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期限があって人は初めて動く

子供を産んでよく言われること

今までの私の働き方。今までの私の生活。
今までの私の性格。を見ているからであろう。
昔からの友人に子供を産んでからよく言われることがある。

「まさかそんなに早く子供産むと思わなかった」
「キャリアプランとか心配じゃなかった?」
「私はまだキャリア積みたいから踏ん切れないよ。すごいね」

どれも非常によく分かる話だし、全く思っていなかったと思えば嘘になる。
しかし30オーバーの私が第一子を産んで早すぎるというほどの年でもないのだが、そう言葉にしたくなるほど世の中の晩婚化が進んでいるのか、女性に求められているものが多くなっているのかは定かではないが、働く女性の悩みとして事実あるのだ。

時間がないないと口にする日々

昔から構想を描いているやりたい事業がいくつかある。どれも薄ぼんやりとしていて、だいたいこのくらいの年令までにこのくらいのことまでやりたいと思って手をつけ初めていたが日々の業務に追われて(といういいわけのもと)結局思うようにすすめてこられなかった。

構想を具体化する時間なんて、ゴロゴロして携帯を触って、Youtubeで面白動画みて、instagramで洋服漁ってる時間を削ればいくらでも捻出できたはずなのにやってこなかったのは、いずれそのうち未来の私がやると思っていたからにほかならない。

でもこれってみんな同じ。仕事の話だけではない。これから先何十年と続く人生だと思うと何となく生きてしまうけど、もし今日ガンです。あなたの余命はあと1年ですといわれたら、真っ先にやりたいこと100を書き出すのは私だけではないはずだ。人は期限がないと本気になれない弱い意志の持ち主であることがほとんどなのだ。

マミートラックに陥る現実

子供の世話をする。業務をこなす。家事をする。次の日がくる。
ただでさえ忙しい。

一度出産や育児で離脱したキャリアの道からそういった日々を超えて、自努力してまた自分の思い描くキャリアルートに戻すのは生半可な覚悟ではできない。そしてそうなれば必然と与えてもらえる仕事は以前に比べてやりがいも薄いものなり、やる気も気力も失い、何かを習得していくところから外れてどんどん悪循環に陥っていく。私が投げかけられたみんなの言葉は、言葉違えど、「マミートラックに陥る不安」を容易に想像できる不安そのものでしかない。でもそれって可能性を失いたくない心配であるにもかかわらず、ほとんどの可能性を自分で潰しているのだと、色々な気持ちの整理をつけていく中で導き出した。

キャリアとはあくまでも自分の経歴の軌跡でしかない

企業に入社して、従事し、定年まで働く。
平成の時代まではそれで良かったかもしれない。でも今は令和だ。
キャリアが詰む。という心配をしていても、結果それはその会社にただひたすらに従事する自分の姿だけしか想像できていないことに他ならない。
可能性は無限大なはずなのだ。
そして、1企業における自身のポジションだけをキャリアと称する時代ではないのだということを気づくべきなのだ。

人生100年時代。最近では国が定年年齢の引き上げを会社に打診しはじめている。そりゃそうだ。子供は減るのに年金を払う人は増える。
元気なら働いてもらわなくちゃ困る。
日本に今現存する会社はおよそ 約410万社。 そのうち個人事業主が約240万社。残り170万社のうち、創業100年以上となる老舗企業は、全国で3万3,000社ほど。この先の見えない時代に、その50分の1の確率に必ず自分が該当して死ぬまで従事できるという自信を果たして何人がもつのだろうか?

副業の時代は複業に変わり、死ぬまでに多くのチャレンジをしていかなくてはいけない時代へと変わっている中で、今目先の数年だけをみつめて、現状だけを基準としてキャリアを語る時代ではなくなったのだ。そう考えると、果たして今私達が口にする「キャリア」はどこまで意味をなすものなのだろうか?

前向きに考えて自身の行動を変える

ここ数年手付かずだったやりたいことが思っている以上に捗る日々。
働いていたときよりも何故か睡眠時間は短く、やることも多い。
なのになぜかできる。それは時間が限りあるものだと切に感じ、その使い方を自身で考えたからだ。
自分の描くキャリアプランのために、何が必要で、何をやめるべきか優先順位が明確になった。ウジウジと悩み文句を言っている時間こそ一番つまらなく非生産的だ。そしてその環境にしか身を投じている限りは、良い方向にコトは進まない。

そう考えられた時に、今までよりもぱっと視界が広くなり、なんだ結局は自分が腹を括ってできるか否かの問題なのかと割り切れるようになった。

自分の性格を客観視して、今後想像できる問題を自分で予測し、それを回避するために何をすべきなのか。

ただガムシャラに走って仕事をしていたときには何となくしか深掘りできなかったそこに真剣に答えが出るまでむきあった。

答えが出た所で、このタイミングで思い切ったチャレンジをすることに決めた。たぶん人に言ったら無謀だと思われるし、頭おかしいと思われるに違いないだろうけれど、時間の大切さを知った今だからこそできる精一杯のチャンスをうまい形でつなげられるように頑張りたいと思っている。
その成果は出てから記録したいので、できれば成果につなげたい。

どのみち可愛い我が子の寝相の悪さでほとんど寝られないのだ。
ガムシャラに腹を決めてとりあえずやってみようと思う。

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