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【クリエイターエコノミーニュース】Human or AIテスト、ラーメンを食べる美少女AIイラストが話題?など|10/17-10/23

こんにちは、クリエイターエコノミーをテーマに、クリエイターのためのお金やキャリア、テクノロジーの事例を紹介する媒体・クリエイターエコノミーラボです。

月曜日なので、今週もクリエイターエコノミーニュースを更新します。

クリエイターや関連業界の方に向けて、この1週間で公開された記事のなかから、「これは押さえておけるといい」というものをまとめて紹介します。

AI関連のトピック

Human or AIテスト

人間の描いた絵か、画像生成AIサービス「NovelAI(NovelAI Diffusion)」を使って描かれた絵かを当てるテストが、Twitterで話題になっていました。

ちょっと際どいイラストも出てくるので、平気な方はぜひ試してみてください。テストは2つあり、いずれも10〜15分ほどで完了できます。

第一弾
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdhEpBRnOwiFI-ieNKKu3Y0KcoFbd_ZWod1LeyoV6EEfY78HA/viewform

第二弾
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSenOv7USGsYGqsx8dGaSCCkGlhTY43Puxi9D20a2Q0U3kyZ4g/viewform

筆者は、第一弾が43/45点、第二弾が24/30点でした。しっかり見分けられる自信がそこそこあったんですが、難しいですね……。

AIで生成されるイラストのクオリティがかなり上がっていることを実感します。

また、現時点での人が描いたイラストとAIイラストの見分け方についてまとめられた記事も話題になっていたので、ぜひあわせて読んでみてください。

人気美少女キャラクターにラーメンを食べさせるイラストが話題

この一週間、NovelAIで描かれた、人気ゲーム『アイドルマスター シャイニーカラーズ』に登場するキャラクター・樋口円香にラーメンを食べさせるイラストが大きく話題になっていました。

箸を持たず笑顔でどんぶりから麺をすする姿は、言葉に表せないインパクトがあるというか、AIを使ったからこそ生まれたイラストだなと……。

このイラストが話題になり、NovelAIを使用し、ちゃんと箸でラーメンを食べる姿のイラストを生成しようと試行錯誤するも、なかなかうまくいかないという事例をよく見かけました。

この話題はインターネットミームとして広がっていき、人の手によるファンアートもたくさん描かれています。

ちょっと俗っぽい話題なので、ニュース内で取り上げるか迷ったのですが、AIイラストならではのおもしろさに注目が集まった出来事だったので紹介してみました。

他にも、美少女が「ケーキ化」した絵などが話題になっていたのですが、ちょっと絵面が載せづらい感じなので、気になる人はご自身で検索してみてください!

pixiv、AIイラスト急増で機能改修

10月に入ってから、各社のサービスがAIイラストへの対応を迫られていましたが、国内の大手イラストプラットフォームであるpixivが機能改修を発表し、話題になっていました。

10月下旬より、検索時のAIイラストのフィルタリング機能や、AIイラスト限定のランキングなどが追加される予定です。

NovelAIの研究書“元素法典”が日本語訳される

NovelAIで画像生成する際のプロンプト(呪文)をまとめた研究書である“元素法典”が、noteユーザーによって日本語訳されていました。

画像生成AIについて気になっているという人は、ぜひ目を通してみてください。

「Stable Diffusion」開発元が約150億円の資金調達

画像生成AIサービス「Stable Diffusion」の開発元であるStablity AIが、1億100万ドル(約150億円)の大型資金調達を発表しました。

GIGAZINEの記事を読むと、今年8月に公開されたばかりの同サービスが、ものすごい規模で利用されていることが分かります。

さらにStablity AIは、1日あたり1000万人以上のユーザーがStable Diffusionを利用しており、Stable Diffusionをブラウザから使える有償サービス「DreamStudio」のユーザー数は150万人以上であることを明らかにしています。

画像生成AI「Stable Diffusion」のデイリーアクティブユーザーが1000万人に到達、「DreamStudio」のユーザーは150万人超え

11月に「画像生成AIと著作権」のオンラインセミナーが開催

今年8月にStable Diffusionがリリースされ、AIイラストが注目され始めた際、AIで生成したイラストの著作権についていち早く専門家として発信していたSTORIA法律事務所が、11月にオンラインセミナーを開催するようです。

参加費無料ということなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

法制度関連のトピック

「退職金課税」についてのツイート

本業で税金関係の仕事をしているというTwitterユーザーのmizukiさんが、退職金課税についてツイートをしており、参考になったので紹介します。

個人事業主のクリエイターさんにも関係のあるお話です。ぶら下がっているツリーとあわせてご覧ください。

Webサービス関連のトピック

YouTube、4K動画有料化を撤回

先日発表されたYouTubeの4K動画有料化、批判が集まっていましたが、撤回されたようです。

YouTube Premium、ファミリープランが値上げ

こちらも同じくYouTubeのニュースです。

11月22日以降の請求より、ファミリープランが月額2280円となり、現在の1780円から500円の値上げとなるようです。

漫画・出版関連のトピック

『HUNTER×HUNTER』340話から370話まで無料公開中

本日発売の「週刊少年ジャンプ」より、3年11ヶ月ぶりに連載再開した超人気作『HUNTER×HUNTER』。

集英社が運営するゼブラックや少年ジャンプ+において、本編で連載中の「王位継承編」にあたる340話から370話(コミックスにおける32巻最終話から35巻最終話まで)が無料公開中です。

ここからさらに、すでに発売中のコミックス36巻、11月4日(金)に発売される37巻を読むと、連載中の本編に追いつけます。

『名探偵コナン』90巻分が無料公開

『名探偵コナン』90巻分が、スマホ用アプリ「サンデーうぇぶり」上で無料公開されます。

現在は11月8日(火)まで、1〜30巻に収録されているエピソードが公開中です。

アニメ関連のトピック

Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情

東洋経済オンラインが、Netflixのアニメについて取材した記事が話題になっていました。丁寧にまとめられており、参考になったので紹介します。

単に製作本数を減らすというよりは、長編アニメ映画などに的を絞って集中投資していく戦略にシフトしているようだ。ただ、Netflixがこのタイミングで戦略を変更した背景には、会員数の減少よりも深刻な課題がありそうだ。それは、Netflix独占配信アニメの中にヒット作があまりないという根本的な問題だ。

Netflixが日本での「アニメ製作」を減らす事情

『AKIRA』『カウボーイビバップ』など担当のデザイナーが語る舞台裏

続いて集英社オンラインによる、有名アニメ作品を多数手がけたグラフィックデザイナーに取材した記事です。

普段あまり表に出ないような、アニメに関わるデザイナーの仕事についてとても詳しく書かれており、おもしろかったです。

ゲーム関連のトピック

渋谷PARCOで自作ゲームを展示するとどうなるのか

渋谷PARCOで自作ゲームが展示されたというゲームクリエイター・じーくどらむすさん。

展示に向けてどんな準備をし、プロジェクトを通して何が起こったのかがとても詳しく書かれており、おもしろかったです。

「Goole Stadia」終了に翻弄され、涙を飲むゲーム会社

9月30日(金)にサービス終了が発表されたGoogleによるクラウドゲーミングサービス「Stadia」。

ユーザーだけでなく、ゲーム開発会社も突然の発表に驚いており、混乱している事例が紹介されています。

その他のトピック

最もお金と時間を使うオタクは?

ITmediaで、矢野経済研究所による「オタク調査」の結果が紹介されていました。

最も人口が多いオタクは?そして、最もお金と時間を使うのは? ──記事を読んで、確かめてみてください。

というわけで、今週分のクリエイターエコノミーニュースでした。

毎週の月曜日にこのニュースを更新しているほか、クリエイターへのインタビュー記事などを発信していますので、noteとTwitterでフォローして記事の更新をお待ちいただけると嬉しいです。

さいごに

▼最近よく読まれている記事

少年ジャンプ+編集部の編集長、副編集長が登壇し、「少年ジャンプ」がヒットを連発できる理由について語っている講演のレポート記事です。

▼最近公開した記事

連載「クリエイターの仕事図鑑」では、さまざまなクリエイターの仕事について詳しく伺っています。

今回話をお聞きしたのは、やさしい雰囲気のかわいらしい絵柄が特徴の、イラストレーターのましろようさんです。

今年3月よりAmazonで無料の絵日記漫画の自費出版を始め、現在は170万回以上DLされており、ネットで大きく注目を集めている漫画家・ぬこー様ちゃんさんのインタビュー。

どういう狙いでAmazonでの配信を始め、収入面でどういった変化があったのかなどを、「そんなことまで言っていいのか」というくらい詳細に語っていただきました。ボリューム十分の前後編の記事になっています。


運営:アル株式会社

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