見出し画像

壊れたら、アレンジする

ヒビが入ったフタ

とてもかわいい形の大きな瓶を頂いたので、お米入れにしようと思うのですが

フタ部分にヒビが入っていまして、どうしたもんかと考えていました。

パッキリ割れているわけではないので、テープみたいなのを貼ってしまえば全然大丈夫そうなんですけど、それだと「割れ目にテープを貼ってます」っていう、わかりやすいカッコ悪さでテンションが下がりますから、面を全部覆うタイプのステッカーを貼ることで解決させたいと考えました。
とはいえ、ピッタリサイズで気に入った柄なんて見つけられっこありませんから、ここは例の如く、自作します。

ちょいと前に作ったコレ ↓

と同じ感じで、フタのサイズに合わせた丸型でデザインを作り

光沢タイプのシール用紙にプリントします。

100円ショップで購入

欲しいステッカーは1枚だけなので1つだけ印刷すればいいんですけど、1枚全体に印刷しないと用紙が汚れてしまいそうな気がするので、いろんな大きさを作って配置しプリントアウトしてみました。

う〜〜〜ん、プリンターがダメだ。
背景がかすれて、横線が入ってしまってます。
試し印刷では、こんな風に↓ 横線はそんなに気にならなかったんですけどね。

だいぶ残念ですが、販売するものではないので、このまま使うことにします。

ハサミでカットして

フタに仮置きしてみると

お?
イイんじゃないの?

フタそのものの色が気に入っていて、そこに合わせる色味で考えたんですけど、ミスプリのはずのシマシマ模様がなんとなくアンティークな感じで、イイ具合に味を出してくれました。

とりあえず、フタのステッカーはこれで良し。
で、他のサイズ違いも切っておこうとチマチマ切っていたら、ミスってる部分を見つけて絶句する、っていうね。

はみ出てる。
マジか。

全部はみ出てる、ってことか。

あ〜あ。
やっちまったな〜。

こういうのって、あるあるなんですけどね。
作業してる時は、気づかないんですよ。
だから何度も試し印刷して確認するのに、なぜかこういうことが起きる。
二重チェック (他者の目でも確認) するってすごく大事なんだな、と思い知らされます。

ってことで、忘れないようにこの部分を修正してからデータを保存しました。

割れた陶器

大好きな陶芸作家さんのひとり『atelier BOKKO』さんの作品で、とっても気に入っていた小皿があったんですけど、ウチのボスがうっかり割ってしまいましてね。
もう、発狂ですよ。
その後は、数時間無言。
割れた小皿を見つめながら、心をどうにか落ち着かせ、出した結論は

『ボンドでくっつける』。

どうしても捨てたくない。
っていうので、くっつけましたが

割れ目が超目立つ。
う〜ん、どうしたもんか。

欠けたり割れたりした器を漆を使って修復する伝統的な技法『金継ぎ』が今、ちまたで人気らしいんですけど

ワタシは、どうも好みじゃない。
普通に、金色が、好きじゃないんです。
金継ぎは、小麦粉や米粒等を漆と水で練ったものを塗って接着したり、欠けた部分を埋めたりして修復します。
ほぼ漆で修復して金は最後の仕上げなので、金を用いなければそれで良さそうですが、詳しく調べてみると、割れの場合は欠けよりも乾燥が倍かかり、全工程終了まで1ヶ月近くかかるみたいなので、これはやめました。
必要な材料が揃った便利なキットも販売されてますけど、まぁまぁ良いお値段がしますしね。
「漆は天然素材なので食器に使用できる」というのが特徴なんですけど、ワタシは食器として扱えなくても構わないので、もっと手軽に、パテを使うことにしました。

これは車の修理とかに使うラッカーパテなんですけど、ウチにはコレしかないので、これで隙間を埋めます。

もちろん、ボスにやってもらいましたけどね。

これはこれで、金継ぎよりはイイかな?とは思いつつも

やっぱりどう見てもヒビなので、緑色を活かして葉っぱを描くことにしました。
つたの葉のイメージで。

陶器には絵を描いたことがあるんですけど

今回は、より簡単にやってみます。

プライマー (下地材) は塗らず、ダイレクトにリキテックスで描き

プロッキーを使って影を加え、更に葉っぱを描いて

出来上がりです。

これからは『小物入れ』として、第2の人生を歩んでいただこうと思います。

画像タップで制作の様子(動画)が見れます


ちょこっとした工夫

『ないものは作る』精神は昔からですが、使い勝手を良くしたくて DIY はちょいちょいしていて

最近、アトリエに更に追加したものがあります。

この壁面に ↓

ワックス塗装した5cm幅の薄い板を、ビスで留め

フックを付けて

ヘッドホン入れを引っ掛けました。

ヘッドホンが入っていた箱にペンで落書き

これで、使いたい時にすぐヘッドホンを出せるようになりましたよ。

反対側の壁はこうなっていて

紙が挟めるホルダーなどを貼り付けています。
壁紙にガビョウやらの穴をむやみやたらと開けたくないので、こんな板を取り付けたんですが、片側の壁面だけでは足りなくなり今回増やしたわけですね。

作業効率も見た目も良い、妥協しない空間づくりはワタシにとってはとても大事なポイントで、こういう手間は惜しみません。
人間、遊び心がないとね。


DIY に興味ある方は、それ関連の記事をまとめたマガジンをどうぞ


みなさまのご支援に感謝します。