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Howard Jones - What Is Love?

80年代のヒットポップを振り返る

最近、この曲がふわっと頭に浮かんできて、
改めて聴くと切ない良い曲だなぁと。
音をしっかり聞いてしまえば、それは80年代の香りは十分にあるけど、
シンセの使い方がイケイケ80sじゃなく、必要あって使っているというか、
無駄にてんこ盛りじゃない感じがイイ!

という事で、本日のお題は、
Howard Jones - What Is Love?

チャートパフォーマンス

この曲は1983年のアルバム「Human's Lib」からのシングルカット。
UKでは最高位2位
ビルボード最高位33位(1984年の夏)

ナント、33位までしか行ってないの?
アメリカ・キャッシュボックスの最高位も35位らしいので、このサウンドをしっかり覚えているというのは、よっぽど自分にとってサウンドの印象が強かったんだろうなぁ~と。

ハワード・ジョーンズと言えば、NEW SONGっていう曲もありますが、
こちらも同様に、
UKでは3位
ビルボードでは27位
似たようなパフォーマンスです。

NEW SONGの方が有名ですがって言おうとしましたが、
チャートを調べてさほど変わらないことにビックリ。

サウンド

この時代はやっぱりシンセベースが目立ちますね。
ドラムもパッド系も金物系もシンセなんですが、
ベースに耳が行きます。ムーグのベース?
→ベースはDX7らしいです。識者の方が教えてくれました。(追記)

Aメロのベースの組み方は面白く、
ルートを弾く単純なラインを真ん中に据え、
高めの音域でフレーズっぽく動いているは若干右に寄せている。
この組み方から、この高い音のフレーズをベースと呼んでいいのか微妙ですが、同じ系統の音を使っているのベースという事にしておきましょう。
同じ系統の音と言っても、EQで若干下の周波数を切って高い音に合うフレーズにしているかも知れない。

ミックスのマニアックな話になるけど、音は周波数が上がるほど、上下位置で上で鳴っているように聞こえるのです。
ルートのベースはしっかり低音を出して中央の下に定位、
高い音は高い音域で上に定位、みたいなことをやっているかも知れません。

金物のキラっとしたシンセはひょっとしてDX7???
DX7の販売は1983年5月だったようで、制作に間に合うと言えば間に合う。
でもギリギリすぎるから違うかな。
どなたか詳しい方教えてください。

ドラムも当然シンセの音なのですが、リバーブのかけ方が80年代です!
スネアのリバーブ、深いですね~、そしてゲートかかってますね~。
ハンドクラップも深~いリバーブが。
ここを切り取ってしまうと見事な80sサウンド。
まぁ仕方ないよね、時代ですから。

現在のハワードジョーンズ

いまも現役で活動しているようです。
2019年にアルバム「Transform」をリリースしています。

サウンド的には、シンセの音もちゃんと今の音になっていますし(当たり前か)、曲も良い感じです。
当時のHoward Jonesを知っていて、久しぶりに聴いたい人も安心して聴けるサウンドという感じでしょうか。

という事で、今回はハワードジョーンズでした。

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