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【前編】【スニーカーソールカスタム】NIKE Air Jordan5 Retro(AJ5)

前置きしておきます…。
このパターンはたぶんもうお受けしないかもしれません…。

専業というか…
スニーカー修理に特化したお店さんが全国にいっぱいあって…

修理業やっていてこーゆー事いうの忍びないのですが…
そーゆーお店さんは、この分野(スニーカーのカスタム類)ではレベチですごく上手です。
ワタシのスキルでは到底追いつけません。
経験値も違うし、経験するにもそんなにご依頼ないし…

とはいっても、「スニーカーの修理はボクやりませんっ!」っていう訳ではなく、「ココまでっ!」っていう線引きがあるわけではないので…
現状を確認(←これ大事)させて頂いた上で「出来る、出来ない」の判断をさせて頂きたいです。

また、「出来る」場合でもお客さんのご納得いく修理になるのか?料金は?納期は?等のお話合いをしたうえで、「依頼する、しない」を決めて頂ければと思いますので、宜しくお願い致します。

前置きが長くなりましたが…

大切に保管していたそうです…
ナイキのエアジョーダン5レトロ

ウレタンフォームが完全なる「加水分解」…
当初、ウレタンのミッドソールをきれいに除去して→EVAフォームで作り直して→現行のアウトソールを使用する。

つもりでいました…。

でも、アウトソールの透明の部分の変色と少し硬化して薄くひび割れも起こしていたので断念…
最近市場に出回っているvibramのスニーカー用のカップソールを使用する事に…。

スニーカーの修理で嫌な事のひとつに…
経年劣化しやすい材料がふんだんに使用されていること…。
修理箇所に手を加えようとしている最中に他の場所が逝っちゃうなんて事が多々起こります(素材のハナシなので、普通の靴でもありますが…)

それがさっそく起こりました…
アッパー(甲革)に付着しているウレタンフォームのミッドソールの残骸を除去している最中の出来事…

アッパーのメッシュ材の崩落…。

マジか…。

気持ちいいくらいポロポロ取れますが、
縫い止まっている部分は取り切れないので糸も解いて除去

タンの部分は「ぶら~ん」てしてめんどくさいので、タンごと外して除去しました。
この後、同じ素材は見つける事が出来なかったので「ナイロンメッシュ」で代用、アッパーに戻します。
のち、リソール(ソールカスタム)

つづく…


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