見出し画像

クラサン的ロジカル耳コピ思考①~君は1000% イントロ篇~

今回は、1986オメガトライブの名曲、「君は1000%」のコードを採っていく実録を書こうと思います。

というのも、80年代ポップスのカバー音源を作ろうという企画のための候補曲にこの曲が上がったのです。

音源制作用にアレンジする場合は、このコードから変えてしまう所も出てきますが、まずはオリジナル音源のコードを採っておきます。

一気にたくさん書くと大変なので今回はイントロ部分を書きますね。

まず、音源はこちらです。

イントロは2部構成に分かれています。
まず前半の爽やかな部分から。

C-D/C-Bm7-Em7
Am7-B


ちなみにキーはG(Em)です。

度数表記に直すと、
ⅣーⅤ/ⅣーⅢm7ーⅥm7
Ⅱm7ーⅢ


C(Am)キーで書きなおすと
FーG/FーEm7ーAm7
Dm7ーE

です。

1段目の FーG/FーEm7ーAm7
これ、この前のザ・カセットミュージックっていう番組でやってた、キュンメロ進行です😂

例えばユーミンの「卒業写真」の
「人ごみ~に流されて~」という所のコード進行
まさにこの進行です。

ポイントは
FーGーEm7ーAm7
ではなく
FーG/FーEm7ーAm7
とFがベース音として残るところが浮遊感を残してキュンとなるところです。

まさか、この曲のイントロでサラッと使われているとは😮

そして、2段目のDm7ーE
これは、Em7とせずE(E7かも)にしているところが鍵です。
メジャーの3度を7thにするというのは、平行調のマイナーキーへの進行感を促す定番の使い方です。
これ覚えておくととても便利です。

そして後半はオリジナルキーで書くと
Em-DーCーB
度数表記だと
ⅥmーⅤーⅣーⅢ
Cキーで書くと
AmーGーFーE
です。
ここは順次進行を並べて流れ落ちるようなスムースな流れを演出しつつ、Aメロへつなぐ役割です。
Aメロではこの進行とほぼ同じものが出てくるので、前振りですね。

ちなみに、イントロの最後やサビ前のコードは、その曲のキーのメジャーもしくはマイナーのドミナントコードが出てくることが多いです。
マイナーのドミナントコードが出てくると、一瞬どのコードが鳴っているか分からなくなるので、分からなくなったら、マイナーキーのドミナントコード、つまりⅢ△やⅢ7を当ては見ると良いと思います。

それでは、今回はここまで。
耳コピで採っているので、違う所があったら教えてください。

次回はAメロに行きます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


p.s.
craft sound studioでは、動画のBGMから、音楽活動に使用する歌モノ楽曲まで制作しております。制作した楽曲著作権譲渡楽曲ですので、その後ご自由にお使いいただけます。
楽曲制作のご相談はツイッターのDMやココナラからどうぞ。
価格は¥35,000~

ツイッター:

ココナラ:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?