瞬間的決断を強いられるサッカーというスポーツ

サッカーでは試合中に選手自身が状況を判断し決断する場面が無数に存在します。

 

そういった、「判断し決断する力、状況判断力と決断力」のことをサッカーでは「ディシジョンメイキング(Decision making)」と言います。

 

今回はこの「ディシジョンメイキング」を育むための練習について少し書きたいと思います。

 

 

【練習の中でも決断機会を増やす】

僕は1つの練習メニューをつくるときに、「型にはめる部分」と「自由度が高い部分」が両方入るようにつくっています。

 

たとえば、

ドリブルの練習であれば、ドリブルコースをつくるときにジグザグドリブルのコースだけで終わらせず、そのコースの続きにもう一つコーンを置いておき、好きなフェイントで抜くように指示を出します。

 

ここでいう「型にはめる部分」は前半のジグザグドリブルのコースです。

「自由度が高い部分」は後半の好きなフェイントをやるコースです。

 

「型にはめる部分」だけの練習も重要ですが、「ディシジョンメイキング」という観点からいくと、やはり「自由度が高い部分」は必要になってきます。

 

しかし、全て「自由度が高い部分」だけで練習を組むというのも僕はあまりしません。

なぜならば、試合中に本当に自由な状況というのは存在しないからです。

 

 

【負荷がかかった中で決断ができるようにする】

試合中は常に相手がいて、味方がいます。

どんなときでも、選手には身体的、精神的な負荷がかかっています。

 

マークが付いているとき、味方が近くにいないときは身体的にパフォーマンスに制限がかかります。

逆に、フリーでボールをもらえるとき、味方がフォローしてくれるときは選択肢は広がりますが、最善を判断するために精神的な負荷がかかります。

 

さらにはフリーでボールを持てる状態はほんの数秒です。すぐに身体的負荷が襲ってきます。

 

つまり、試合中に本当に自由な状況というのは存在しないのです。

 

なので、練習中も全て「自由度が高い部分」だけの練習は行いません。

「型にはめる部分」も用意し、身体的に負荷を掛けさせます。

そして、「自由度が高い部分」で、選択し決断するという精神的な負荷も掛けさせます。

 

練習1つとっても、子どもたちが決断する機会が「あるのか、ないのか」というのは僕の中で重要な部分となっています。

また、モチベーションという観点からも子どもたちが自主的に決められる部分があると自ら考え、工夫してくれるようになります。

 

 

~子どもたちへ~

「過酷な選択の果てに、納得がある」

天王寺瑚太郎(『Rewrite』アニメ・ゲーム)

 

決断するには勇気がいる。

決断するには情報がいる。

決断するには能力がいる。

勇気、情報、能力、全てを最大限に発揮できることは稀だ。

どんなときにもプレッシャーがある。

どんなときにも敵がいる。

どんなときにも不安がある。

全てを最大限に、最高の選択を求める必要はない。

ゴールを取るための、納得できる決断をすれば良いのだ。

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サッカー&フィットネス

ライフスタイルスポーツについて書いています。主にサッカー、筋トレ、ランニング、メンタルマネジメントなどについて考察しています。
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