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バッグを自分好みにリメイクする

購入したものがイマイチだったりすると、そこに手を加えてリメイクするのは日常茶飯事で、先日は "ポーチの内側をアレンジした" なんていう記事を書きました。

で、また、なんですけどね。
斜めがけバッグが欲しくて、ネットで見つけたこんなのを買ったんです、ついこの間。

正面にはポケットが2箇所、内ポケットもついていて

裏面は何もついていなくてスッキリしてはいるんですけど、内ポケットを縫い付けたミシン糸がクッキリ見えています。

しかも、少し傾いて縫い付けられちゃってるので、左右で幅が5mm違うっていう。

う〜〜〜ん。
こういうのが気になるタチなので、これはなんとかしたいと思ったわけですね。

ってことで、入れる場所がもうひとつ欲しいこともあり、この部分には大きいポケットを作ることにしました。

更に「かぶせ (フタ) も付けたい」となったので、なら一緒に作ろうかといろいろ物色してみたところ、いつぞや買った100円ショップのデニムのハギレを発見したので

これを使うことにして、とりあえずバッグと合わせて様子を見てみます。

出来上がりイメージはこんな感じですかね。

ってことで、サイズを決めて布を裁断。

縫い代にアイロンをかけて

ブランケットステッチで縫い付けていきます。

デニムに合う色味の手縫用の糸がなかったので、今回は厚地用のミシン糸を使うことにしました。

内袋を縫い付けたミシン糸が隠れるように、チマチマと縫い進めていくと

出来上がりはこんな感じに

マチを付けて、A5のノートがスッポリ入る大きさにしましたよ。

次は、かぶせ部分なんですけど、ずっと考えていたことをやってみることにします。
「こういうのが欲しい」っていうのを自分で作っちゃおう、っていうことなんですけどね。

前から『かぶせ部分を服に合わせて変えられれば良くね?』と思っていたんです。
素材でいうと冬はフエルトとか毛糸、夏は麻やレース、色も赤やら黄色やら、好きな色味と柄を選べたら良くないですか?
っていうので、『付け替え出来るかぶせ』を作りたいと思います。

付けたり外したりするので、ジッパー、スナップ、マグネットなど色々考えましたが、ニコイチのパーツを片方だけ使うようなやり方だとすごくもったいないので、無難にボタンを使うことにしました。
本体にボタンを縫い付け、かぶせ側にボタンホールを作って着脱するデザイン

これで作ってみます。

生地はデニムオンリーだとつまらないので、表に柄布を使って裏がデニムになるように縫い合わせることにしました。
じゃ〜どんな柄にする?ってなるんですけどね。

ハンドメイド作家をしていた頃はとんでもない量の布地があったので、活動をやめてからは気に入った生地だけ手元に置いて、残りは現役のハンドメイド作家さん方にもらっていただいたんですが、その手元に残しておいた『お気に入りの生地』を使いたいと思います。

中でも、使いたいんだけどもったいなくて全然使えていない "フィードサック" を引っ張り出してみました。

フィードサック ( feedsack ) とは、アメリカで穀物・種・肥料・飼料などを入れるのに使われていた布袋のことです。フィードサックが広く利用されていた期間は30年足らずでしたが、その種類は何万にも及ぶといわれています。
現在はアメリカではコレクターズ・アイテム、日本ではハンドメイド好きな人たちの間でとても人気があります。

っていうので、今回これを使ってみようと思ったら

サイズが全然足りない、っていうね。
そういえば、フィードサックのハギレって、20cm 前後の大きさでした。

仕方がない。
じゃ〜、これかな?っていうので選んだのが『marimekko』。

前に、間仕切りカーテンを作った時の余りです。

ただ、柄がものすごく大きいので、28cmにカットするとなるとどの部分を切るかが問題なんですが、いくらなんでも "ど真ん中をカット" なんていう使い方はもったいないので、端っこを切りましたけどね。

こんなカットですけど、まぁいいでしょう。

まずはベースとなるデニム生地の縁部分を縫ってから

マリメッコをはめ込むと、こんな感じ。

なんだか、虫の目玉に見える。
う〜〜〜〜〜ん、と思うけれども、切っちゃったのでこれで仕上げてみます、とりあえず。

マリメッコとデニムを縫い合わせたら

これをバッグにボタンで取り付けるわけですが、そのボタンに今度は悩みましてね。
直径2cm の大きさを4個取り付ける予定ではいたものの、どのボタンを付けるかは決まっていなかったんです。
そこで、ストックしてあるお気に入りボタンたちの中を覗いてみると、ピッタリサイズがありまして

仮置きしてみると、3個でちょうどいい感じでした。

顔が3つ。
ちょいと気持ち悪い気もしますけど、可愛いのでコレにします。
ちなみにこのボタン、3年くらい前に作ったニットのバッグに使っているんですけど

これがラストの3個。
このバッグにつけたら、おしまいです。
大事に取っておいたんですけど、やっぱり使いたいと思いまして。
だいぶお気に入りだったので新たに探してみたんですが、購入したサイトは無くなっているし、何せ20年くらい前に買ったものなので、あるわけないなとあきらめました。
こういうボタンって、なかなか手に入らなくなってしまったので、今となっては貴重なアイテムですね。


で、かぶせとバッグ本体を合わせて、ボタンの取り付け位置を確認したら

ボタンホールを縫い

バッグにボタンをつけて

完成です。

試作としては、上出来じゃないでしょうか?

ただ、美しさという点では、まだまだ修行が必要です。
ステッチの縫い幅はマチマチだし

ボタンホールなんて、下手クソすぎてだいぶ凹みましたからね。
「3箇所あるから3つ目は上手いこと縫えているだろう」なんて思っていたら、全然上達しなくてビックリですよ。

3つ目のボタンホール

コレについてはちょいと納得できなかったので、この後「ボタンホールを美しく縫い上げる練習」にハマる予感がします。

まぁ、こんなザックリしたメモ ↓ で作るわりには

イメージが形に出来ていると思いますけどね。

今回の『付け替え用かぶせ』を制作中に、ニット素材もいいかも?と思いついたので、夏に使えるように綿のニットで作ってみるつもりで、それ用に試し編みをしてイメージを膨らませています。


ってことで、出来上がったバッグを早速使おうかと、今まで使っていたバッグの中身を移動させ、ショルダーストラップの長さを調整していたその時、ストラップの一部がちゃんと縫われていないことに気がつきました。
長さ約10cm 、布の端がきちんと織り込まれない状態で縫い合わされています。

ウソ〜〜〜〜ん。
ショック。
これ、返品交換レベルだったじゃん。
商品開封後、ちゃんとチェックしなかったワタシのミスですな。

今日は「出来上がった」という達成感に満たされていたいので、修復作業は後日やることにします。
ヘンテコなタグも取りたいし。

『 that's my bag  ( 私のバッグ) 』って。
何?


新しいかぶせが出来たら、またお知らせすることにします。







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