マイ年間ベストアルバム2015
2015年も年末に近づいて来たので毎年恒例の私の年間ベストアルバムを発表する時期になりました。
フランクオーシャンのアルバムが去年のディアンジェロみたいに突然出るかも知れないので発表を伸ばし伸ばしして来ましたがもう諦めました。
今年はベスト30発表しますがその前に泣く泣くあきらめたものから
シンリズム / NEW RHYTHM
天才高校生ポップマエストロの1st
いやー本当に高校生?という天才ですね。フリッパーズギターかと思うような早熟なポップセンスこんな高校生が出てくるなんて日本にとっては朗報です。
ツアーも行きましたがこちらも最高でした。
わーすた / いぬねこ。青春真っ盛り
アイスト第4段グループとして結成されたわーすたの初音源集です。
こちらは会場限定のミュージックカードのみで限定発売でもう完売してますのでもう買えませんが今なら某オクで買えるので高値になる前に買いましょう。
全曲、鈴木まなかプロデュースで今年出たアイドルの音源で一番好きです。
Belle And Sebastian / Girls In Peacetime Want To Dance
ベルセバの待望の新作です!!
やったー!!!それだけでどんな内容でも僕は嬉しいのです
ではここからはベスト30に入ります。
30.Joey Bada$$ / B4.Da.$$
若き天才ラッパーJoey Bada$$の新作です。
とにかくかっこいいです。こんなオールドスクールな感じがまたすごくいい。
最近のラッパーよくわからんわ・・・
って人にこそ聴いてほしいです。
29.Mark Ronson / UpTown Special
今年の前半を席巻したマークロンソンのUptown Funkでしたがこちらはその曲も収録したアルバム。Uptown Funkも最高でしたがこのアルバムもマークロンソンのファンクへの愛があふれて最高でした。
28.Death Cab for Cutie / Kintsugi
デスキャブのクリス脱退後の初アルバムです。
凄い地味なんですけどやっぱりデスキャブだなあって曲ばかりで世界的な評価は低めですけど僕は結構好きすね。スルメアルバムだと思うので一回聴いてうーん?と思った人ももう一度聴いてほしいですね。
27.COOL MILLION / SUMTHIN' LIKE THIS
まずジャケがなんじゃこれ!?って感じですが笑
今年はファンク、ブラックミュージック、ディスコがキーワードだったとおもいますがこれもかなりのディスコファンクサウンドでかっこいいです。ほんとに踊るしかないって感じですね。とくにリードシングルのtonightは本当に絶対聴いてほしいです。
26.cero / Obscure Ride
ディアンジェロのブラックメサイアへの日本からの回答をここまで早く明確出したのは凄いと思う。みんな大好きカクバリズム。
25.James Bay / Chaos & the Calm
やったーーーー!!!英国に現れた顔良し、曲良し、声良しのシンガーソングライター。顔の割りに曲も声も男臭いのも良いです。
24.Drake / If You're Reading This It's Too Late
突如配信リリースされたドレイクの新譜。個人的には過去の作品よりは。。。
とは思いますがそれでも天才ドレイク。聴く価値がある作品です。
23.Passion Pit / Kindred
パッションピットの待望の新譜です。僕はパッションピットが本当に大好きなんです。今作も過去の作品に負けないぐらいポップで最高でしたね。Michael Angelakosのソロプロジェクトなんですが、最近彼はゲイであることを公表しましたがやっぱりゲイの作る音楽は最高ですね!!!
22.Blur / The Magic Whip
blurの10数年ぶりの新譜!!!
しかもグレアムも含めたオリジナルメンバーでの作品は今世紀初!!!
本当に待ってたよ!!でも、内容は全く期待してなかったんですが思った以上に良くてびっくりです。2015年にブラー。待っててよかった。
21.Night Flowers / NIGHT FLOWERS EP(日本独自編集盤)
http://tower.jp/article/feature_item/2015/04/08/0109
だれ?って方も多いと思いますが説明するのが上を見てください。
本当にザ・ペインズ・オブ・ビーイング・ピュア・アット・ハート的な泣けるぐらい美しくてキラキラしてるシューゲイザーバンドです。
まだ1stが出てないんですがこちらの日本独自編集EPでやられました。来年のフェスに来て欲しいバンドです。
20.The Internet / Ego Death
来年の来日も迫るThe Internetの新譜です。前作もすごく良かったんですが個人的には今作のがさらに聴きやすくて好きです。
ブラックミュージック最高!!
19.Refused / Freedom
スウェーデンの伝説のハードコア/ポストハードコア・バンドRefusedの17年ぶりの新アルバムです!!!!
やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
あんまり期待してなかったんですけどいやー本当に前作の名盤The Shape of Punk to Comeとあまり変わらないぐらいにかっこいいです。
チェックしてない人も多いと思いますのでだまされたと思ってチェックしてほしいですね。
18.ADELE / 25
今年最大のトピックスでしょう。アデルの新譜です。この音楽が売れない時代に驚異的な売り上げで売れまくってますね。聴いてみると売れてる理由もわかります。圧倒的な名曲感、名盤感が作品の中に溢れてます。最初は19,21のが良いなあと思ってたんですが聴きこむとこれも本当に捨てがたいですね。
17.Jamie xx / In Colour
The xxの頭脳Jamie xxのソロアルバムです。って説明することもないぐらい全世界の音楽雑誌、音楽サイトで絶賛されてますね。個人的にはこの手のジャンルは苦手な方なんですけどそんな私でも純粋に好きだし凄い作品だと思います。かなり聴きこみましたね。
16.WOLF ALICE / My Love Is Cool
ウルフアリスの待望の1stですね。NMEで年間4位、ラフトレードでは年間6位にされてるぐらいで世界的にはそれほどの評価ではないような気がしますが私の中では相当評価高いです。オルタナティヴロック、シューゲイザーなどの良いところを合わせたよなクールなサウンドが本当にかっこいいです。サマソニのライブも最高でしたが来年早々の来日も決まってますね。
15.CIRCA WAVES / Young Chasers
ジャケがダサい笑。
去年の私の年間ベストでEPなのに異例のランクインをしましたが今年はいよいよ1stを出してくれましたがまあ想像の数倍良かったです。本当に60年代ロックンロールの名盤を聴いているかのような作品です。疾走感がたまらないロックンロール初期衝動的な傑作です。サマソニのライブも最高でしたね。
14.Florence + The Machine / How Big, How Blue, How Beautiful
Florence + The Machineの新譜です。インディーロックの新世代の女王といわれるフローレンスですが今作はあれ?何があった?ってぐらいスタジアムロックっぽいです。グラストンベリーでもフーファイターズに代わりヘッドライナーを務めましたがまさに数万人規模のライブに映えそうな曲ばかり。そのせいで世界的には「こんなのフローレンスじゃない!」「売れ筋狙いすぎ!!」と評価は低いですが僕はこの変化をかなり評価してます。いつか誰もがわかる日が来ると信じています。
13.Jeff Lynne's ELO / Alone In The Universe
20世紀を代表するポップの魔術師ジェフリンが帰ってきました!!!!
やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
15年ぶりの新譜ですよ!ELOの作品って感じではないけど本当にポールマッカトニーみたいな王道ポップアルバムです。最高。20世紀のポップを愛する人は全員聴くべきです本当に。
12.米津玄師 / Bremen
今年の邦楽ロックの最大級のトピックが米津玄師のこの作品だと思います。前二作の彼の作品も素晴らしいんですがごちゃごちゃしてて(それが良さではあるんですが)万民受けするような曲ではなかったと思うんですけど今作は本当に洗練されてて国民的アーティストになることを拒否することをやめたような気がするんですよね。本当に色眼鏡で見ないで心から聴いてほしい作品です。
11.Julia Holter / Have You in My Wilderness
全世界で絶賛されてるJulia Holterの新譜。本当に聴けば理由がわかるって感じです。基本的には良質なアコースティックなサウンドなのにサイケで混沌としているのに聴いてて心地いい本当に不思議な音楽なのに誰が聴いても素晴らしいと素直に思えるような本当にすごい作品です。
10.Tame Impala / Currents
Tame Impalaの待望の3rd。Tame Impalaの作品って全部良いんですけど今回も同じように最高ですね。前作よりもサイケ色もソリッドのギターサウンドも抑え気味で凄いポップなんですけどそれもまたいいですね。とにかくライブが観たいし観たくなるような作品です。
9.MIKA / No Place In Heaven
MIKAの新譜ですがほとんど話題にもなってない作品ですね苦笑
しかし!!今回のMIKAの作品本当に名盤の1st以来の作品だと思います。今回の年間ベストを書くにあたり聴きなおした時にこの作品の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってほしいと思って上位にしました。本当にポップな音楽が好きな人には絶対に聴いてほしいです。こんなに聴いてて楽しくなる作品はそうないと思いますしそれでいて切なくて本当に最高です!!
8.WALK THE MOON / TALKING IS HARD
2014年11月に出た・・・・・・
って2014年の作品やないか!!!!!
っていうご批判いくらでも受けます笑
まあ世界的に有名になったのは今年だし日本盤が出たのは今年の夏ですのでということで苦笑
いやー、本当にポップな80`Sディスコサウンドみたいな音が最高なんですよ特にリード曲のShut Up and Dance本当に最高なんで聴いてみてほしいですね。サマソニでのライブは今年一で楽しかったです。来年の来日も行きたいですね。
7.Sufjan Stevens / Carrie & Lowell
Sufjan Stevensの待望の新譜で世界的にもかなり高い評価の今作。私はIllinoisとかMichiganとかThe BQEとかSufjan Stevensが本当に大好きなんですが今作の過去の名作に負けないぐらい素晴らしい作品ですね。『美しい』という形容詞がピッタリの作品だと思います。芸術的な音楽。最高のSufjan Stevensが帰ってきたなあという感じですね。
6.TUXEDO / TUXEDO
メイヤー・ホーソーン×ジェイク・ワンのプロジェクトTUXEDO!
日本ではしゃべくり7で向井理が会いたい人として紹介したことで話題になりましたね。ディスコ、ソウル、R&B、ファンクといったブラックミュージックの要素を加えまくった最高にファンキーなアルバムです。本当にただ聴いてほしい。ただその音に身を任せてほしい。これ以上踊りたくなるような作品はないのでは?ってぐらい最高のダンスミュージックです。サマソニでのライブも最高でしたね。こちらも来年の来日も決まってますね。
5.星野源 / YELLOW DANCER
星野源の新譜です。この作品についてもう語りつくしたので
http://ameblo.jp/lifeisunfair/entry-12102791958.html
以前に書いたこちらを読んでください。
ほんとに最高です。
4.Alabama Shakes / Sound & Color
Alabama Shakesの新譜です。全米一位にグラミー賞ノミネートとか比較的コアな音楽好きより一般層に支持されてる感じがします。
しかし、これほどソウルフルでディープな音楽が全米一位とか素直にアメリカという国の凄さを感じますね。黒いロックというのが最近少なかったと思うんですけどこれほど見事な黒いロック。拍の妙といいますか音が詰まってない感じが音を詰める時代に新鮮です。本当に胃もたれするぐらいのボリュームで最高ですよ。
3.Grimes / Art Angels
私の今年のベストアルバムです!!!!
じゃあなんで3位なんだ!???
っていうのはその作品の意味みたいなものを重視した結果ですね。そういうのは無視すれば今年一番好きな作品です。とにかくこんなのありえるのか?ってぐらい最高にポップで弾けてて凄い作品です。この才能にはただただ感服するしかないです。絶対聴いてみてほしいです。
2.The Weeknd / Beauty Behind the Madness
二位はこの作品です。マイケルジャクソンの再来の歌声なんて言われてますけど本当にマイケルっぽい歌声も最高なんですけど曲も最高にクールでファンキーでかっこよすぎです。かっこよくて、甘くて、切なくて、楽しくて…
彼のブラックミュージックへの愛が詰まりまくってます。
まあそれ以外にもいろんなものが詰まってて最高のアルバムですよ。相当聴きこみました。ゲストも豪華ですね。Angelの名曲感は本当にすごいです。
いよいよ今年の一位の発表です
1.Kendrick Lamar / To Pimp a Butterfly
まあピッチフォークをはじめ世界中の音楽メディアと同じなんで面白みがないんですが苦笑
今年はこれを一位にするしかないと思います。前作も名盤でしたまさかの前回以上の傑作でしたね。ジョージクリントン大統領の参加ほかケンドリックのファンク、ソウル、HIP HOP、ジャズなどなど過去のブラックミュージックの愛に溢れすぎてます。
アイザックニュートンがロバートフックにあてた手紙に書いてあったことで有名な
If I have seen further it is by standing on ye sholders of Giants(私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。)
の一文のようにケンドリックは過去の偉大なブラックミュージックの先人たちの肩に乗っているから他よりも優れているんだと思う。それを証明するためかのような作品。だからこそ私はこの作品の持つ意味や価値ブラックミュージックを愛する者として今年最高の作品として選ぶ以外の選択肢はなかった。とにかく最高の黒い音です。絶対に聴くべきです。
ということでは今年は画像が貼りやすいのと文字数制限がないのでのnoteで年間ベストを発表してみました。
読んでいただきありがとうございました。
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