1. アジア

   • ドル下落/金利横ばい/日経株価下落/アジア株下落

   • FRBパウエルの発言により安心感。堅調な経済指標の結果をマイナスではなくプラスに受け止めリセッションに突入したわけではないとの発言。

2. 欧州

   • ドル上昇/国債利回り上昇/英株価上昇

   • BOE→MPC政策金利でどれほど利上げするか注目されている

   • GDPや決算など好調結果を受け安心感。株価を押し上げリスクオンになった

   • インフレが最高高値を更新。９月に大幅な利上げをする見方が強まった。

3. NYC

   • ドル下落/国債金利下落/米株価上昇

   • 米国の場合やはりリセッションにむけてセンシティブになっているようだ。ドルは大きく買われリスクオフに

   • CPIでの結果でインフレ率が上昇。ドル買いになっていた。

   • ミシガンでの経済指標発表を受け5.2％といままでの結果からみて低水準に戻った。このことを受けドル買いが失速。反落した

   • この日の経済指標を受け、短期金利先物市場が織り込む、９月の連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）での５０ベーシスポイント（ｂｐ）の利上げ確率は７２％、７５ｂｐの利上げ確率は２８％となった。

   • 米国債利回りは下落。本日発表された個人消費と人件費指数が高かった事を受けインフレが根強いと確認された。

市場のまとめ

• 米ドル人件費指数が前回に比べ減速。コンセンサスを超えた事により雇用情勢の強さが引き続き賃金を押し上げていることを示した。

• インフレと成長率が弱まる時期はポジション調整が起きやすいため８月雇用統計はボラがでる確率が大きい。

• 市場は景気後退をすでに織り込んでいる次はインフレが更に悪化するのではないかとの見方が強い。

• 逆イールドが更に進む

• 成長見通しの悪化にＦＲＢが対応せざるを得なくなるとの見方から、市場では現在、ＦＲＢは来年利下げに転じるとの観測が織り込まれているとし、逆イールドは当面解消しない見方が出てきている

来週の経済指標

ドイツの小売売上高
ユーロスペインの製造業PMI
ユーロイタリアの製造業PMI
ユーロフランスの最終製造業PMI
ユーロドイツ最終サービス PMI
ユーロ最終製造業PMI
ユーロイタリアの月間失業率
ポンド最終製造業PMI
ユーロ失業率
米ISM製造業PMI
米ドル建設支出
米ドルISM製造価格