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テントウムシがいっぱい

先に言っておきますが、虫の苦手な人は読まないでください。
タイトルから「テントウムシ好き〜」っていうノリで、かわいいイラストなんかを連想されている方は、特に読まないでください。
普通に、虫の記事なので。

っていうのは、我が家の庭に唯一植わっている枝垂れ梅に、大量のアブラムシが発生して震えているんですよ。
はじめは全然気づかず、多肉を寄せ植えしている時に「変な虫がいるな」程度だったんですね。
それがある日、ゴミを捨てに出た母が玄関先で「なんだこの虫!」と大きな声で叫んだので、「どうしたの?」と下へ降りると、グレーの丸っこい虫が玄関口にウヨウヨいましてね。
本当に、鳥肌が立つほどの量で、玄関のドアや地面、多肉の鉢周り、家の基礎部分のコンクリートまで張り付いてうごめいているわけですよ。

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ひえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

とりあえず母が持って来た、ハエ蚊用の防虫スプレーを噴射してその場をしのいだものの、とにかく大量すぎるので、まずはあの虫がなんなのかを調べることにしました。
姿形から特定はできなかったんですけど、アブラムシだという予測はつき、「梅・アブラムシ」で再検索してみると、オカボノアカアブラムシっていうのが出て来ましてね。
たぶんコイツだと思います。

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オカボノアカアブラムシは、梅・杏の芽の付近で卵で越冬する。 6月頃までこれらの寄主で増殖し、夏は稲・ヒエ等に移動しここで繁殖をくり返す。秋になると再び梅・杏に有翅虫が飛来し、ここで越冬卵が産まれる。

秋になるとまたやって来る…。
マジか。

去年はいなかったんですよ。
気づかなかっただけなのかもしれませんけど、こんなに大発生していなかったのは確かです。

困った。

で、今度は駆除方法を調べるわけですが、アブラムシにおいては牛乳や酢を水で薄めて散布しても良いとか書いてありましたけど、オカボノアカアブラムシには薬剤散布が一番良いようです。

とはいえ、すぐに薬剤が用意できるわけもなく、天気もず〜っと雨だったこともあって様子を見ていた状態で、その間玄関付近に毎日ウジャウジャやって来るヤツは殺虫剤で始末して、梅の木にいるヤツには「テントウムシ、カモン!」と祈るだけでしてね。

アブラムシの捕食天敵であるテントウムシがいい仕事をするらしく、なるべくなら薬じゃなく自然に任せたいところで、ワタシが思う理想のフローはこんな感じ↓なわけです。

1.大量のアブラムシに
    ↓
2.大量のテントウムシが来て
    ↓
3.テントウムシがアブラムシを食い尽くし
    ↓
4.アブラムシ全滅

ただ、「アブラムシの増殖が盛んになるとこれら天敵の捕食力よりアブラムシの増殖力が勝り発生を抑止しきれない」らしいので、やっぱり薬か?と迷うところでもあります。
それでもなんとか自然の力を信じたいところがあり、雨が止んだ日に梅の木の様子を見に行ってみると、なんとテントウムシの幼虫が山ほどいるじゃ〜ありませんか。

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テントウムシになり掛けのヤツ(さなぎ)もいて

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まさに、テントウムシパラダイスになってましたよ。

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1日に、テントウムシの幼虫はアブラムシを20匹ぐらい、成虫では100匹以上食べるとされていて、(テントウムシの種類によって差はあるものの)一生では4000匹以上を食べるといわれているそうです。
成虫の寿命は長くて2~ 4ヶ月らしいので、早く大きくなって食い尽くして欲しいと願うばかりです。


みなさまのご支援に感謝します。