今の家に越してきて２年が過ぎました。
引っ越してすぐ、カーテンがついていないところからはじまって、少しずつモノを揃えていき、ようやく形が整って快適に住めるようになるまで１年以上かかり、やっとアレンジを加えられるようになった、という段階です。

（家を建てている時の経過や、建った後の現在進行形なんかをちょいちょい記事にしていてマガジンにまとめています）
→『家を建てる 〜取り壊しから完成まで〜』
→『家を建てた 〜現在進行形〜』

時間やお金をアレンジに使う余裕が出てきたというのもありますけど、ひと通り環境が整ったところで実際の生活に合うものかどうかがわかってきて、より快適に過ごすために変えていく状態にある、っていう感じでしょうか。

「ここに棚が欲しい」となった場合、「サイズはこれくらいで色味はこんな感じ、アイアンとウッドでヴィンテージ風に」なんていうイメージが出来上がってそれに合ったものを取り付けていく、っていうのを楽しめるようになってきたわけですが、少しずつ創り上げていく中でふと未完成だった部分に気付いたりして「あ〜、コレね」と、ちょいと我に返るなんてこともありましてね。

２０１９年の６月の記事（『ネジにもこだわりたい』）で、「階段の手すりの取り付けに使用するビス（ネジ）はこれにしたい」なんていうのを書いていて、「探しまくってやっと手に入れたのが２０本入りで数千円っていうシロモノで、悩んだ末に必要数（２袋）を購入した」んだけれども、いざ取り付けてもらうと４本足りなかった（記事→『ネジが足りない』）っていうことがあったんです。

で、その部分をどうするか、しばらく考えてはいました。
そのしばらくが、数週間、数ヶ月と経過して
もうこれでいいか。
誰も気づかないし。
別に困ってないし。
ってな具合に、完全放置状態になっていたわけです。

ビスはず〜っと探し続けてはいたんですけど、条件に合うものがなかったっていうことなんですけどね。

それが、つい先日、全く予想もしない所でこれによく似たビスを見つけまして「アレ？もしかしてこれ、合うんじゃね？」と購入し

取り付けてみると

ピッタリ。

見つけるのにあんなに苦労したのに、２０本で数千円だったのに、１２本７１５円で手に入りましたよ。

ビックリ。

完全放置から約２年、ようやく手すりが完成しました。

物事にこだわり過ぎるのは良くないと思いますが、こういったこだわりについては、捨てたくないというか、こだわっておきたい部分であるというのを再認識しました。

「誰も気づかないけど、これがいいんだ」という自己満足の域でのこだわりは、自分にしかわからない、ちょっとした幸せをもたらしてくれたりするので。