育成年代における人間性
皆さん、こんにちは。
今回は8/7-8/12まで行った関西遠征（神戸大阪）で感じたことを書こうと思います。
まず、関西遠征に行く背景はグリーンアリーナカップに今年も参戦する事になった事と、フットサルフェスタ（旧ホンダカップ）の全国大会が大阪で開催され、そこに参戦する事になったので泊まりっぱなしの遠征を実施しました。
自クラブではフットサル以外に”自立”（自律）を目的とした育成を行っています。
今回はユースの遠征ですのである程度、成熟していなければならない年代だと思っています。
その思いから遠征は全て公共交通機関で行くことに決めました。
旅程として
沼津～静岡（JR）新静岡～新大阪（新幹線）大阪～三宮（JR）三宮～運動公園（JR）
また、中日のTMもバスを使用して移動しました。
もちろん高校生なので何度か私に怒られます。
携帯を失くす、人に酔い体調不良等アクシデントや周囲に迷惑となる行動等、様々です。
そこに成長があり課題も見え、周囲の一般の方々にはご迷惑をおかけしたと思いますが大人としての優しさから彼らはいい勉強をさせてもらいました。
そんな中、グリーンアリーナカップやフットサルフェスタに参加をしてきて色々なチームを見聞きし私は過去の出来事も含め考えさせられました。
グリーンアリーナカップの参加チームはどのチームも”日本の教育”が行き届いていると感じました。
挨拶や態度など清々しい物でした。
そこに本質が乗っているかどうかはすごく大事なことで形式ではなく”心”がどうなのか、が重要だと考え、子供たちに伝えています。
参加チームの中には本質を捉えてなく、やらされいる子供も中にはいました。年齢を重ねるにつれて、後から本質を理解するパターンもあるので特別咎めませんし彼の今後期待。といったところでしょう。
グリーンアリーナカップはピッチ内外共に素晴らしい選手達が集まった大会でした。
フットサルフェスタの全国大会に関しては正直がっかりでした。
オープンは名古屋サテ、SBFCロンドリーナ、gatt2008とレベルが高い大会だと感じましたが育成カテゴリーに関してはあまりフットサルクラブが出る大会ではないかな、と感じてしまいました。
その中で育成カテゴリーを見ると
U12（男子）
U15（男子・女子）
U18（男子）
とありました。
私のチームはU18での出場でしたが大会参加チームの質がずさんだと感じました。
西日本代表のチームは監督不在で大会参加。
代替の関係ない指導者がベンチに座る。
あまりいい噂を聞かないチームでしたが噂通りでした。
高校生ともなれば自身で良い悪いの判別は付きます。周りを見る事もできます。そうなれば行動や言動に少なくない責任もでてきます。
私はそう思っています。子供だから許される範囲は年齢と共に狭まってきます。
そこを逸脱した場合には成長に関わる立場として伝えなければなりません。
そこができずに
何が指導者だ。大人としての責任が全うできてないだろ。今すぐ指導者辞めちまえ。
と思っています。
他チームの事はよくわかりませんし何を”大事”にしているかでやり方は変わると思います。
ただ、育成に関わる身の人は自分を律さなければならないと思います。
全員真面目になれ、と言う事ではありません。
スポーツは楽しいものです。
それは相手や仲間あって楽しめるものです。自分一人では何も楽しくありません。
それをユース年代で理解できていない選手は”遅れて”います。
ユース年代になれば
”子供が可哀想”
ではなく選手が”遅れて”いることを自覚しなければならないのです。
目の前の自覚から逃げる様に内輪で凄い巧いは外から見たらみっともないのです。
信念は大事ですが周囲を受け入れるパーソナリティがなければそれは
”信念ではなく自己満足”
の他ないと思っています。
自分としては3年前に関東リーグの下部組織（U15）と試合をしたときにも似たような感覚を経験しました。
自チームの選手が怪我をして（大したものではないが選手としての準備の欠落が招いた怪我）相手の監督に話をした時に
「あぁ、すみませんね」
の一言。
違う、あなたがすべきことはそれじゃない。謝る事で解決するはなしじゃない。
あなたがすべき行動は爪を切らずに試合に臨んだ選手の準備不足を叱るのが育成だ。
私はそう今にも口から出そうだった。
でも口には出さなかった。
私はその方を選手時代のピークから知っていた。凄くいい選手でリスペクトもしていた。が一瞬で憐れんでしまった。
自分がリスペクトしていた選手はこんなもんか、と。
以降、そのクラブとは関りがなくなったがU12は全国へ行ったりと活躍している様だ。
競技力が高ければ人間性が低くてもいい事はない。
大事な部分を見失えばクラブは衰退していく。
そんな事を思い出させる遠征だった。
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