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世界堂には売っていないけどオススメの筆

noteに書く記事は、身近なことをネタにするエッセイ的なものがほとんどですが、実験的なことだったり実際にやってみたっていうものをブチ込みながら、役に立つ情報をなるべく入れることにしています。

note(自分の記事)の閲覧数なんかを確認することができる「ダッシュボード」を久しぶりに見てみると、コロナの影響が大きいと思われる記事が上位を占めていました。

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指先のガサガサをなんとかしたい」はアルコール消毒等で手が荒れてしまった人が、「マスクの柄合わせ」はマスクを手作りする人が、「ルービックキューブ4×4を攻略する」はおうち時間がたっぷり出来てしまった人が読んでくださったんだと思います。
気になるのは、その次の「世界堂にはコピックがない」という記事です。
コピックマーカーを扱う方が「確かにそうだ」「そういえばなぜ?」と思いながらポチッとしてくださっているんでしょう。
どなたかが Twitter でこの記事をツイートしてくださってましたし、コピックを使う人がとても増えたので、普通にこのタイトルに惹かれたのかもしれませんね。

世界堂にコピックがないのはなぜか?は、記事の中で述べているようにあくまでもワタシの憶測ですが、世界堂に欲しいものが売っていないという現実は相変わらず、ショップに行く意味が本格的になくなってきました。
というのは、つい先日、我が家から一番近い(といっても車で小1時間かかる)世界堂が閉店しましてね。
閉店というか、他店(隣の駅の店舗)へ移転したんですけど、これがものすごく不便になったんですよ。
駅ビル内に入ったので電車移動の人には便利になったと思いますが、車移動の人にとっては、提携駐車場が遠い上に2000円以上買わないと駐車料金が無料にならないっていう、と〜ってもヤな感じになったわけです。
「マーカーだけちょっくら買いに行こうかな」っていう気に全くならない、というより、ちょっくら買いに行かれない不便さしかないので、「行く時はまとめ買い」っていう具合に年に数回しか使わなくなりそうです。
そもそもワタシが欲しいメーカー(Too)の商品がないので、不便になった事で「これはもう行く理由がなくなった」といっていいくらいの、遠い存在になったといっても過言ではありません。

愛用するメーカー「株式会社Too」は、昔「株式会社いづみや」という名前でした(1992年に社名変更)。
ワタシが専門学校に入った時、画材筆は全て「いづみや」のものでして、筆入れは今でも使っています。
ちなみに、筆は1本だけ残っていますが、今でも現役ですよ。

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いづみやの筆は、とにかく描き心地が良くて使いやすいんです。
専門学校時代から使っていた平筆や面相筆がダメになってしまった時、即買い換えたかったんですけど取扱い店がないっていう状態で、いづみやの筆が手に入らなかったんですね。
で、仕方なく他メーカーを試しに買って使ってみたものの、どれもイマイチ。

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安くはないので、あれもこれもと一度にたくさんは買えません。
一か八かの賭けみたいに、吟味した1〜2本を奮発して買うわけです。
高いんだからそこそこいけるだろう。
悪くはないはずだ。
いや、悪いはずがない。
使いやすくあれ!
と、願いを込めて買うんです。
それが、一瞬で「全然使えない」とわかった時のショックといったら、損したとかそういうレベルじゃない、ワクワクが絶望に変わる感じの、「箱を開けたらピザが滑り落ちて床に全落とし」みたいな、そういうのと同じガッカリ感です。
たま〜に「ふざけんな!」と、叩きつけてやりたいくらいのシロモノもありますからね。

ワタシの経験ではいづみやの筆が一番で、今後買うとするなら絶対にコレなので、Tooのサイトをチェックしてみると、販売されてましたよ。

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で、注文してみました。

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「玉毛白桂」はまとまりが良くコシがあるので「No.5」でもとっても細い線が描けます。穂の長さがちょうど良く長すぎない、というのもポイントです。
リアル画で動物の毛を描く場合なんかは「No.1,2」が便利ですよ。
もちろん平筆もオススメですから、興味のある方はぜひ使ってみてください。

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ウェブショップはこちら→「Tools web shop
楽天ショップもあります→「TOOLS
「Tools web  shop」は5500円(税込み)以上で送料無料、「TOOLS」(楽天ショップ)だと3979円(税込み)以上で送料無料、コピックマーカーやリキテックスの他、いろんな画材が揃っています。
直営店もあるんですけど、1964年に新宿にオープンした「トゥールズ新宿店」は(2021年)1月に閉店したそうです。
マステやシール、スタンプ、デコパーツなどを取り扱うモノづくり系通販サイトもあるみたいなので、ハンドメイド好きな方はそちらもどうぞ→「cotoramonora

今回は筆だけ買うつもりが、コレ↓も買ってしまいました。

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ホルベインとヒグチユウコさんのコラボアイテム「お道具箱」です。

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ブリキ缶がこんなことになってたら、欲しいに決まってるよね。
フタを開けるとこんな感じでネコが寝てて

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フタの裏には、不敵な笑みを浮かべたお月さまがいます。

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こういうのは「何にも入れずに取っておきたい派」なんですけど、そろそろそういう “なんちゃってコレクター” みたいな事はやめて、大切に使って楽しむことを覚えたいと思います。

みなさまのご支援に感謝します。