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認知科学に基づくコーチングとは?〜RASとスコトーマ編〜

みなさんこんにちは、「いろえんぴつ」です。make Life awesome「人生を素晴らしくする」が溢れる世界をつくるためにNoteを執筆しています。この記事が「あなたの人生は泣けるほど素晴らしい」当たり前のことに気づくきっかけになり、未来の人生へのエンジンになれば嬉しいです。今日は、「認知科学に基づくコーチングについて〜RASとスコトーマ〜」について書きたいと思います。2021年2月に入学を決意し、2ヶ月間自分なりに学習を進めてきたcoachingを学ぶ旅!アウトプット前提のインプットにすることでより理解を深めたいと思い記事を書いています。

前回までの復習はこちら⇩

【vol.1  Goal設定編】

【Vol.2 エフィカシー編】

【Vol.3 コンフォートゾーン編】

現状の外側のGoalと脳の機能

『Goalは現状の外側に設定する』

これが認知科学に基づくコーチングが他のコーチングと一線を画すプロトコルです。

現状の外側とは?
・想像すると怖くなってくるもの(ワクワクとざわざわが混同する感じ)
・やり方、プロセスが全く想像つかないもの
・周囲の人が驚いて止めてくるようなもの

「えっ?やり方、プロセスが全く想像つかないもの?どうやってGole達成するの?」って思いませんか?安心してください。あなたの脳には可能性に満ち溢れた機能が備わっています。それが『RAS〜Reticular Activating System:網様体賦活系(もうようたいふかつけい)』と言う機能です。これから詳しく解説していきます。

『RAS』ってどんな機能?

私たちの脳は、日々世界中の情報を入力しているわけですが、そもそも世界中全ての情報を入力しているわけではなく「無意識にとって重要なもの」を入力しています。これがRASという機能です。

積極的にあらゆる情報を入力しようとしているというよりは、「無意識にとって重要なもの以外は積極的に入力しない」というシャッター機能だと理解してください。

「無意識にとって重要なもの」とは何か?というとざっくり2つあります。

①「今のビリーフシステム(自我)で重要なもの」
②「バイタルに関わるもの。つまり、生命維持活動に脅威を与えるもの」

①の例でいくと、例えば、「新築の家を立てる!」と決めた瞬間から、家の外壁とか、屋根の形とか、間取りの情報がめちゃくちゃ目に飛び込んできたりします。通勤で毎日同じ経路を運転しているにもかかわらず、「家」に関する情報が目に入ってきたり、家を建てた友人の存在に気づき話を聞いたりといった感じです。

②の例でいくと、「ある日森の中熊さんに出会ったら」「花咲く森の道♪」とはならずに、「逃げ切る」ことのみに集中し、全力で逃げると思います!傷の痛みや、走るの辛い、虫が怖いとか、振り返ってみると気づくことはあるけど、その時その瞬間は、「生命維持」のシャッターが開いて、そこに全集中できるといった感じです。

このRASというシャッター機能があるため、「無意識にとって重要なもの」以外の情報は見ていないということになります。この見ていない、見えていない、気づいていないところが「スコトーマ(心理的盲点」です。RASはコンフォートゾーンに対して働くので、「コンフォートゾーン以外の部分はスコトーマ」であると言えます。

ここまでのポイントを整理しておきます。

・人間にはRAS(脳のシャッター機能)という機能がある。
・RASによって「自分とって重要なもの(自我にとって・バイタルに関わる)」の情報を入力している。
・RASによって入力する世界以外を「スコトーマ」という。
・RASはコンフォートゾーンに対して働くので、コンフォートゾーン以外はスコトーマといえる。

RASの機能を最大限に使うためには?

RAS(脳のシャッター機能)を最大限に使う、すなわち新しいシャッターを開けてゴールを達成するために必要なことは『ゴール設定』です。

ゴールを設定し(①本音②現状の外側③オールライフ)、決断することによって、ゴールに責任感をもつことが大事です。その瞬間にRASが発火して新しいシャッターが開き(ゴール達成への道筋)が見えます。

ゴールに対して臨場感と責任感をもつためのポイントは以下の3つです。

①本音でゴール設定する
②環境(組織なら人事配置まで変える)を変える
③仕組みを作る(ゴール世界の名刺を作る・結婚式等の儀式を行う等)

RASが発火することによって初めて、ゴール達成への道筋が見えます。すなわち、ゴール設定する時には、実現可能かどうか?やり方方法論は見えないということが正しいゴール設定です。

そして、RASが発火するためには、『ゴール設定』が重要なのです。というか、ゴール設定以外ありえません。ゴール設定もせず、何気なく生きていたら、私たちの可能性はスコトーマに隠れているということに気づきました。もはや、『ゴール』自体もスコトーマの中にかくれているということです。だからこそ、コーチの存在が大切とも言えます。

ゴール設定をして、RASが発火(=入力する情報が変わる)することが重要です。もし、入力する情報が変わらないということは、ゴール設定からやりなおす必要があります。

あなたは、どんなゴールを設定していますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「あなたの人生は泣けるほど素晴らしい」

✴︎補足
・ゴール設定によりRASが発火した事例
・成功がスコトーマを生むことがある


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