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Making of 「ハズレテモ、どまんなか」15〜40(最終回)

今回は・・・
Making of 「ハズレテモ、どまんなか」15
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Making of 「ハズレテモ、どまんなか」40(最終回)
を一挙にお送りします!!

Making of 「ハズレテモ、どまんなか」40(最終回)とありますが
これはMaking of 「ハズレテモ、どまんなか」の最終回であり
この話の最終回ではなく、この話を最後に
次からはMaking of 「宝はいつも足元に」として続いていきます
最初にお話しさせていただきましたが
自伝の制作を進めてる間に
山崎眞行の伝えたい本質が見えてきて
ここでタイトルが変わります
その理由も
Making of 「ハズレテモ、どまんなか」40で
語られてます

そして今回は・・・
山崎眞行と森永博志氏がタッグを組み
いろんなものを創っていく内容となってます

山崎眞行は、
・普通なもの
・従来通り
・型にはまったもの
・マニュアル通り
をすごく嫌ってました
自分たちが好きなものを好きなように創るために
ただのコピー機ではなく
印刷工場が使ってるような
高額な印刷機を購入しては
本を創り・・・
MAC(パソコン)を購入しては
本を創り・・・
ビデオカメラを購入しては
ビデオ映画を創り・・・
子供が新しいおもちゃを手に入れた感覚で
一番は自分たちが楽しむために
いろんなものを創っていきます

それは、BANDもその一つ
今回の話の中では当時
山崎眞行がプロデュースしていた
ロッカビートバンドの
MAGICが登場します

そのMAGICを中心として
ROCK’A BEATという
新しい音楽ジャンルを創ったり
今までにないようなモノを創り出していきます
それも細かい計画などなく
行き当たりばったりで
いろんな人を巻き込んで
そこに偶然にも奇跡的な出来事も加わり
あたかも最初から計算されてたかのように
物語が出来上がっていく

今回語られた出版物はこちら↓↓↓

MAGICメンバーの人生を描いた
「MAGIC-ROCK’A BEAT」
巷でタトゥーデザインの図案集としてウケた
「ROCK’A BEAT」
エア・ブラシをつかったPOP ART 70’s調のデザイン
「Rock'a Beat Cafe」
右からも左からも両表紙で読める本
「GOLD IN MY LOVE / ROCK-A-BILLY SO WHAT!!」
インディーズではそれまでありえないビッグヒットとなったビデオ映画
「LEGEND of ROCK'a BEAT」
※エピソードごとに画像を載せてます

その出来上がったものは
一般書店や他のお店で売られることはない
自分のお店だけで販売し
メジャー出版並みの数が売れる
それをどんな風に創っていったか
そしてそこにどんな物語があったのか語られる

途中でクレイジーケンバンドの横山剣さんが
山崎眞行にアドバイスをもらったことの話や
それからレディースブランドMIRACLE WOMANの話
そこで働くスキンヘッズにドラゴンのタトゥーをいれた
THE ME(マサミ)が
香港の映画監督エリックコットと出会い
CREAM SODA×エリックコットの
コラボレーションが始まる・・・
エリックコットとは
香港の人気俳優でラッパーでグラフィックデザイナー
日本でも大ヒットした主演・金城武にカレン・モク
「初恋」の監督である
その第二作目として
CREAM SODA×エリックコットで
映画「竜火(ドラゴンヒート)」が誕生する
その主演がTHE ME(マサミ)
その裏側部分も語られており
そのとき同時進行ぐらいに
「やるだけやっちまえ!!」も制作に入る
そして山崎眞行自伝のタイトルが変わる理由までの内容となっております!!

今回は、画像もふんだんと使っておりますので
貴重な写真などにもご注目の上、お楽しみください!!





2009年07月07日 Making of 「ハズレテモ、どまんなか」15 MAGIC

「モリナガさん、印刷機買おう」と山崎さんは言って
数百万もする機会を本当に買ってしまった。
コピー・マシンではなく、町の印刷工場が
使っているようなマシンだ。

60年代のサンフランシスコあたりだと
地下出版と呼ばれ、政治的にもポルノグラフィー的にも
過激で出版物をアンダーグラウンドで印刷し
ゲリラ的に販売していた。
フリーペーパーもあった。

印刷機はPINK DRAGONビルの地下2階に設置された。
それで、過激な地下出版をするつもりもなく
相変わらずロカビリー物を作ることになった。

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