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宇野維正先生考察第十五段  POP LIFE THE PODCAST 宇野先生はビリーアイリッシュとCocomi&Kōki姉妹のお父さん編

宇野先生考察の第十五段はPOP LIFE THE PODCASTの柴那典氏メインゲストの三部作からの考察です。本来なら柴那典氏メインゲスト回編となりますが余りにもタイトルの内容が衝撃的だったのでこのタイトルになりました。ビリーアイリッシュとCocomi&Kōki姉妹への思いを語る宇野先生はここ最近のハイライトです。では、配信回ごとに宇野先生の発言をチェックしていきます。


#074 COVID-19以降の音楽文化と音楽産業 Guests: 柴那典&宇野維正


『いやスタジオは喋りやすいね』
『映画音学ジャーナリストの宇野維正です』
『柴がマイブラのライブで難聴になったんだよね。俺笑っちゃって、笑っちゃいけないけど』
『昔は音がデカけりゃデカイほど良いみたいなことがあったじゃないですか。Georgia Satellitesとか初期の女王蜂とか。あと定刻よりも遅れれば遅れるほど偉いとかあるじゃん。最近だとマドンナとかディアンジェロとか。その古い価値観は捨て去らないといけないと思いましたよ』
『一時期に比べたらライブの音下がったもんね。』
『Georgia Satellitesとか中野サンプラザでライブした時外の広場でも同じぐらいの音が聴こえてたらしい。』
『本当に一時期フジロック行くのが嫌だったのが子供がイヤーパフしてないのが虐待だ虐待だと気になってしょうがなかった』
『(柴氏とタナソーの難聴について)隠れ難聴。隠れキリシタンみたいな感じだね』
『今のウィズコロナ生活に慣れたね。映画業界とか行き付けの店とかの心配はあるけど個人としては余り心配はない』


タナソー「去年一年間つまんない本作ってて」
『おーい、おーい、おーい』


『2010s刷りすぎて三刷が余ってる。まだ四刷諦めてないからね。』
『僕は占い嫌い』
『映画の回で言ったのはミニシアターは色んな人が声を上げている筆頭で比較的支援されてるけど地方のシネコンを中心とする映画館の文化のライフライン的な意味での地方の映画館が壊れるのが心配だって話をしたのと個人的にはミニシアターより小さな配給会社と宣伝会社を心配している。』
『ミニシアターはもしかしたら文化的な役割は終えていたが皆んながミニシアターを価値をまた見直した事で良い方向に行く可能性はあるし、そうなって欲しいと思ってる。現状の都心のミニシアターは高齢化が進んでたり必ずしも元に戻れば良いとも思うわない。元って何?って感じなんだよね』
『むしろ心配なのは配給宣伝だし音楽と違って撮影が止まっているプロダクションが大きいから。音楽は特に海外では今でも新作がどんどん出るじゃん。』
『撮影は半年から一年遅れるからこれからどうして行くかと言うところ』
『日本でもパンデミック以降のスターも出てきたじゃん、YOASOBIとか 瑛人とか藤井風とか。俺それ凄いなと思ってて。音楽って学校とかも口コミで流行ると思ってたけど違えんだなって。TikTokとかで流行るじゃん。』
『今回のことはもともと虫の息だったCD業界の決定打になる可能性はあるよね』


『けどねテイラースウィフトにあざといって言うと変な怒る人が出てくるから気をつけた方が良いよ柴』

『あざといって言っちゃいけないんだ!って。まあいいや』


『今回タイアップビジネスがいろいろぶっ壊れてるのが凄く興味深くて。ミスチルがドラえもんの映画に結構良い曲提供したのにドラえもんの映画が延期になってミスチルは未だに新曲はリリースのタイミングでは配信しない。間隔あける。そうなるとCDだけ出るんだけどドラえもんやってないしCMもやってないしストリーミングもやってないからただただ青いCDが出るだけという状況になってる。こんなことは想像できないけどもの凄い足元の救われ方を見て映画が公開されれば違うかも知れないけどCDショップだけで売ってる。そりゃ話題に何ないよねって感じ。そういう極端な例があって興味深くてみてました。』
『キングヌー、ヒゲダンの時代からやっと変わった』
『瑛人にコンタクト取ろうとしてた柴は抜け目ないね。僕は誰が裏が糸を引いてるんだと気になって調べたけど分からなかった。そういう裏の事情には興味あるけど。コンタクト取ろうとしたとか流石現役の音楽ジャーナリスト(笑)』
『YOASOBIとかどうなの?って気はするけどね。はい。』
『ライブの大きな分かれ目はPerfumeが東京ドームなやった日とやれなかった日だよね』
『宇川さん何度ドミューンに出てもはじめましてって言われるけどね』
『映画館の話をするとるろうに剣心は満席じゃないと意味がないということで公開を七月から来年のGWに延期した。逆にクリストファーノーランのテネットは客半分でも良いから今俺の映画を公開することに意味があるんだという気持ちでやっている。ただ八月以降の作品は満席じゃないと成り立たない作品が控えている。ドラえもんを八月に満席で公開させるために映画業界は動いている。無理なら席を空けるかも知れないが。その後にコナンも控えていて。だからこそ、るろ剣は来年のGWに延ばされた。』
『日本においてコロナ死者が少ないのはデブが少ないとは重要だと思いますよ』
『ライブネーションの偉い人のインタビューを読むと今年の後半にかけて映画館のような感じでホールコンサートをやっていくしかないだろう。言ってみればセリーヌディオンとかがやってるラスベガス興行だよね。ウイルス対策を含めたらハコもボンボン替えられないしある一定のハコで長期間、席に余裕を持たせてやる。前はプリンスとかもやってたしブルーススプリングスティーンもやってた。それの大きなバージョンがマイケルジャクソンのTHIS IS ITだった。』
『ああいう形の興行が流れとして出来るとのアンダーグラウンド化する。二極化する。』
『(ビヨンセのビーチェラはオンラインで観ても楽しさは変わらないというタナソーに)それはないわー。』
『僕は日本のオーディエンスが本当に苦手だから海外で観るライブは楽しいもん』
『困難を乗り越えるのがフランクオーシャンのコーチェラ』


『またヒールになっちゃうけどやっぱり何万人も同じ形で手をあげてギュウギュウで炎天下観るようなライブに戻って欲しくないんだわ。あんなん気持ち悪いだけだから』
三原さん「もともとそこに宇野さんいなかったじゃないですか」
『いや!俺いたよ!あっ、いなかったわ』
三原さん「でしょ!?じゃあ関係ないじゃないですか」


『俺だって関係者としてはいた』
『僕はフジロックでタナソーさんがBECKとかマッシブアタックとか堪能してる姿見てるから』
『そこに関わっているで人と親しい人や大切な人はいるからアンビバレントなんだけど。ミニシアターの話と一緒で元に戻れば良いって言うことに対する問い掛けはあるよ。常に。』
『日本のフェスカルチャーは産業以外でそんな守らないといけないのか?とは思う』


柴氏「宇野さんのリアルサウンドの興行成績連載を楽しみにしてるけど書くことないじゃないですか?」
『いま?逆に書くことあるけどね』
柴氏「あの枠を持つことでアジテーターになっていった」
『そう。野蛮人みたいになっていた。トランプ支持者みたいになっていった。みんな街に出ろれろ映画館あけろよ!みたいな自分でビックリした』
柴氏「映画という場所を守るために拳を振り上げている」
『そうだね』


(柴氏のライブカルチャー、フェスカルチャーをいらないと言うのはおかしいという意見に対して)『柴が言ってるのは人のセックスを笑うなってことだよね?それはもちろんその自覚は持っていてるし10代、20代はああいうフェス的なさファシズム的な風景ではないにせよギュウギュウなりながら観てた訳だし、いまだってディアンジェロがくればそうなる訳だしそれがなくなるのは悲しい訳だけどあえてヒール的に完全に元に戻れば良いって言うのは考えちゃうよって話』
『俺が映画をやれをと言うのは映画に関しては大丈夫しょって言う気持ちがあるから言ってるけどライブに関しては流石にそれも言えないじゃん。ライブハウスとクラブは事実としてクラスターを出してしまったという十字架があるからね』
『来年の六月にバルセロナでプリマベーラってフェスがあるじゃん。ラインナップが出て。この国はオリンピックというとんでもないものを抱えているけど。ただ来年の六月にこんな大きなフェスを予定してるってことは実は取り越し苦労でここ数ヶ月は大変かも知れないけど年末ぐらいから元の風景が戻る可能性だってゼロじゃないでしょ』
『この間東京と出したガイドラインだとライブハウスも条件は厳しいけど一応出来るみたいじゃん。それを収益化するには柴が言ってた少ない逆とオンラインってことになるけど』
『アイドルのライブってさ、顔が見れないって意味ではむしろオンラインのがありがたみがあったりするじゃない。結局観てるのビジョンみたいな』
『柴にお前は音楽業界の人間じゃない。映画業界の人間だと言われたけど僕とタナソーさん音楽業界の最左翼、ウルトラレフトウイングなんで。柴がいてくれたからまだ良かったけどぶっ壊れちまえば良いなんて言えないよ。』

【寸評】

宇野先生は「テイラースウィフトはあざとい」と2010sに書いて批判された事をいまだに根に持っているようで定期的に話題に出します。あと、毎回言って炎上したこともある日本のオーディエンスが嫌い発言もまた出ました。

しかし、今回はまだ序盤で良い発言はこの先に出ます。


#075 メンタルヘルス/抗不安と、社会との関係 Guests: 柴那典&宇野維正


『タナソーさんは日本の音楽界のフューチャーみたいなもんですからね。その人のせいで人が死んじゃうみたいな』
『前回柴からお前は音楽業界の住人じゃないと言われ音楽をとって映画ジャーナリストの宇野維正です
『こう言うことが起こるとお前はどこの人間なんだと問い詰められるし嫌なんだけど肩書き問題でジャーナリストのくせにとか言われるじゃない。そっかあ。俺ジャーナリストと名乗ってたよね。じゃあ責任あるなとこう言う時になると思っちゃう。それがこういう時映画だったと言うのが偽らざる思いですね。』
『タナソーさんは耳が悪くなったんでDJは引退。音楽評論家としても風前の灯ですね。』
『柴だったらなんの問題もなくケチつけられる』


タナソー「だってはこの前の令和ギャルの時凄い優しい男を演じてなかった?」
『そりゃ相手を選びますよ。』


『柴のわくわくディストピアとうんざりアディクションは問い詰めないといけないと思ってる。けどなんかディストピアも緩いなって気がしてる』
『ウイルスで台湾とか韓国とかが上手い具合にウイルスを管理してて、でもそれは管理社会と裏表だったりするわけじゃないですか。いまGoogleとかと協業してたりするらしいけど。色んな給付の出来ないどころかマスクひとつもろくに配れない国ってさ。そもそも日本って管理社会にすら馴れないんじゃない?』
『2010sの最後の章でもヨーロッパ中国連合とアメリカ日本の対立になっちまうんだからさと吐き捨てるように言ってるじゃないですか。まあその通りだよね今回の流れは。』
『日本は飼い慣らされた国民の奴隷根性に救われてるんだよね。法的な拘束力がないのに協力的だったり、かつての隣組みたいに他県ナンバー狩りとか。あれ行為は最低だけどもあれは抑止力にもなってるんだよね。実際には。』
『テレビが昔からある洋食屋さんが潰れましたと言った後に他の店に嫌がらせしてますって言うのは凄くグロテスクだしメッセージの方向はめちゃくちゃだけどこうはそうした部分はあるんだよね。良くも悪くも国民性で乗り切ろうとしている。』
『俺はタナソーさんに見られても良いけど妻には見られたくない(Googleトラッキングデータ)』
『韓国が色んな意味で進んでることで色んなものが浮き彫りになってくる。最初は宗教だったじゃん。そのあとはLGBTQのクラブでの問題。宗教とセクシャリティーという最もデリケートな部分がさディスクローズされていくっていうさあ』
『韓国って元々社会実験国家って言うところがある。』
 『日本は悪いとは思うけどこのぽんこつぶりが救いかも知れない』
『ポンコツものが好きって部分はリバタリアンとしてはあるよね』
『感染者がもっといるはずなのは日本だけの問題ではないよね』
『ぶっちぎりで酷いのはロシアだと思う』
『正直コロナの話なら何十時間でも出来る』
『911でも言葉を選ばずに言うなら興奮したし。311は興奮しなかったけど。
世界で同時でこんなことが起きていることが言葉を選ばずに言うと興奮する』

『One World: Together At Homeはあざといと思った』
『クロマティカはレディガガで一番好きかな』
『ウィークエンドも最後に意味不明にドラムンベースになる』
『ビヨンセは歌わないでギリギリメッセージを出した』
『ビヨンセがいなければいあんなのどうしようもなかった。ビヨンセがいかに凄いか。』
『話してて既視感があるのは柴が地上波の番組で長時間の音楽番組をフェス化する音楽番組と解説せるのをしらけた気分になるのと同じで俺はああいうFNS音楽祭でもワンワールドでも誰が出るかじゃなくて誰が出ないかを見るわけ。ワンワールドは発表された段階で明確だったわけ。だってこれラッパーいないじゃんみたいな。それがギリギリ、ビヨンセによってブラックコミュニティと繋がった。』
『あれは完全なアメリカとイギリスのライブエイドと同じ時代の真っ白なホワイトカルチャーの集まりで医療関係者のためのイベントなのに医療関係者にだってマイノリティの人種もいるのにそれがポールマッカートニーとローリングストーンズ。えっ!?ってなって。そこしか思わない。それがビヨンセがいてくれたからなんとか形になった。それがいまはブラックライブズマターが大変なことなってる。』
『チャンスザラッパーなんてパーフェクトタイムフォーレヴォリューションとツイートしてた』
『今回のパンデミックの件で改めてあらわになった不公平な社会みたいなものが背景なっちゃう』
『ワンワールドは結構日本のテレビ局でもエンタメがない時期だったから流れていた』
『ワンワールドは黒人以外にもストリート寄りのアーティストが少なかったですよ。ひとつあがっちゃったアーティストが多かった。カミラカベロぐらいでしょ若手は。』
『あれは医療従事者をサポートするってコンセプトは良かったと思う』
『ああビリーアイリッシュ出てたね』


『ビリーアイリッシュはビリーアイリッシュで自分である程度コントロールしてる立場とは言え色んなものに巻き込まれ方が異常だったじゃん。グラミーにしろ007にせよ。正直グラミーのパフォーマンスもなくなった人へのレクイエムをいまビリーにやらせる必要ないんじゃない?って俺は思った訳。で、ツイートでみんなビリーに背負わせすぎって言ったら「お前はビリーのお父さんか!?」って炎上してたけど… 

お父さんですよ!年齢的にも。

もちろん上手くコントロールしてたけどもう一度足下を見つめ直す機会にもなってるよね』


『Not My ResponsibilityのVTRで横に兄のフィニアスがいるのはあれが彼女の表現』
『日本人のあえて使うけど「洋楽」リスナーの二大国と言われていたアメリカとイギリスという概念が通じなくなったよね。なんでイギリスでこんなに盛り上がってるのに日本では?って言うのはスペインのスターが日本で売れない事と同じことになってる。』
『ダベイビーのロックスターはブラックライブズマターのテーマソングだぜもはや』
『基本、オーケーレッツゴーからのセルフボースト』
『私、ここにいる方はご察知の通り一切メンタルヘルスの問題はない。溜め込まないし。』
『友達はそういう人が多かった。それは自分がこういう人間だから傷の舐め合いにはならない』
『レイジはありますよ。と言うかほぼレイジ。』
『タナソーさんはヒロイズムが強過ぎる。痛々しい根明。』
『HBOのドレイクが作ったユーフォリア。ティーンのドラッグとメンタルヘルスがテーマの。全然面白くなかったの。』
『音楽ジャーナリストとして柴が語れる物と僕が語れる物は違うんだろうね。僕はダベイビーとかを語るべきです無理してビリーアイリッシュとかユーフォリアとかを語っちゃいけないんだろうね』
『これだけ作品が多くなると音楽に限らずこれだけは押さえておけ!みたいな時代ではないんだろうなとは思う』

タナソー「俺はPOP LIFEのリスナーがどんな音楽を聴いているかわかるんですよ。少し前だとウィークエンドとチャイルディッシュガンビーノ。いまは1975とウィークエンド。邦楽はくるり、星野源、KOHH。
三原さん「みんな藤井風とかじゃないんだ」

【寸評】

宇野先生がグラミー賞の時の名言『みんなビリーに背負わせすぎ…』についての宇野先生からの見解がついに出ました。この先生も言ってますが「お前はお父さんか」という突っ込みを受けてましたがそれについて宇野先生からお父さんですよ!というお言葉がありました。お父さんなら仕方ないのでBEATS 1でME AND KOREMASA RADIOをビリーと宇野先生でやってほしいですね。


#076 The 1975と『ミッドナイト・ゴスペル』 Guests: 柴那典&宇野維正


『映画画音楽ジャーナリストの宇野維正です。』
タナソー「もう音楽取るんじゃないの?」

『とんないよ。』

『最近、妻と子供としか話してないから楽しいね。こんなガッツリ話すのないじゃないですか』

『けど僕はローリングストーンジャパンは出禁ですから。こちらからお断りだぜってかんじですけど。』

『柴が犬の散歩しながら1975を語るインスタライブ見て柴大丈夫かな?って思った』

『妻と子供との会話以外に今の僕の心の支えはCocomiちゃんとKōkiちゃんのインスタライブですから。もうね、最高。いま一番ハマってるコンテンツは木村姉妹なんですよ。』

『僕Cocomiちゃんだなあ。久しぶり来たわ。』


タナソー「ここみちゃんの一番のチャームはなんなんですか?」

『顔が可愛いってそれだけだけどねー(ヘラヘラしながら)いやでもそうじゃないのそうじゃないの。色々考えさせられるだよね。格差社会とか教育問題とか。木村、工藤家は圧倒的な格差社会の中での勝者な訳でその凄く教育に成功した二人な訳ですよ。そう言う中で色んなこと考えながら見てる。こんな娘欲しかったなあ。そう思いながら見てますよ。』
タナソー「息子さん聞いてたらやばいで」

いつも気持ち悪!って言われながら見てますよ』

『僕のちょっと親バカエピソードを言うと最近音楽しか聴いてないからさあ。一番ハマってるのリルウェインでさ。リルウェインの凄さを僕に話し続ける。まだダベイビーとか聞いてるの?みたいなかんじでくる。やばいとか言ってないかみたいな。』

『1975あんまちゃんと聴いてないんだよね。出てきたときは知ってるよ。』

『ロックバンド的な支持のされ方がしんどいんだよね。本質的に彼らロックバンドじゃないじゃん。』

『ファンダムにうんざりしてるのはあるかな。』


タナソー「1975は年がら年中ソーシャルを炎上させたり。宇野さんの比じゃないですよ。」

『…うん、はい。はい…』

『自分はストレートだけどもフランクオーシャンのラブソングを聴いてうっとりするのは普遍の部分なんだよね。そこになんの齟齬も感じていないわけで。彼のパーソナルなストーリーだとも思っていないし。
そこで抽出された感情みたいなものに共振する訳じゃないですか』

『一応言っておくと僕のCocomiちゃんへの想いは異性に対するものではなく親としてのこんな可愛い娘がいたらというそういうファンタジー。むしろ僕が同一化してるのは木村さんなんです。』

『僕は実は木村拓哉さんに物凄く憧れて生きてきた人間ですから』

『木村拓哉の話なら何十時間でも出来る』

『僕がSMAPとかに対して関して持ってる8割ぐらいは木村拓哉です。もっとかも知れないけど。言いにくかった時期があったここ数年ね。』

『僕の書いてる物とかを映画とかドラマとかを20年以上具に見てる人は気付いてることだと思いますよ。僕の中で木村拓哉めちゃめちゃデカいですから。』

『いま若い女の子を可愛いと言っている気持ち悪いおじさんみたいな文脈になっているのを軌道修正しただけですから。』

『宇野はクソ野郎というのは書いて頂いて構いません』

『こんなこと言うとあれだけど俺クリスブラウンとか好きだからね。キムタクの話と繋がるけど彼はtoxicという名前とセットになっちゃったけどtoxicを除いた時のmasculinityという物に対する無邪気な憧れが常に自分の中にあってそれはダベイビーとかクリスブラウンとか木村拓哉とかそういうものに引き寄せられてる自分が常にある。』

『一方でジョージマイケルとかフランクオーシャンとかも好きなんだけど。なんかあるんだよね。その。』

(フレーミングリップスのボーカルの名前が出てこないタナソーと宇野先生)『 じじい二人ってかんじだよね。』


タナソー「(ミッドナイトゴスペル)最終話あなたの大好きなオエィシスいるじゃないですか」

『そんなに好きじゃないけどね』
タナソー「オエィシスがいなくなったか別のラッパーとか聴いてるんでしょ?」

『別に良いけど…』


『サイケデリックな表現全般好きなんだけど前提として見てるとキメたくなっちゃうから困っちゃうって言うその問題があるじゃん。』

『向こうの人はLSDはないにせよさ、ハッパはほぼ合法な訳じゃん。これらはガラスのパイプをまたに挟みながら見てるんだろうなと思っちゃう。その排他性と疎外感を付き纏うんだろうな。』

『日本のサイケデリックな表現に限界があるのは気分としては共有出来るんだろうけど実際にユーザーは少ないじゃん。だから僕とかは単純にやりたくなって困っちゃうって言うのが常に付き纏う。映画の中でそういうシーンがあるのもフラッシュバックする。現実に自分の身に起こるから辛くなるっていうのはある』

『ブレイキングバッドが良いのはめちゃめちゃメスの話なんだけど部分的にはあるけど基本主人公はやんないじゃん。物語の道具として使ってるから良いんだけど。それこそサフディブラザーズの神様なんかクソくらえなんてもそうだけど見ていてしんどくなるのがあるんで、ミッドナイトゴスペルとは違うんだけどみんなキメて見てるんだろうなあって言うのはある』

『ここに来てちょうど同じ時期にさあ。邦題 サイケな世界スターが語る幻覚体験 原題はHave a good tripって言うLSDの体験談をエイサップロッキーとかマイクDとかもっと有名な人だとスティングとかキャリーフィッシャーとか新録だけじゃないけどみんなLSD体験を語るって言うシリーズがあるんですよ。ネットフリックスで。』

『僕はさっきから言ってるけど見てるとやりたくなっちゃうからさ。見るのは覚悟いるんだけど。やれる訳じゃないからさ。』

『見直しの気運はさっきタナソーさんの話した69年ノスタルジアだけじゃないのかも知れないね』

『柴にいま僕はノンドラッグで違う立場って言われたけど』
タナソー「俺たちがジャンキーみたいじゃん」

『ノンイリーガルドラッグって馬鹿馬鹿しい話でしょ。住んでる場所で違うんだから。』

柴氏のレコメンド なみちえ(Vo)擁するバンド・グローバルシャイについて

『純粋に疑問なんだけどあれはようはビルウィザースのJust The Two of Us進行じゃん。あれってそれこそやLBネイションとか、かせきさいだぁの時代からずっとこすり倒されてるネタなんだけどさ。それだけで俺しんどいんだよね。はっきり言うとドメスティックのヒップホップカルチャーとグローバルのヒップホップカルチャーとの差というか違いというか。』
タナソー「リファレンスの幅の狭さ」

『そうそう。とあと、何十年同じことやってるんだってあれってリバイバルですらないじゃん。例えばELLA MAIとか出てくるとするとあれは明確な90Sリバイバル。それは一回終わったものをあれするって感じなんだけど。ずっとああいうネタをやってるのがマジで僕わかんないんだよね。』

『俺さっき言ったのはみんながトラップのビートをやれば良いって言ってる訳じゃないんだけどなんでみんなスタンダード、クラシックにずっと寄り添っていくんだろうという疑問なんだよね。昔からやってる人がスタイル変えないのは全然良いと思うんだけどさ若いアーティストも結構そこに寄せてくじゃん。例えばCreepy Nutsみたいな人気があるグループもさ。CMでトラップやってみましたってやってみたらめちゃくちゃ上手く出来る訳。彼らは別にやらない選択をしてる訳じゃない。いわゆるオーソドックスなヒップホップをスタイルを踏襲する事を選んでる訳じゃない。知らない訳でもないしやれない訳でもない。けどやらないのは色んなあれがあるんだろうけど。いわゆるJロックみたいなと同じことが起きてる感じがしちゃうんだよね。』

『一番どうでも良いでしょ俺のカミングアウト。カミングアウトでもないし。』

『俺もカミングアウトする事あるよ…言わないけど。』

【寸評】

今回は一番面白いのはCocomi&Kōkiの木村姉妹への思いを吐露する宇野先生とその思いがおじさんが若い女の子をただかわいいと言ってる訳ではないことをアピールするために思わず言ってしまった「俺は木村拓哉を同一化している」発言でしょう。

以前より木村拓哉とSMAPに対しての数々の発言をしてきた宇野先生ですがここまで素直に木村拓哉への思いを語る宇野先生は貴重でした。以前「男も女も顔が良い人が好き」と発言していた宇野先生らしいです。

あと宇野先生がドラッグ経験者的な発言を数々していたことはまた炎上しそうですがこの辺りはマトリとガチの宇野先生アンチの皆さんにお任せしておきます。







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