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認知科学に基づくコーチングとは?

みなさんこんにちは、「いろえんぴつ」です。「大人の青春のアップデート」を理念にコーチングを提供しています。この記事が「あなたの人生は泣けるほど素晴らしい」そんな当たり前のことに気づくきっかけになれば嬉しいです。2021年2月に入学を決意し、2021年4月からmindset coaching School 4期生として「認知科学に基づくコーチング」を学んでおります。一流のコーチと出会い、衝撃が走り、自己適用期間を経て、いよいよモニターセッションが開始となります。プロコーチになるために爆速でぶち上げたいので、無料モニターセッションに興味がある方はご連絡ください。

認知科学に基づくコーチングとは何か?

基本的な概念について記事にまとめました。詳しい解説や質問などは無料モニターセッション内で行います。セッションの質を高めるためにも、ぜひお時間ある時にお読みください。

認知科学とは?
情報処理の観点から、知的システムと知能の性質を理解しよう理解しようとする研究分野です。人工知能とも密接に関係するこれからの時代を切り開く学問と言えます。

人間は

▶︎①情報入力:外部からの情報を受け取る(外部刺激)
▶︎②情報処理:内部表現・ビリーフシステムによって処理
▶︎③情報出力:行動する

この情報処理のプロセス、認知処理のプロセスについて追求しているのが認知科学という学問であるということです。

情報処理のことを別名「内部表現」「ビリーフシステム」と言います。数学でいうところの関数のようなものです。

心(マインド)は重要性関数であるといえます。

私たちがアプローチしているのは、②内部表現・ビリーフシステムです。

マインドの使い方をお伝えすることによって、内部表現・ビリーフシステムにアプローチして、人生にインパクトを起こします。

ゴール設定について

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そもそも「コーチ」とは「馬車」という意味です。つまり、コーチとは「目的地へ向かいたい人を目的地まで連れて行ってくれる人」であり、コーチングとは「目的地に向かいたい人を目的地まで連れて行ってあげること(それを手伝うこと)」ということになります。

この定義で行くと、目的地(Goal)があることが前提な訳ですが、中には目的がはっきりしない人もいます。だから、目的地(Goal)を設定し、明確化して連れていくということもコーチの役割であるということです。

認知科学に基づくコーチングにおける、Goal設定には3つの条件があります。

①want to(本音)であること
②現状の外側であること
③複数の領域(All Life)で設定すること

前提として、人間には「今ここにないもの」を生み出すことができる力をもっています。(人間には無限の可能性がある)そんな言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?(実際に自分に無限の可能性がある)と言える人はどれくらいいるでしょうか?

脳のデフォルト機能からすると、今ないものを創造する力を備えているのですが、多くの人はそれに気づいてすらいません。なぜなら、人間は動物なので、生命維持機能が備わっていて、これまでの人生を生きてきた中で「失敗記憶」「ネガティブな記憶」が蓄積され、安心・安全を求めて、無意識的にリスク回避が強烈に働きます。「自分にはできない」「自分には無理」「どうせ自分なんか」とネガティブイメージ、ネガティブトークが脳内を支配しています。脳のミッションはいつでも「現状維持」安心・安全な現在の状況を維持することであるということです。

だからこそ、既存のもの、これまでの経験、過去からのGoal設定では、なかなか上手く行きません。「そもそも、自分のGoalって何?」と迷子になっちゃう人も多いのが現実です。

これは、別に問題ではなく、脳の生命維持機能としてめちゃくちゃ重要なことであり、前提がそういうものなんだという理解をしてもらえたらいいのかなと思います。よく、「自分のGoalが分からない」「自分のやりたいことが見つからない」「だから自分はダメなんだ」とどんどん殻に閉じこもろうとする人もいらっしゃいますが、「人間はもともとそういう生き物だから何の問題もないですよ」というです。問題ではなく前提ですので、ご理解ください。

そして、そもそもGoalとは、見つけるものではなくて「設定するもの」「決めるもの」なので、見つからなくて悩む必要も全くありません。ご安心ください。それでは、一つ一つの条件について、もう少し詳しく考えていきましょう。

①want to(本音)であること
誰かの期待に応える!とかそういう話ではなく、本当に自分がやりたいことです。
この本音の欲求(〜したい)をwant toと言います。別名、権威性の排除とも言います。

✳︎権威とは、自分にとって大切な重要度が高い存在の人や集団を指します。(親や先生、上司、恋人やパートナー)ということになります。個人ではなく、集団的な権威というものも存在しています。権威に従わず、やっちゃうこと、無意識・無自覚にやっちゃうことがwant toだということです。
人生を長く生きていると、周りからの期待・会社からの期待が自分のやりたいことだと勘違いしているケースが非常に多いです。

✴︎周りからの期待・会社からの期待に応えなくては…という状況を「have to」といいます。have toとは、権威に従う、外圧等、つまりは他人軸でやっていることです。
以下は、want toとhave toの例です。

want toの例
・理由はわからないけど、とにかく心がどうしようもなく惹かれるもの
・時間を忘れて没頭してしまうもの
・ついついお金やエネルギーをかけてしまうもの
・自分の大切な人に止められてもやってしまうもの
・誰にもほめられなくてもやってしまうもの
・頼まれてもいないし、お金を払ってでもやってしまうもの

have toの例
承認欲求編
・褒められたい
・良い〇〇(上司、部下、先輩、後輩、パートナー、親、子ども、etc)だと思われたい
・優しい人、立派な人、頭が良い人と思われたい

自己犠牲編
・あの人を支えたい、養いたい、役に立ちたい
・あの人の幸せが私の幸せ、あの人のためなら我慢できる

自己防衛編
・怒られたくないからやる
・嫌われたくないからやる

自己投影編
・過去の自分を救いたい、過去の自分に似た境遇の人を助けたい
・過去の敵にリベンジしたい
(昔、自分が〇〇で苦労したからあの人を助けたいとか、自分が〇〇で辛かったからあの人を救いたい、みたいな発想)
「本音でやりたいことに生きる」本音でGoal設定する以外あり得ません。

しかし、実際はいかに本音と向き合うことが難しいかも理解していてください。だからこそ、コーチの存在が重要であるとも言えます。

②現状の外側であること
認知科学に基づくコーチングでは「現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来は全て現状」としています。

「年収を800万円→1,000万円にする」と言ったり、製菓学校に通っている生徒が「将来はパティシエになる」といった類は全て現状です。

では、現状の外とはどういったものか?
これはGoalを達成するためには既存のビジネスモデルや組織構造を変えないと達成ができないようなものです。※自分の頭では思い浮かばないものと認識してください。

現状の外側のゴールを設定できているかは、以下の3つを満たしているかで判断出来ます。

1.やり方が全く想像つかないもの
2.想像すると怖くなってくるくらい大きいもの
3.周囲の人が驚いて止めてくるもの

書籍の言葉を引用すれば、「Goalは楽園ではない」ということです。恐怖心が伴います。一歩踏み出す勇気が必要だということです。勇気とは「恐怖心がありながらとる態度・行動のこと」です。

Goalを設定し、決断した瞬間から全ては始まります。これは、言葉ではなく、実際に体験するのが一番です。

③複数の領域( All Life)で設定する
仕事・趣味・人間関係・社会貢献・知性・家族・健康・ファイナンスと、8つの領域でGoleを作っていきます。

8つの領域それぞれの定義と重要点について解説します。

仕事:役に立つこと/社会に対しての提供する機能
趣味:役に立たないこと/呪い・プロ化・プロへ委任
健康(美容):ゴール達成時の健康=運動・休息・栄養のバランス
家族:パートナー・子・家柄との関係性においてどうありたいか?
知性:仕事とそれ以外の領域で分けた生涯学習(体型的に学ぶので学問)
社会貢献:重要性の外に対して、お金と時間とエネルギーを投下する(SDGs)
人間関係:仕事とプライベートを分ける/友人関係
ファイナンス:ゴール達成時の資産(収入と資質のバランス)

1つのゴールだけではその他の領域とうまくバランスが取れないことがあります。
例えば、仕事が好きでめちゃくちゃ働いてしまい、健康や家族を犠牲にしてしまうなど、皆さんにも経験ありませんか?まさに私はそんな人生を生きてきました。そんな私を信じて、支えてくれていた家族の存在に気づけて本当に良かったです。ALL LifeでGoal設定をして歩んでいくことが「幸せ」へのスタートだなと実感しています。

あなたがゴールを達成するために最も必要なものは?

「エフィカシーです!」

エフィカシーとは?
ゴール達成に対する自己能力の自己評価。簡単にいうと、未来達成に対する根拠なき自信(自己評価)のことです。

あまり聞いたことがない言葉かもしれませんね。これからは、よく耳にする言葉に変わると思います。

よく似た言葉で、混同されやすい言葉として『セルフエスティーム(自己肯定感・自尊心)』があります。

セルフエステームとは?
自分のポジションに対する自己評価です。自分の価値を認めること、自分が価値ある人間であることに自信を持つこと、過去から現在までの自分に対する自己評価です。


✴︎この2つに全く相関関係がないわけではありませんが、(すなわち、これまでの成功体験によって、次もやれる!となることもあります。これまでの成功体験によって、そもそも「ゴール設定」ミスると言うこともあります。)これから、力強い現実をつくる上でエフィカシーが最も重要なものであり、『コーチングを強いて一言で言うならばクライアントのエフィカシーをあげること』なのです。当然、クライアントよりもコーチがエフィカシーの高い挑戦者でなければ話になりません。

エフィカシーが高い人
「エフィカシーが高い人」で私がイメージしやすいのは、「ワンピースのルフィー」です。「海賊王に俺はなる!」と決めて、ゴール達成に向けて仲間とともに戦う姿に勇気をもらう人も多いのではないでしょうか。ルフィーはそもそも、泳ぐことすらできません。船すらもっていません。料理もできません。航海も得意ではありません。自分にできること、もっているもの(資源・情報・仲間)が全くなかった時から「海賊王になる」と決めていたし、やれるでしょ!という未来達成に対する自己評価はめちゃくちゃ高かったです。
現実世界で言うと「アントレプレナー起業家」がエフィカシーが高い人です。

あなたはどうでしょうか?大丈夫です。コーチの仕事は「エフィカシーをあげること」ですから。

エフィカシーが高いと何が変わるか?
エフィカシーが高い人のパフォーマンスが高いのは想像がつきますよね?

例えば100m走で同じ能力を持ったA君とB君。A君は「自分はチーターより速い」と信じて疑わず、B君は「また負けたらどうしよう・・・」と頭によぎった状態で競争したら、その結果は言うまでもなくA君が最大のパフォーマンスを生むでしょう。この「最大のパフォーマンスを生む」ことがエフィカシーによる影響です。これは100m走はもちろん、仕事でも言えることです。

先ほどの100m走でA君、B君の筋肉の動き方が違ったように、エフィカシーの高さは身体と心に大きな違いを生み出します。これを概日リズムの変化といい、脳内・体内で分泌されるホルモンまで違ってきます。

ずっと好きだった子に告白してOKをもらえたときとフラれたときで考えてみましょう。OKのときはなんでもうまくいく気がして、ネガティブなSNS発信など眼中に入らず、筋トレや仕事に身が入りまくる、まさにエフィカシーが高い状態なはずです。逆にフラれたときは楽しいことしているはずなのに楽しめなかったり、仕事にもいきたくない、筋トレもしたくない、SNSのポジティブな物を見るとイライラするといったように「自分なんか」と思いやすいです。

もし今、最大のパフォーマンスを生んで成果を出しまくる自分としての概日リズムに変わり、起きる時間も喋る言葉も態度も分泌されるホルモンも何もかもがその時のマインドになったら、その日から人生が変わり始めると思いませんか?

どんな人でも行動力がある状態を作り出すことができます。人生から努力や集中と言う概念が消え、夢中な人生で無意識に行動し成果を出していくようになります。

ここまで読んでいただき、何となく「エフィカシー」について理解していただけたでしょか。

エフィカシーとは?
ゴール達成に対する自己能力の自己評価。簡単にいうと、未来達成に対する根拠なき自信(自己評価)のことです。

コンフォートゾーン(ホメオスタシス)とは?

私たち人間には、無意識にとって慣れ親しんだものを維持しようとする機能があります。一定の安心・安全で安定した状態を維持しようとする機能です。この、自分の無意識にとって安心・安全でいられる領域が「コンフォートゾーン」です。

全人類に「コンフォートゾーン」が存在しています。そして、コンフォートゾーンから出ようとすると強烈に元に戻そうとする力(ホメオスタシス)が働きます。ホメオスタシスとは日本語で言うと恒常性維持機能です。理科で習いましたよね?

ホメオスタシスは「ゴムの原理」に似ていて、コンフォートゾーンから遠くに行けば行くほど、ホメオスタシス(戻そうとする力)は強く働きます。

例えば、体温を例に考えてみると、36.5℃が平熱の人が、80℃のサウナに入れば、無意識に汗が出て、体温を下げようとしますし、逆に−30℃の場所に行けば、無意識に鳥肌がたち、身震いして体温をあげようとします。ホメオスタシスの力のおかげで、動物は生きられるといっても過言ではありません。

このホメオスタシス(コンフォートゾーンに戻る力のこと)は、体温のように身体に働くだけでなく、マインド(脳と心)にも働きます。

例えば、結婚間近に起こる「マリッジブルー」出産間近に起こる「マタニティブルー」を例に考えてみます。結婚や出産は女性にとって、人生が劇的に変化する、すなわち、これまでのコンフォートゾーンから大きく飛び出す人生の出来事です。

結婚式の準備や、出産に向けた準備に夢中になっている時は、ワクワクが止まらなかったのに、いざ、全ての準備を終えて、まさに間近になった時にホメオスタシスの力が働きます。もとのコンフォートゾーンに戻そうとする力です。「独身」の自由さが失われることや、家事と育児と仕事の両立に対する不安が急に大きくなるという感じです。それに対して、「もうすぐ結婚・出産するのに、私ってどうしてダメな人間なの、旦那は私のこと気遣ってくれないし、と気分が落ち込んでいく」といった具合です。(✴︎私自身の家族の話を元に、自戒を込めて記しておきます)

これは、マインドのカラクリだということです。人間が本来持っている機能だということです。だから、この力に抵抗しようとする発想ではなく、マインドのカラクリを理解し、上手に使おうというのが認知科学に基づくコーチングだということです。

コンフォートゾーンは1つだけ設定できる
人間の脳は、コンフォートゾーンを2つ設定するということができません。すなわち、コンフォートゾーンを飛び出し、明日から「朝活するぞー!何時に寝て、起きる仕組みを作って、自己管理!」とやっても多くの人は3日坊主で終わってしまう(ホメオスタシスの力により、元のコンフォートゾーンに戻される)ことになります。この力を上手に使うためのポイントは以下の2つです。

【ここがポイント】
①コンフォートゾーンは、ズラすこと・広げることができる
②コンフォートゾーンは、臨場感が強い方に設定される


コンフォートゾーンをずらしたり、広げたりするために絶対に必要なことは、「ゴール設定」です。そして、ゴール世界に臨場感をもつことです。ゴール設定の重要性がさらに理解できますね。

現状の外側のGoalと脳の機能【RASとスコトーマ】


『Goalは現状の外側に設定する』

これが認知科学に基づくコーチングが他のコーチングと一線を画すプロトコルです。

現状の外側とは?
・想像すると怖くなってくるもの(ワクワクとざわざわが混同する感じ)
・やり方、プロセスが全く想像つかないもの
・周囲の人が驚いて止めてくるようなもの

「えっ?やり方、プロセスが全く想像つかないもの?どうやってGole達成するの?」って思いませんか?安心してください。あなたの脳には可能性に満ち溢れた機能が備わっています。それが『RAS〜Reticular Activating System:網様体賦活系(もうようたいふかつけい)』と言う機能です。これから詳しく解説していきます。

『RAS』ってどんな機能?
私たちの脳は、日々世界中の情報を入力しているわけですが、そもそも世界中全ての情報を入力しているわけではなく「無意識にとって重要なもの」を入力しています。これがRASという機能です。

積極的にあらゆる情報を入力しようとしているというよりは、「無意識にとって重要なもの以外は積極的に入力しない」というシャッター機能だと理解してください。

「無意識にとって重要なもの」とは何か?というとざっくり2つあります。

①「今のビリーフシステム(自我)で重要なもの」
②「バイタルに関わるもの。つまり、生命維持活動に脅威を与えるもの」

①の例でいくと、例えば、「新築の家を立てる!」と決めた瞬間から、家の外壁とか、屋根の形とか、間取りの情報がめちゃくちゃ目に飛び込んできたりします。通勤で毎日同じ経路を運転しているにもかかわらず、「家」に関する情報が目に入ってきたり、家を建てた友人の存在に気づき話を聞いたりといった感じです。

②の例でいくと、「ある日森の中熊さんに出会ったら」「花咲く森の道♪」とはならずに、「逃げ切る」ことのみに集中し、全力で逃げると思います!傷の痛みや、走るの辛い、虫が怖いとか、振り返ってみると気づくことはあるけど、その時その瞬間は、「生命維持」のシャッターが開いて、そこに全集中できるといった感じです。

このRASというシャッター機能があるため、「無意識にとって重要なもの」以外の情報は見ていないということになります。この見ていない、見えていない、気づいていないところが「スコトーマ(心理的盲点」です。RASはコンフォートゾーンに対して働くので、「コンフォートゾーン以外の部分はスコトーマ」であると言えます。

ここまでのポイントを整理しておきます。

・人間にはRAS(脳のシャッター機能)という機能がある。
・RASによって「自分とって重要なもの(自我にとって・バイタルに関わる)」の情報を入力している。
・RASによって入力する世界以外を「スコトーマ」という。
・RASはコンフォートゾーンに対して働くので、コンフォートゾーン以外はスコトーマといえる。

RASの機能を最大限に使うためには?

RAS(脳のシャッター機能)を最大限に使う、すなわち新しいシャッターを開けてゴールを達成するために必要なことは『ゴール設定』です。

ゴール設定(①本音②現状の外側③オールライフ)、決断することによって、ゴールに責任感をもつことが大事です。その瞬間にRASが発火して新しいシャッターが開き(ゴール達成への道筋)が見えます。

ゴールに対して臨場感と責任感をもつためのポイント

①本音でゴール設定する
②環境(組織なら人事配置まで変える)を変える
③仕組みを作る(ゴール世界の名刺を作る・結婚式等の儀式を行う等)

RASが発火することによって初めて、ゴール達成への道筋が見えます。すなわち、ゴール設定する時には、実現可能かどうかは問題ではありません。やり方方法論は見えないということが正しいゴール設定です。

そして、RASが発火するためには、『ゴール設定』が重要なのです。というか、ゴール設定以外ありえません。ゴール設定もせず、何気なく生きていたら、私たちの可能性はスコトーマに隠れているということに気づきました。もはや、『ゴール』自体もスコトーマの中にかくれているということです。だからこそ、コーチの存在が大切とも言えます。ゴール設定をして、RASが発火(=入力する情報が変わる)することが重要です。もし、入力する情報が変わらないということは、ゴール設定からやりなおす必要があります。

「あなたは、どんなゴールを設定していますか?」

セルフトークとセルフイメージ

「セルフイメージ」とは、これまでの経験から自分はこんな存在である、こんな人間であると無意識的に自覚している自己像のこと。ここで重要なポイントは、自己像をつくりあげているのは「自分」だということ!「親」「上司」「人間関係」「組織のヒエラルキー」等、様々な外圧の中でいろいろな経験(成功や失敗)があるにしろ、セルフイメージは自分が決めているということをまずおさえましょう。

「自分が決めている」をもう少し詳しく解説すると、【セルフトーク】(自分が自分自身に対して語る言葉)がセルフイメージを決定しています。

Vol.3で解説した「コンフォートゾーン」がパフォーマンスの限界値だとすると、セルフトークはパフォーマンスを決定づけるものです。例えば、最高時速180kmが最大出力の車があった場合(CZ〜コンフォートゾーン)、実際に道を走る速度は(パフォーマンスを決定するのは)最高速度制限だったりします。時速100kmの道路を走るときには、時速100kmが限界値となります。このように、パフォーマンスを決定するものが、人間の場合は「セルフトーク」だということです。

あえて、「制限」を例に書きましたが、人間はセルフトーク(ネガティブセルフトーク)によって「制限」自分を縛っていることがほとんどです。『人間は1日数万回セルフトークを行っている』と言われています。

セルフトークがセルフイメージを決める脳のカラクリ

人間の脳が認知処理を行うときの仕組み
▶︎世界の情報
▶︎セルフトーク(自分が語りかけるコトバ)
▶︎イメージ(コトバが映像を生む)
▶︎感情(映像が感情を想起させる)
▶︎セルフイメージ(自己イメージを形成していく)
▶︎コンフォートゾーン形成(自分の無意識にとって優先順位の上位)
▶︎出力(行動)


全ては、「コトバ」から始まっているのです。無意識に語る自分自身への言葉によって決まっているのです。自分にとってネガティブな出来事が起きた時、どんな言葉を自分に語りかけているのか観察してみるといいでしょう。イチロー選手が試合中に三振したとき「俺らしくない。NEXT(次!)」と語りかける話を聞いたことがあります。自分に語りかける言葉を変えることから始めるのです。

セルフトークをつくる
セルフトークは、ネガティブなことを言わないようにする、ポジティブなことだけ言うといったことではなくて、【ゴール世界の自分】が語るコトバを創ることが重要です。これだけで、1日数万回のセルフトークが、自分のゴールの臨場感をつくり、エフィカシーを高めるためのものに変わります。逆を言えば、ゴールを設定して、猛烈に行動をしていても、自分に語りかけるコトバが変わっていなかったら、1日数万回、自分で自分の足を引っ張りながら「もとの自分」に戻そうとしているのと同じだと言うことです。それくらい、セルフトークは強力な力をもっています。【セルフトークは、ゴール世界の自分から創る】

そのためにも、まずは【ゴール設定】が大切になりますね。ゴール設定のためには、自己理解が重要になってきます。自分の才能や価値観を認識するということです。

認知科学に基づくコーチング無料モニターセッション参加方法

① ツイッターからDMを送る https://twitter.com/crazy_coaching

② 日程調整(ご希望の日時をお知らせください)60分程度

③   Noteにて「認知科学に基づくコーチング」について学ぶ

④ 無料モニターセッション

⑤ アンケートに答える

【今回募集させていただく対象】

・青春のアップデートをしたい
・現状を打破したい
・認知科学のコーチングに興味がある
・挑戦したい
・パパである

どれか一つでも当てはまる方はDMお待ちしております。

「あなたの人生は泣けるほど素晴らしい」

さぁ、人生にインパクトを起こしましょう!

『大人のの青春をアップデート』



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