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思い込みの罠

「展示タイムが抜群だ!」
「節一クラスの伸びだ!」

「もしかしたら荒れるかも。隣の艇が展開をつけば万舟だ!」
「こっちのスジも抑えよう!」


気づけばいつもより多く14点近くも買ってしまっている。外れたら痛い点数。
「それでも捲るに違いない!これで行くぞ!」


いざ本番レース、スタートしました!
しっかり凹んでイン逃げ決着1-2-3。

「捲れたやろ!スタートいけよ!ク〇が!」

・・・

こんなふうに「信じていたのに騙された」ような思いをしたことがありませんか?はい、私です

この記事では、そんな人(自分)の内面を解剖していきます。
自分で書きながら、とても耳が痛いお話なんですが、ご興味のある方だけどうかお付き合いください。

過去記事のリライトです。

確証バイアスの罠

突然ですが、"確証バイアス"という心理現象、ご存知ですか?

バイアスとは主に「思考の偏り」を指す言葉。

そして、確証バイアスは自分の信じたいこと考えを支持する情報に焦点を当て、それを否定するような反対の情報を無視・軽視する傾向を指します。

要するに、確証バイアスとは「自分が正しいと思うことしか信じようとしなくなる」という心理傾向です。

これに関して、あなたもきっと共感できる経験があるはずですし、僕も思い当たるフシが多くあります。

競艇予想に置き換えて考えてみると、例えば特定の選手に対して「この選手の捲りで違いない」と思い込むと、その選手に関する良い情報だけを集め、逆に不利な情報を無視してしまうことがあります。


例えば、展示を見るまでは、内枠選手の節間スタートが遅く機力も劣勢だと思っていたけど、いざ展示を見た時に思ったよりも良さそうで、狙いたい選手があまり見栄えしなかった時。

「思っていた感じと違いそうだ」と感じたなら、本当は見送るほうが賢明といえるのでしょうが、確証バイアスに陥ることによって「自分の買いたいという気持ち」が肯定されてしまうことが考えられます。

そうなると、
「展示はあまりよく見えなかったけど、本番は良いに違いない!」
「カド受けの選手は普段スタートが遅い選手。展示はよく見えたけど本番は遅れるに違いない!」

こんな風に自分にとって都合の良いほうに情報を取捨選択してしまうことがあります。
これこそが「確証バイアスの罠」であるといえるでしょう。


この厄介な心理現象、確証バイアスは競艇予想においても注意すべき現象であり、特に特徴のある選手・クセの強い選手(わかりやすい例で言うと、菅選手・藤山選手などの極端な捲り屋の選手)については、よりこの傾向が強まってしまうので注意が必要だといえます。

もちろん、素直に思ったとおりの展開になることもあるので、そういった選手を買うことを否定しているわけではないです。
ただ、注意したいのは「自分にとって都合の良いように予想する」ことではないでしょうか。

さらに、公式の舟足評価やTwitterなどで活躍するコアなファンから、自分の見解を後押しするような肯定的な情報を目にした時、確証バイアスはより強くなって「思い込み」はガチガチに完成してしまいます。

この傾向に陥ると、不利な展開や逆に遅れて捲られる可能性など、他の要素を見落としてしまうことになります。


では、どのようにすればこの思い込みによる罠、確証バイアスから逃れることができるのでしょうか。

頭じゃ分かっちゃいるけど

こんなことを書きながらも、僕自身何度も同じ過ちを繰り返しています。
ただ、この過ちはいわば「感情が生み出した心理的な欠陥」なので、感情を持って生きている限り避けようがないものなんだと思います。

ただ、こういった過ちがあるということを知っている人と知らない人では、どこかで大きな差がついてしまうこともあるかも。

例えるなら、気づかずに崖から飛び降りる順番を待っている集団の中にいても、過ちの存在を知っていることで並んでいる途中に考え直して踏みとどまれるかもしれません。

では、どのようにすれば、踏みとどまれるのでしょうか。

・一定の評価軸で競合選手も含めて平等な視点で評価し、冷静に予想を組み立てる
・客観的に考え、「思い込んでいないか?」とベットボタンを押す直前で自分に問いかける

こんなところでしょうか。
勢いで賭ける前にひと息ついて考える習慣を持ちたいですね。

また、オッズを形成しているのが人である以上、皆の思い込みもオッズに反映されることがあります。
そんな時に、実際の確立と配当が一致しないいわゆる「オッズの歪み」が生まれます。
これは要するに、「実際の確立は低いのにオッズも低い、実際の確立は高いのにオッズも高い」といった矛盾した現象のことを言います。


「いや、ちょっと待てよ?」
「実は皆が思っているほどそんなに良くないんじゃないか?」

一寸先の闇、ギリギリ踏みとどまれた時に、九死に一生、いや、一勝を得ることができるのかもしれませんね。

あとがき

エンターテイメントとしてボートレースを楽しみ、レースの熱に身を委ねていけばいくほど、この「思い込み」はどんどん強くなるのかもしれません。
もちろん、本当は舟券なんて好きなところを買えば良いのですが、負けずに済むなら負けたくないですよね。

必要以上に無駄に負けてしまわないようにも、「頭はクールに心はホットに」楽しんでいきましょう!

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