップなブローチは沢山あるけど気軽に楽しめる大人のブローチを作ってみない?」という連れ合いの一言です。いつの間にかブローチだけで300種類以上になりました。

会いに行く

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マリノ・マリーニが好きです。近くの美術館・資生堂アートハウスにとびっきり素敵な作品があります。

粗野ではなく素朴。そしてプリミティブな永遠性を感じるこの作品は、私のものづくりの原点にもなっています。この贅沢な場所で過ごす時間は、私にとって極上のひとときです。

特別な時間

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自称夕日ハンター。いろんな場所で夕日を追いかけています。夕暮れに農作業を終えて山を下りる人は、山を駆け登る私を不審に思っていることでしょう。(裏山の茶畑から遠州灘を望む)